スタートは何時にする?

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※本記事の内容は古くなっています。以下の記事も合わせてお読みください。

スタートは何時にする? 2017年版

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キャノボには「24時間以内に走り抜ける」という縛りがあります。

ということは当然、夜の区間と昼の区間があります。夜のほうが走りやすい区間もありますが、出来れば夜に走りたくない区間もあります。また、時間によって渋滞が起こりやすかったりといったことも考慮しなくてはなりません。

この記事では、スタート時間を何時にすれば良いかについて考えます。

目次

スタート時間による違い

一般的に、都市部は夕方に渋滞します。キャノボでは東京・名古屋・大阪という日本の3大都市を通るわけなので、これらの都市をできるだけスムーズに抜ける必要があります。都市は深夜から早朝は車通りが少ない特徴があります。

一方、山間部は街灯が少なく、夜間は危険が伴います。キャノボでは箱根峠・金谷峠・鈴鹿峠という3つの代表的な峠がありますが、配置的にどこかは必ず夜になります。

また、季節によっても事情は変わってきます。当然のごとく、冬は昼間の時間が短く、夏は昼間の時間が長いもの。日の出、日の入の時間も調べておきましょう。

他にも色々と考慮すべき点はありますが、すべての場所を理想通りの時間に抜けることは出来ません。「ここだけはこの時間に通りたい!」という所を決めて、後は妥協する必要があります。

ただ、この時間の決め方は成功率にかなり影響するので、是非良く考えて決めてください。

個人的なベストプラン

スタート時間の決め方は個人の考えがかなり影響するので(別に夜の山は怖くない人もいる)、以下は私が検討の末に辿り着いたベストプランです。

【東京発】1時出発

日本橋を深夜1時に出発するプランです。このプランがベストな理由は以下です。

・東京、大阪が深夜になる
 →交通量が少なく、走りやすい
・蒲田、戸塚を電車が動いていない時間に抜けられる
 →踏切で引っかからない
・箱根峠で日の出を迎える
・金谷峠が昼間
 →下りの不安要素が減る

ただし、鈴鹿峠は夜、名古屋と四日市を夕方に走る必要があります。

【大阪発】22時出発

梅田新道を22時に出発するプランです。このプランがベストな理由は以下です。

・東京、大阪が深夜になる
 →交通量が少なく、走りやすい
・大津~甲賀のエリアで深夜のため点滅状態になる信号が多い
 →信号ストップが大幅に減る
・名古屋を早朝に抜けられる
 →交通マナーに問題がある名古屋を比較的安全に抜けられる
・箱根峠を17時に通過可能
 →日の長い時期ならば、日の入り前に小田原まで降りられる

ただし、鈴鹿峠は深夜、藤沢エリアを夕方に抜けることになります。藤沢バイパスで渋滞にハマって参りました。あと、戸塚の踏切も電車が動いている時間に通ることになります。

簡易計算ツール

スタート時間と平均時速を入力すると、各地の到着時間を計算してくれるツールをExcelで作成してみました。計画のために使ってください。

ダウンロード: 各地の時刻計算

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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