この記事は約 6分で読めます。
【ルートガイド】姨捨~聖高原~戸倉温泉
「田毎の月」と国の名勝にも指定されている姨捨(おばすて)の棚田と、聖湖をたどる周回コースです。
2025年8月に訪れた際のレポートになります。個人的に姨捨はお気に入りの場所で、これまでに3度訪れています。
ルート概要
戸倉から姨捨まで登って、再び戸倉に戻って来る周回コースです。
戸倉は温泉街でもあるので、そこで汗を流してから上田駅や長野駅に戻って新幹線で帰ることを想定したコースになっています。
ルートマップ
距離: 45.3km
獲得標高: 1377m
平均勾配: 3.0%
最高標高: 1087m
姨捨の棚田を見た後、聖高原まで登り、そこで昼食を食べて再び戸倉まで戻ります。今回は、古峠(という名前の峠)を通るコースにしてみました。
アプローチ
今回のスタート/ゴール地点である戸倉は、長野新幹線の上田駅~長野駅のほぼ中間点にあります。どちらからも大体15kmほど。

今回は、JR上田駅を発着としました。
走行レポート
実際の走行写真を交えて、ルートの様子を紹介します。
以降の写真は、2025年8月のものです。一部、以前に走った際の写真も含みます。
戸倉~姨捨
千曲川からJR篠ノ井線の姨捨駅までを結ぶ、千曲市道9485線で登るのが王道のルートなのですが、今回は県道340号線で姨捨駅まで登ってみました。

千曲川に掛かる平和橋から姨捨方面を見た風景。

国道403号まで、一旦登りきった場所から善光寺平を望む。右下に映っているのが姨捨駅です。姨捨の棚田は姨捨駅よりも標高が低い場所にあるので、せっかく登ったのにまた下らなければなりませんでした。いつも同じ道でもつまらないと思って変えてみましたが、これは失敗。普通に千曲市道で登ったほうが良かったです。

こちらが姨捨の棚田です。稲が生えている時期には初めて来たかもしれません。

田植え前の時期に来ると、水が張られて更に美しい棚田の風景を見ることができます。この棚田に映った月を「田毎の月」というそうです。古くから、俳句や短歌にも登場していたとか。

姨捨駅。急峻な坂を登る路線のため、すぐ近くには有名なスイッチバックスポットがあります。一度、私も電車でここを通ったことがありますが、進行方向が変わるのは面白い体験でした。
千曲川展望公園

姨捨駅から斜度15%くらいの坂を登ると、千曲川展望公園に辿り着きます。

坂の途中にはヤギが四匹。前はいなかったので、最近住み始めたのかも?

千曲川展望公園。ベンチがあって、善光寺平を一望できます。

自転車乗り的には、展望公園の横の道のほうが撮影スポットとしても良いかもしれません。丁度よい高さのガードレールがあるので。
姨捨~聖湖
姨捨駅の標高は550mほどですが、聖湖の標高は約1000m。しばらく登りが続きます。

道路にはこのような案内が。千曲市役所としてサイクリングを推進しているようで、「ちくまサイクリング」というサイトでルートが紹介されています。この「姨捨山周回ヒルクライム」コースはその中でも上級コースらしいのですが、今回この記事で最後に紹介する「こうすれば良かった」コースとほぼ同じ内容になっていました。

麻績村(おみむら)との境にある聖湖に到着。

聖湖畔の様子。この日は煙火大会(花火のようなもの)があって色々と柵が立っていましたが、普段はもう少し開放的な場所です。
久々の自動販売機があるので、そこで水分補給をしてからリスタート。
聖湖~聖高原駅
聖湖から聖高原駅まではダウンヒルです。急な斜度なのでスピードには注意しましょう。

今回は、そのダウンヒルの途中にある古民家を利用した蕎麦屋「手打ち蕎麦 木」に伺いました。

実は以前にここを走った時にも同じ場所の蕎麦屋に入ったのですが、今年4月から新しい方による経営に変わったそうで。同じ蕎麦屋ではあるのですが、出す蕎麦の種類が変わっていました。


今回は、ざる蕎麦の大盛り(1300円)と、季節の天ぷら(400円)を注文。地場産の粉を使った十割蕎麦だそうですが、非常に美味しかったです。しっかり冷やされて出されるのもいいですね。天ぷらもサクサクで美味しい。「長野に来た!」という実感の得られる蕎麦でした。

ちなみに、車屋時代の蕎麦はこんな感じでした。胡桃だれのつけ汁に、乱切りの田舎そば。これはこれで美味しかったです。
聖高原~冠着駅~古峠
聖高原駅まで降りてくると標高は600mほど、ここからまた山を一つ越えないと戸倉には戻れません。

自治体推奨ルートは、県道55号線。しかしこのルートよりも、県道494号線~498号線のルートのほうが面白そうに見えて今回はそちらを選んだのですが……なかなか酷い目に遭いました。

冠着駅前から、登りがスタート。ちなみに、冠着山と姨捨山って同じ山を指すそうで。お隣同士の違う山かと思っていました。

冠着駅から古峠まで登る県道494号線は、舗装は悪くないものの、斜度が非常にキツかったです。2.4kmで240m登るので、平均斜度は10%。でも、風景が非常に開けた場所を登っていくので、見た目はキツそうに見えないのが嫌らしい。車通りもほぼゼロなのでトレーニングルートとしては悪くなさそう。

県道498号と合流する古峠に到着。

古峠は非常に眺望が良かったです。
古峠~戸倉
さて、古峠は県道494号のピークですが、県道498号のピークは更に2kmほど登った先にあります。

古峠から先は一気に路面が悪化し、落ち葉やコケの生えた場所が増えます。

冠着山頂への登山口を過ぎるとダウンヒルとなりますが、その先は落石も多く神経を使いながら降りることになりました。

戸倉まで残り1kmということころで、観音寺という寺がありました。「男女和合の神様はここ」だそうで。そして、この神社を過ぎると酷い舗装が待っていました。

パリルーベに出てきそうな、六角形が敷き詰められた凶悪舗装。しかも18%の下り。乗車して下ろうとすると跳ねてしまい、押し歩きで降りようにも自転車の振動が酷い。

この舗装が約1km続きます。仕方ないので、自転車を担いで徒歩で降りることにしました。SPDシューズで良かった。

ようやく人権のある舗装に戻ってきました。二度とここには来ないことを誓いました。
湯のさと ちくま 白鳥園
さて、ようやく戸倉まで戻ってこられたので、あとは温泉に入って汗を流すだけです。

このあたりには色々な日帰り温泉がありますが、今回は「白鳥園」を選びました。

千曲川沿いに立つ、かなり規模の大きな天然温泉です。施設的にはスーパー銭湯が近いでしょうか。入浴料は600円とお安い。

自転車乗り的に嬉しいのは、屋根付きのサイクルラックがあること。ここ以外でも千曲市はサイクルラックを良く見かけたので、やはり自治体としてサイクルツーリズムを推進しているように見えます。

館内も清潔。露天風呂からは千曲川の流れや、冠着山も見ることができて、非常に良いロケーション。お風呂の湯は私が戸倉温泉にイメージしていた「強烈な硫黄泉」ではなかったですが、良いお湯ではありました。

湯上がりには、館内レストランで食事を取りながら休憩。

ソフトクリームは長門牧場のもの。スーパー銭湯のレストランで出てくるものとは思えないほどの濃厚さ。美味しい。

名物の焼き鳥は1本150円。焼き鳥ながら衣が付いており、タレはにんにく醤油。こちらも美味かった。
まとめ
戸倉発着、姨捨~聖高原の周回コースの紹介でした。
新幹線駅からのアプローチが良く、登りごたえ的にも風景的にもワンデーコースとしては満足度が高いと思います。出来れば4-5月の田植え前の時期に来ると、田んぼに水が貼られて幻想的な風景を楽しめるはずです。
最後に、「こうすれば良かった」コースの紹介。
次回走る時にはこちらのルートにしようと思っています。千曲市推奨ルートとほぼ同じですが。
著者情報
年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。
