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【レビュー】CATEYE「CYCLiST EYE」
評価:4.5
CATEYEの販売するスポーツ用日焼け止め。汗に強いのに、石鹸で落とせるのが特徴です。
購入動機
元々は昨年の「東京糸魚川ファストラン」向けに購入しました。数日前まで雨予報だったので日焼け止めのことは考えていなかったんですが、直前に晴れ予報に変更。晴れた糸魚川は暑さとの戦いになることが多いので、なるべく強力な日焼け止めを買うことにしました。
馴染みのショップに行くと、並んでいたのは「ワコーズ」と「キャットアイ」。どちらも自転車用に作られた定評のある品です。ワコーズは落とす際にクレンジングオイルが必要で、キャットアイは石鹸で落とせるという差があるようでした。クレンジングオイルは勿論持っていないですし、かといって専用のものはかなり高価だったので買うのを躊躇。結局、キャットアイのを買うことにしました。
なぜライト・反射板メーカーのキャットアイが日焼け止め?と思ったのですが、Cyclowiredによれば「日焼けによる疲労が集中力を削ぎ、結果として事故リスクを高めることを防ぐ」という理由のようです。

製品概要
内容量は40ml。
スペックは、SPF50+、PA++++と最高クラス。SPF50クラスのものは紫外線吸収剤を使うことが多くなりますが、本製品は「紫外線吸収剤不使用」と書かれています。
香りは特に無く、無香料です。
成分表示は特になし。製造はナリス化粧品とのこと。
使用感
「東京糸魚川ファストラン」で使用しました。走行時間は10時間半、うち9時間半ほどが太陽に出ていた時間となります。
塗布
乳液状です。伸ばしやすさはそこそこ。以下の製品に比べると伸びませんが、これまで使った中では伸びやすいですね。
両手・両足・首筋・顔に塗りましたが、大した量は使いませんでした。ひと夏では使い切れなそう。
効果
走行中の最高気温は25℃程度でしたが、涼しい日が続いてからの暑い日だったので、結構汗はかきました。
特に塗り直しはしませんでしたが、走行終了後の風呂でもヒリヒリ感は無し。9時間半ほど日光を浴びて、かつ汗もかいて、この効果は素晴らしいですね。
なお、「SPF50+」は、
20分×50=1000分=16時間40分
だけ持つという意味の表示です。さすがにこれは汗で落ちることは勘案されていない数値だと思いますが、春先の暑さで10時間程度なら持ってくれるようです。
除去
糸魚川ファストランでは、ゴール地点のホテルの風呂で石鹸を使って落としました。ボディタオルに石鹸を付けてこすると、1回目は引っかかる感じがあります。まだ肌に被膜が残っているということですね。2~3回こすると引っかかりがなくなりました。ちゃんと落ちているようです。
価格
40mlで2760円という値段設定。かなり高めに感じますが、一般向けの中で定評のある「アネッサ パーフェクトUV(いわゆる金アネッサ)」が60mlで3000円なので、そこまで大きくは違わない様子。自転車専用に開発されたことを考えると、決して高くはないと思います。
販路
今回は近所の自転車店で購入しました。
調べてもAmazonや楽天などでは売っていないようで、通販ではCATEYEの公式通販くらいでしか手に入らないようです。基本的には自転車店で買うことになりそうですね。
その他
日焼け止めには「紫外線吸収剤」を含むものと含まないものがあり、本製品は後者です。
紫外線吸収剤は日焼け止めの効果を高めるものの、肌のすぐ上で化学反応を起こすこともあって肌への刺激が強いんだとか。私はそこまで敏感肌では無いのですが、本製品を落とした後に肌が荒れたりすることはありませんでした。
まとめ
汗に強く、ほぼ1日強力な被膜が持続するスポーツ用日焼け止め。更に紫外線吸収剤を使わないことで肌への優しさも実現しています。石鹸だけで落とせるのもポイントですね。
値段は安くはないですが、これだけの機能を詰め込んでこの値段なら納得です。今年も使用していますが、残り量を見る限り来年も使えそうです。
評価
対象モデル: CATEYE「CYCLiST EYE」
年式: 2019年
定価: 2760円(税込)
購入価格: 2760円(税込)
価格への満足度
一般的な日焼け止めよりは高いが長く使える。
総合評価
ロングライドにも最適な日焼け止め。
レビュアー情報
年齢: 36歳(レビュー執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。