富士3PEAKS スタート前

この記事は約 2分で読めます。

こういう時の決心は我ながら早いと思う。思い付いて数時間後には東海道線の車内である。金曜の終電ということもあり、輪行をするには申し訳ない混雑だったが、戸塚を過ぎると段々と車内も空いていった。

IMG_0204.jpg

当初は、富士吉田スタートの予定だったのだが、我が家のある川崎から富士吉田は遠い。対して、御殿場ならば東海道線⇒御殿場線で2時間掛からずに辿り着ける。帰りの手間も考えると、なるべく家から近いところからスタートした方が良いと考え、御殿場スタートを決めた。

本家の「富士3Peaks」は、富士吉田発、あざみ→スカイ→スバルの時計回り。ただ、今回は川崎の我が家から行きやすいということで、御殿場発、あざみ→スバル→スカイの反時計回りとした。とりあえず3本全部登っておけば要件は満たすだろう。距離は約200kmであるため、ブルベと同様の13時間半をタイムリミットとして走ることにした。

始発で行くことも考えたのだが、それでも御殿場駅到着は朝7:05。走り出すのは7:30といった所だろう。

6月は日が長いとは言え、19:30には暗くなるはず。今の自分の走力から考えると、想定タイムは約13時間。となると、7:30に出たらゴールは20:30。3本目、すなわちスカイラインの下りが真っ暗と言うことになってしまう。これは危険だ。どうせなら日のあるうちにスタートして日のあるうちに終わりたい。

IMG_0206.jpg

そこで宿泊。御殿場駅周辺はビジネスホテルの相場も安く、金曜日だと言うのに空き室も多かった。今回泊った部屋も3500円で広々としたツインルーム。1時には電気を消し、翌朝に備えた。

—–

6時にビジネスホテルをチェックアウト。スタート地点に向かう。

今回は御殿場のR138「仁杉」交差点をスタートとすることにした。別にこの交差点に特別な意味があるわけではない。ただ富士山一周ルート上にあり、ホテルから近かったと言うだけ。一周コースであるのだから、どこからスタートしても良いだろう。公式なブルベでは無いのだし。

IMG_0209.jpg

スタート地点近くのコンビニでガッツリと朝食を食べる。天気は快晴、富士山も素晴らしくクッキリと見えている。……これは最後まで天気が持つのではないだろうか?天気さえ良ければ、完走も現実味を帯びてくる。

「果たして自分に走りきれるだろうか?」という久々の感覚。ここ最近はロングライドの経験も増えて、大抵のコースでは余程のことがない限り、走りきれる自信が付いてきた。しかし、今回のコースは久々に完走が心配になるコースである。ただ、チャレンジは何事も「乗るか反るか」くらいの頃が挑戦して一番楽しいもの。

さぁ、200kmの山岳ロングライドの始まりだ。

 

次のエピソード
富士3PEAKS 1st Peak: あざみライン 6:43、スタート地点である「仁杉」交差点を出発。北西に進路をとる。 7kmも走れば、1つ目のピークへ向かう「ふじあざみライン」の入口に辿り着く。あざみラインは「激坂...
記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次