iGPSPORTサイコン | クリス・フルーム音声でのナビゲーション

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iGPSPORTのサイコンで、なんとクリス・フルームの声でナビゲーションをする機能があることを発見したので使用手順を残しておきます。

目次

まえがき

まずはこの機能を見つけた経緯から。

偶然見つけた「Chris Froome」設定

ある日、iGPSPORTのアプリをいじっていた所、普段見ない設定に驚愕の文字を見つけました。

音声ナビゲーション「Chris Froome(クリス・フルーム)」……!?

どうしても「音声ナビゲーション」と「クリス・フルーム」という文字の関連が頭の中で結びつかず、設定画面を二度見してしまいました。

でも確かに「クリス・フルーム」と書いてある。見間違いじゃない。何が起こっているんだ。

フルームとiGPSPORT

クリス・フルームといえば、ツール・ド・フランスを4回総合優勝している2010年代の名選手。

つい先日、引退を発表しましたが、私のように2010年から自転車を始めた人間にはリアルタイムで見てきた伝説の選手です。

一応、iGPSPORTとクリス・フルームには関わりがあります。2024年にはフルームがiGPSPORTのグローバルアンバサダーになることが発表され、彼のSNSでも度々iGPSPORT製品が紹介されていました。

アンバサダーではあるから商品の宣伝をするのは分かるんですが……ナビゲーション音声ってアンバサダーの仕事なんだろうか。というか、偉大なる4-times Championに「右へ曲がってください」とか色々なパターンの声を喋らせてスタジオで録音したってことですか? マジで?

本当にフルームの声っぽい

半信半疑ながら、音声ナビゲーションの設定を「Chris Froome」に変更。

そしてサイコンでナビゲーションを始めると……「Navigation has been activated」という声。うーむ、これはフルームの声だ。多分。

せっかくなので、いつもの練習コースデータを、BiNavi Airでナビゲーションさせながら走ってみました。

交差点に差し掛かるたびにバックポケットから曲がる方向を教えてくれるフルーム。道を間違えた時にも知らせてくれるフルーム。うーん、なんて贅沢なフルームの使い方なんだ……。

フルームボイスでナビゲーションを行う方法

ここからは「どうやったらフルームボイスでナビゲーションを行うことが出来るのか」の手順説明です。

必要なもの

最低限必要なものは以下の2つです。

  • iGPSPORTのサイコン(ナビゲーション機能があるもの)
  • スマートフォン(iGPSPORTアプリがインストールされていること)

ただし、この「フルームボイス」はスマートフォンからナビ音声が流れます。サイコンからは流れません。iGPSPORTのサイコンは、BSC500という機種を除いてスピーカーを搭載していません。固定の音のみを流せる仕様です。

……ということで、サイコン本体のナビ情報を受けて、スマートフォン側からナビ音声が流れるようになっているわけですね。

現状、iGPSPORTで唯一のスピーカー搭載サイコンである「BSC500」でも試してみました。この機種はサイコンのスピーカーからナビ音声が流れますが、残念ながらフルームの声には変わらず。そして、スピーカー搭載機種でナビをするとスマートフォンからの音声が自動的にOFFになるようで、この機種を使っている方はフルームボイスのナビを使うことが出来ません。

一応、スマートフォンの音量を最大にしておけばバックポケットからの声は聞こえますが、実用的にしようと思ったらスマートフォンをハンドルにマウントする必要があると思います。もしくは、骨伝導イヤホンやハンドルに取り付けられるBluetoothスピーカーにスマートフォンから音声を飛ばすか。

一応私もShokzの骨伝導イヤホンは持っていて屋内ではテストしましたが、ちょっとライド中に使うのは躊躇われるのでテストは行っていません。

アプリの設定

iGPSPORTアプリを起動し、「マイページ」を開きます。

一番下にある「設定」をタップします。

ここで「音声ナビゲーション」をタップすると、音声を選べます。

ここで「Chris Froome」を選択すれば設定完了です。

ナビの開始方法

サイコン本体でのナビの開始方法です。こちらは機種ごとに異なりますが、「BiNavi Air」での開始例を示します。

まずはトップページから「ナビ」をタップ。

「ルートナビ」を選ぶと、転送済みのルートデータが表示されます。目的のルートデータを選択。

あとは「ナビ」を押すと、ナビゲーションが開始されます。その際に「Navigation has been activated」というフルームボイスが流れます。

そのまま走り出すと、交差点に差し掛かった時や、ルートミスをした時にフルームが教えてくれます。

確認した音声パターン

今のところ確認した音声のパターンを以下に挙げておきます。

シチュエーション音声内容
ナビ開始時Navigation has been activated.
Please ensure your bike computer remains connected to your phone.
右折/左折
(200m手前)
Turn right(left) ahead.
右折/左折
(直前)
Turn right(left).
斜め右/左
(200m手前)
Turn slight right(left) ahead.
斜め右/左
(直前)
Turn slight right(left).
ルートから外れた時You’re off route.
ルートに復帰した時You’re back to route.

他にも、ルートの再計算時や、ルートの完了時にも喋ってくれましたが、私のヒアリング能力では上手く聞き取れませんでした。とりあえず、かなりのパターンの音声を録音したことは間違いなさそう。ツール王者に一体何をやらせてるんや……!

まとめ

iGPSPORTのサイコンで、フルームボイスによるナビを行う方法の紹介でした。

いやー、ツール王者にサイコンのナビ音声を頼む方も頼む方ですし、受ける方も受ける方です。普通の選手なら怒り出してもおかしくないところ。しかし、「フルームなら有り得そうだな」とも思えます。

2019年のさいたまクリテリウム終了後、上野東京ラインのホームがやけに混雑していると思ったら、そこにいたのはレースを終えたフルームでした。そして何をしているのかと思ったら、気さくにサインに応じているではありませんか。「急いでいるから」と断れるはずなのに、そこを断らないあたりに人柄の良さを感じました。

なぜ一人で移動していたかというと、同日に横浜で開催されていたラグビーワールドカップの観戦に行くためだった様子。カードはウェールズ vs 南アフリカ。フルームは南アフリカ出身で、奥様はウェールズ出身。どちらを応援したのかは分かりません。

なお、私は2013年のサイクルモードに事前予告無く現れたフルームにサインを貰ったことがあったので、この時はサインを我慢しました。現役バリバリの王者だった年にサイクルモードまで来てくれることからも、ファンを凄く大切にしていることが分かります。

とはいえ、何も専門外の「声のお仕事」までしなくても……! でもそれを受けるあたりがフルームなのかもしれません。

iGPSPORTのサイコンをお持ちの方は、是非フルームボイスのナビをお試しください。


しかしこの機能、いつ頃実装されたんでしょうね。調べても全く情報が出てきません。一応、「BiNaviが発売された頃からあった」という情報も聞きましたが詳細は不明です。今度、iGPの人に聞いてみようと思っています。

著者情報

年齢: 42歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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