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クローバー1200 : 装備&ウェア
装備とウェアについては入念に議論し、何を持っていくかを決めた。基本的に嵩張るものは、あらかじめ段ボールに入れてホテルに送付。これが出来るのがクローバー方式の利点。
(1) フレーム
私も妻も細山製作所製のスチールフレーム。軽くは無いが良く進むフレームである。体に合わせて作っているので、疲れも出にくい。
(2) 泥除け
雨予報があったので、宿への送付荷物に泥除けを入れた。結果的には4日間、泥除けを付けっぱなしで臨むことになった。使ったのは、BBBのスリムガードフェンダー(前側)と、GORIXの片手持ちフェンダー(後側)。
(3) フロントライト
二人ともCATEYE Volt800で統一。これにより、私が大量に持っているスペアバッテリーを共用することが可能になった。宿への荷物に8本のスペアバッテリーを入れ、宿で充電しなくても差し替えるだけでOKな環境を実現。時短を目指した。もちろん、ライトの性能も最高。浸水による故障も最後までなかった。
(4) テールライト
二人ともCATEYE OMNI5で統一。電池はパナソニックのリチウム乾電池。スペック上では点灯60時間、かつ容量の大きいリチウム乾電池なので最後まで電池交換なしで持つだろうとの算段。ただ、実際には3日で半分以下の明るさになってしまったので、4日目の朝に電池を交換した。
(5) GPS
二人ともGarmin eTrex30で統一。こちらも電池はリチウム乾電池。経験上、40時間は持つので電池交換は2日に1回でOKと想定。3日目の朝に電池を交換し、私は最後まで電池切れなし。しかし、妻は画面の輝度を明るめにしていたためか、ラスト1時間で電池切れに。
今回のルートは毎日の往路と復路で重複箇所があるため、各日を二つに分けてルートを作成。折り返し地点で切り替える作戦で臨んだ。
更に、念には念を入れて予備のeTrex30xを中古で一台調達。結果的には使わずに済んだが、これがあると安心感が段違いだった。
(6) ブレーキシュー
二人ともBBB ウルトラストップで統一。私はシマノ、妻はカンパ派だが、どちらの舟にも使える珍しいブレーキシュー。そして、雨でも音鳴りせず、安定した制動力を発揮するのが特徴。時々雨が降ることを想定しての選択だったが、結局はこれが完走の成否を分けた気がする。
(7) タイヤ
二人ともパナレーサーの26C。私は乗り心地重視でRACE C EVO3。妻は耐パンク性重視でGRAVELKING。北海道の路面は割と綺麗なものの、雪による横方向のひび割れが多発するので、太目タイヤは正解だったと思う。雨の下りでも滑る気配は無く、安定していた。
(8) 雨具
出発前の予報では1日目はずっと雨、2日目は曇り時々雨の予報だったので、乾燥の時間が無かったときのために2セットの雨具を用意した。
【弱雨用】
・KAPELMUUR クリアレインジャケット
・mont-bell バーサライトパンツ
【豪雨用】
・mont-bell サイクルレインジャケット
・mont-bell スーパーストレッチサイクルレインパンツ
グローブは、安定のテムレス+チコリンパフ。シューズカバーは、mont-bell+ビニールシューズカバーの併用。ヘルメットカバーは、ホテルのアメニティのシャワーキャップを利用した。
なお、レインウェア一式は、全て本番前に洗濯&高温で乾燥し、性能を復活させている。
(9) ウェア
北海道の真夏ということで、10~35度の気温を想定。私は4セット、妻は2セットの装備をホテルに送付していた。妻の装備に関しては、二日目以降に私がホテルのランドリーで洗濯して回す作戦。
結果的には予想よりかなり寒く、気温は5~28度のレンジ。北海道の8月はヨーロッパ並みの寒さであった。
(10) バッグ類
毎日ホテルに帰ってこられるので荷物は通常の1200㎞より少なめ。ただ、雨に加えて北海道特有の無補給区間の多さから、それなりの積載能力を持たせた。
サドルバッグについては、私はOvejaNegraのGearjammer(容量6-10リットル)。妻はFairweatherのSeat Bag(容量3-6リットル)をチョイス。妻のバッグは公称容量よりはサイズに余裕があり、恐らくは10リットル近くまで入るので、サイズ感はほぼ同じ。
前側については、私はmont-bellのフロントバッグ。妻は自作のフードポーチ+野口商会のトップチューブバッグ。
(11) ボトル
二人ともダブルボトル。こちらも無補給区間の多さから。カジュアルに50km以上の無補給区間が出てくる北海道では、水と食べ物は多めに持っておきたい。
片方のボトルには粉飴+BCAAのスペシャルドリンクを入れ、片方のボトルには水を入れるようにした。
(つづく)