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28/30C対応ブチルチューブ(コア交換可/90g以下)
ここ最近、ひっそりと登場している「32Cまで対応」「バルブコアの交換できる」ブチルチューブの話です。
まえがき
ここ最近、私はすっかり全てのバルブを「クリックバルブ」にしてしまいました。
ブチルチューブが必要となるシーン

使うチューブはTPUチューブの比率が高いのですが、走る路面によっては未だにあえてブチルチューブを選ぶこともあります。TPUチューブはちょっとリム打ちパンクをしやすいので、そういうコースを走るときはブチルチューブのほうが良いのです。
また、ブチルチューブはゴム糊とパッチを使うことで永続的なパンク修理が可能です。TPUチューブも修理はできますが、一時しのぎに留まりますから、パンクが連発すると詰むケースがあるのです。
28/30C対応の良いチューブが…
ブチルチューブを使いたい。そうなったときにちょっと困るのが「チューブが対応するタイヤ幅」です。
昨今はロードバイクでも28-30Cタイヤが普通となりました。しかし、ブチルチューブの多くは未だに「18-25C対応」だったり、「23-28C対応」だったりします。前者は28/30Cタイヤのどちらにも使えませんし、後者は30Cタイヤに使えません。
細い分にはタイヤに入らないことはないんですが、推奨のタイヤ幅よりも太いタイヤに入れてしまうと、メーカーの想定よりも大きく膨らみます。すると肉厚は薄くなり、パンクの可能性が上がってしまうのです。それは避けたい。
ひっそり出てきた「太めブチルチューブ」
しかし、今年の初めくらいからでしょうか? 実はひっそりと「28-30Cに対応したブチルチューブ」という物が発売されてきています。
以前、TPUチューブで行った実験をブチルチューブでもやってみました。
— ばる (@barubaru24) March 16, 2026
被検体は、いつの間にか出ていたマキシス「ウルトラライト」の23-32C版。以前は18-25Cだった気がするんですが、時代に即して変わったんですかね。 https://t.co/xyWSPYfjXE pic.twitter.com/YEWt7u7C80
一例がMAXXIS「Ultra light」です。
以前は「18-25C」までの対応となっていましたが、今年から「23-32C」の対応へとマイナーチェンジ。重量は少し増えていますが、現代のロードタイヤスペックに即した形となりました。
このように、少ないながらも「28/30Cタイヤに対応」「バルブコア交換可能」というブチルチューブは登場してきています。

メインストリームはTPUチューブに譲りつつある印象もありますが、本記事ではあえてこうしたチューブに絞って調査してみました。今回は、携帯性を考慮して「90g以下」という縛りも付けています。
28/30C対応ブチルチューブ(コア交換可/90g以下) 一覧
2026年4月現在、確認できた条件該当チューブを以下に示します。
| ブランド | 製品名 | タイヤ幅 | 重量 | バルブ長 |
|---|---|---|---|---|
| MAXXIS | Ultra Light | 23-32C | 80g | 48/60mm |
| SOYO | CYCLE TUBE | 23-32C | 76g | 48/60/80mm |
| PIRELLI | ROAD TUBE | 23-30C | 85g | 48/60/80mm |
なんと、今のところ該当する製品は3つだけ。MAXXISとSOYOは恐らくここ1年で登場したので、それまではPIRELLIしかなかったということに。なお、PIRELLIのチューブは、少なくとも2024年から存在していました。
数が少ないので、全てのチューブを紹介していきます。
MAXXIS「Ultra Light」

台湾「MAXXIS」の定番チューブ。どうやら今年からマイナーチェンジした模様。
MAXXISのブチルチューブには、ウェルター・ウルトラライト・フライウェイトの3種類が存在。その真ん中の重量のチューブがUltra Lightです。世間的には「軽量ブチルチューブ」のカテゴリに入るはず。
対応タイヤ幅は23-32Cと、ロードバイクのタイヤ幅は概ね全てカバー。マイナーチェンジ前のバージョンと比べて、肉厚は変わらず、扁平幅が少し広くなっているようでした。
バルブ長は48/60mm。80mmはないので、ディープリムの方はエクステンダーが必要になると思います。
SOYO「CYCLE TUBE」

日本「SOYO」の定番ブチルチューブ。こちらも昨年後半にマイナーチェンジされたようです。
こちらのチューブも生産はMAXXISのはずなので、中身は恐らくUltra Lightと同じものです。ただ、SOYOのチューブはバルブが黒く塗られています。MAXXISは確か銀色だったはず。
MAXXISとは異なり、バルブ長は80mmがあります。ディープリムのホイールでも問題なく使用できるでしょう。
PIRELLI「ROAD TUBE」
PIRELLIのブチルチューブは「ROAD」と「SPORT」があり、ROADは軽いモデル。公称重量は85gです。
こちらはタイヤ幅上限が30Cですが、結構古くから存在していたもの。PIRELLIは新ETRTOへの対応も早かったですし、タイヤ幅が太くなることへの対応も早かったということですね。
こちらのバルブは黒色で、48/60/80mmのバリエーションがあります。
まとめ
「28/30C対応のブチルチューブ(コア交換可/90g以下)」の紹介でした。
調べてみましたが、予想外に少ないですね。ロードタイヤ幅の定番が28Cになってそれなりに経つと思いますが、こんなに少ないとは思いませんでした。
「バルブコアが外れない」という条件であればもう少し増えるはずですが、昨今は色々な新世代バルブが出てきています。そういったものに取り替えたい需要も多いはず。「バルブコアが外れる」という条件を加えるだけでこんなに減ってしまうのは良くない気がしますね。
「新世代バルブは使ってみたい」「しかしTPUチューブはまだちょっと信用できない」。そんな方にお役に立つ情報となれば幸いです。
著者情報
年齢: 41歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。



