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BRM1010 喜多方600 準備編
ランドヌ東京主催のブルベ「食ってこい喜多方600」に参加しました。
3年連続3回目の参加です。

参加動機
まずはこのブルベの参加動機から。
腰痛に苦しんだ半年間
ことの起こりは3月末。台北ショーの直前、中腰で洗濯物の仕訳をしていたら腰痛発生。経験上、一週間もすれば直ると思ったのですが、全然直らず。

マッサージやストレッチをしながらだましだまし乗っていたものの、5/3の「川越~直江津」では左側の腰に広い範囲でしびれが発生。
「これはちょっとヤバいぞ」と思い、整形外科への通院を開始。整形外科医の判断は「腰の神経が前傾姿勢で圧迫されたことによる痛みや痺れ」でしたが、この人はずっと「休め」「自転車には乗るな」しか言わない。それは自転車趣味の人間には無理なので、何とか症状を軽くすることを模索しました。
以前、指のしびれが発生した際には、こちらの整形外科の理学療法士さんによるリハビリで改善が見られました。今回はそのリハビリをなかなかさせてくれなかったのですが、要望を伝えた所、リハビリが出来ることに。
それから4ヶ月間、理学療法士さんによるリハビリと、(理学療法士さんに教わった)家で出来る筋トレとストレッチを毎晩行ってきました。症状はだいぶマシになってきています。
半年ぶりのブルベ復帰
暑い夏の時期も終わり、ようやくロングライドが出来る時期になってきました。
来年はPBP。そして今年の10月31日までに走った最長距離により、プレレジの順番が決まります。要はスタート時間選択の優先権が決まるのです。1000km以上のブルベを走っていれば第1グループ、600kmのブルベを走っていれば第2グループに入れます。

ただ、今年の最長認定は4月18日の300kmブルベ。これだと第4グループです。
来年のPBPへの参加を決めたわけではありませんが、選択肢は持っておきたい。そうなると、600kmブルベは是非とも10月31日までに完走しておきたいところ。
腰の状態は良くなっているものの、完治したわけではありません。その状態でも完走出来そうな600kmブルベ――そうなると、2年連続で参加してコースレイアウトを熟知している「食ってこい喜多方600」しかないだろう、という結論に至りました。
腰の痛みが出やすいのは激坂。このコースにもそういった場所は出てきますが、いずれも短いので押し歩きすればOK。長い上りはありますが、斜度はそこまでキツくありません。何とか耐えきれるはず。
そんなこんなで3年連続の「食ってこい喜多方600」にエントリーしたのでした。
コース
喜多方600のコースは、川崎をスタート。東京・埼玉・栃木・福島と北上し、喜多方で折り返し。復路は茨城・千葉と少し東方面を通り、ラストは都心を通って田園調布でゴールする600kmとなっています。
昨年とルートの変更はほぼなし。会津若松から猪苗代湖へのヒルクライム区間にクマの出没情報があったことから、迂回ルートが設定されたことのみが変更点です。
今年も320km地点の会津若松にホテルを予約することにし、2日目に280kmを走る計画を立てました。
警戒しなければならないのはラストPCからゴールまでの36km。都心を横断するため、それまでのコースよりも大幅に平均時速が落ちます。普段なら2時間あれば十分走れる距離ですが、2時間半くらいは見積もっておく必要があります。
準備
600kmブルベは昨年の喜多方600以来1年ぶりです。
さらに今回はブルベ自体が半年ぶりということもあり、9月の頭からロングライドのリハビリに取り組んでいました。
ロングライドのリハビリ
5月3日の「川越~直江津(270km)」を最後に、ロングライドは封印。以来、約5ヶ月間はブルベ的な距離を乗っていませんでした。最長で100km。これでは600kmブルベに耐えられる気がしません。
そこで、自主的な「ブルベ練」を行うことにしました。
丹沢湖往復の200kmライド

シルバーウィークで唯一晴れた9月22日には、神奈川県の奥地にある丹沢湖までを往復する200kmライドを敢行。
理学療法士さんにアドバイスを頂いた「内股で漕がず、まっすぐに膝を上下させるように」してみたら、腰の痛みは最小限で悪化することもなく、最後まで走り切ることが出来ました。
思えば2009年、まだ初心者の頃に読んだ本(森幸春さんだったと思う)に「トップチューブに擦るくらい内股で漕ぐべし」みたいなことが書いてあり、私はそれを後生大事に守っていたのです。ただ、それが積み重なった結果として神経に問題が生じていたようで。トップチューブと平行になるようペダリングしたところ、何とか長い距離でも乗り切れそうな感触が得られました。
100km×2日連続ライド


続いて、10月3日と4日には、100kmライドを2日連続で実施。
600kmブルベでは2日連続で走ることが求められます。「1回寝たら次の日もまた走れる」状態を確認するための2日連続ライド。特に問題なくこなすことができました。
300km×2の距離で問題が出ないかは未知数。しかし、なんとか希望が見えてきました。
ラーメン計画
本ブルベの裏テーマは「3大ご当地ラーメンを巡る」というもの。佐野・喜多方・白河ラーメンという有名なご当地ラーメンが3箇所もルート上に含まれています。
昨年は佐野に立ち寄りましたが、今年は全スルーを決めていました。腰の状態を考えると、ラーメンに時間を割いている余裕はないと考えたからです。
宿泊計画
一昨年・昨年と同じく、会津若松駅前のビジネスホテル「駅前富士グランドホテル」を予約しました。
ブルベ復帰に向けて8月から予約サイトとにらめっこし、禁煙ルームに空きが出た瞬間に予約完了。万全を期しました。

ホテルまでの距離は318km。朝6時に出発して、グロス20km/hで走れたとして到着は22:00。一昨年の到着時刻は22:05、昨年は22:45。なんだかんだで栃木と福島の県境にある長い峠のせいで時間は掛かります。
腰の状態を考えると、回復のための時間は長く取りたい。さりとて、速く走ると腰に良くない。ブルベというのは難しいものです。
ウェアの検討
喜多方600は「体育の日」の三連休開催。体育の日と言えば「晴れの特異日」とも言われ、かつては東京オリンピックの開幕日に選ばれたほど。
しかし昨年は1日目がずっと雨。今年はそうでないことを願っていましたが……

願いが通じたのか、雨は2日とも降らない模様。ただ、例年よりかなり気温は高そう。二日目の早朝だけは寒いですが、そこ以外は暑さに悩むことになりそうでした。
上半身
上半身は、妻から今年の誕生日プレゼントにもらったカステリの長袖ジャージを採用。夏用の薄いジャージの長袖版です。去年使ったSanticのジャージも良かったのですが、せっかくだからこのジャージを使ってみたかったのです。
2日目の朝は、寒かったらレインジャケットを羽織ればよいと思っていました。
下半身
下半身は、薄手の生地を使った夏用ビブタイツ。昨年の喜多方600に合わせて購入したものです。ぶっつけ本番での導入でしたが、悪くなかったので今年も継続。
機材の検討
今回もGE-110です。雨は本当に降らなそうなので、泥除けは省きました。

何気にReserveのホイールを600kmブルベに初投入。昨年の喜多方600の直後に購入したので、このコースをこのホイールで走るのは初めて。傾斜面が得意なホイールなので、今回のコースでどう出るか楽しみでした。
タイヤはAGXERO 28C。チューブは、前輪:Purple Lite/後輪:Aerolite(旧型)です。昨年はラテックスチューブを投入しましたが、今年はTPUチューブです。
新規導入アイテム
今回のブルベに初投入するアイテムの紹介です。
iGPSPORT「BiNavi Ultra」

10/26発表、iGPSPORTの新しいフラグシップサイコン「BiNavi Ultra」。
テスト依頼自体は8月中旬に貰っていたんですが、まだ技適が取得出来ていないとのことで。技適の取得が完了した段階で送ってもらうように頼み、9月中旬からテスト開始。当初は中々不安定だったので20件くらいの改善要望を送りましたが、かなりの早さでそれらの指摘内容が取り込まれました。喜多方600の直前にはそれなりに安定していたので、本番投入を決定。
今回、BiNavi Ultraを喜多方600に投入したのは「実地テストのため」というのもあるのですが、もう一つ現実的な理由がありました。それは……「音楽再生機能」です。

BiNavi Ultraは、ストレージ内のMP3/WAVファイルを再生し、本体のスピーカーから出力可能です。私の知る限りでは、初の「単体で音楽の再生が可能なGPSサイコン」。
これが何故必要だったのかと言うと、「クマ避け」です。
喜多方600の2日目序盤、猪苗代湖まで登る山道は近年クマの目撃情報が多数ある場所。昨年は熊鈴を付けていったんですが、1日目の雨で泥が詰まってしまって音が鳴らず。今年は天気は良さそうですが、なんとなく熊鈴は信用できない。
そんなわけで、今年は「クマが出そうな道では、BiNavi Ultraで大音量でメタルを流す」作戦を取ることにしました。


ただ、BiNavi Ultraのスピーカーって背面の左隅にありまして、そのまま使うと音が地面側に拡散されてしまう。そこで、今回はレックマウントのパーツを色々組み合わせて「スピーカーの音を反射する装置」を作りました。これで本体のボリュームを抑えても、それなりの音量になります。
iGPSPORT × 株式会社マップル|BiNavi Ultraで広がる、新しいライド体験! このたび、iGPSPORTは株式会社マップルとのパートナーシップを正式に締結いたしました。 日本の地図情報に精通した株式会社マップルとともに、BiNavi Ultraから、新たなライド体験を。 より正確な道路情報、充実した地名・スポット情報、そして日本各地の自転車道。 日本の道を深く知ることが、新たなルートとの出会いにつながる。 いつもの道にも、まだ知らない景色にも。 BiNavi Ultraとともに、その先へ。 #iGPSPORT #株式会社マップル #BiNaviUltra #ナビゲーション #サイクリング
— iGPSPORT Japan (@iGPSPORT_JP) October 26, 2026
なお、BiNavi Ultraの日本版には、マップルの地図がプリインストールされることが発表されていますが……私のようにテストを頼まれていた人間にマップルの地図データが配信されたのは、記事を書いている10/26です。つまり、この10/10のブルベの時点ではマップル地図ではなく、従来通りのOSM地図で走っています。マップル地図の評価はこれからやります。
Castelli「Espresso 2 LS Jersey」

前述の通り、カステリの夏用長袖ジャージ。
今回はかなり暑そうだったので半袖ジャージでも良いかと思ったんですが、2日目の朝は1桁気温予報。レインジャケットを羽織るにしても、長袖ジャージは必要ではないかという判断です。

3ポケット+サイドジッパーのポケットで、それなりにモノは入ります。
(つづく)
著者情報
年齢: 42歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。



