【アンケート結果】ロードバイクの所有フレームブランド調査

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目次

今回は、全372ブランド+αを対象にアンケートを行いました。

その中で所有者の多かったブランドTOP10を、愛用者のコメント共に紹介します。

まずは10~7位の紹介です。

10位: CANYON (143票)

10位はドイツの「Canyon (キャニオン)」でした。

得票数は143票。ロードバイクへの参入は2005年と歴は短いですが、確かな支持を獲得しています。

代理店を通さずWEBサイトからの「直販スタイル」を貫く異色のロードバイクブランドです。

ブランド成立から短期間でグランツール出場チームへの供給も開始。ジロ・デ・イタリアも総合優勝するなど、短い歴史ながら確かな実績を積み上げています。最近は2023年世界王者のマチュー・ファンデルプールが乗っていることでも有名。2024年シーズンは、Movistar・Alpecin-Deceuninckの2チームにフレームを供給しています。

直販スタイルのため、他のブランドよりも価格が安く設定されていることが特徴。他社のセカンドグレードの料金でフラグシップグレードが購入可能です。一方、ショップを通さないブランドであるため、整備を受けてくれるショップ探しが難しいブランドでもあります。

愛用者のコメント

eMutaleo10さん

コスパ、車両性能、見た目全てヨシ

tbsさん

メインで初ロード。初ロードを買うにあたり狂ったように毎日調べていて一番惹かれた。ブランドイメージ、実績、価格のバランスどれも良い。

Rino Seieiさん

値段が手軽だった。デザインが好き

やはり直販ゆえのコストパフォーマンスの高さが決め手になって購入された方が多かった様子。

グランツールに参加するチームへの供給も積極的に行っており、「走る」ブランドイメージを確立できているようですね。

9位: RIDLEY (160票)

9位はベルギーの「RIDLEY (リドレー)」でした。

得票数は160票。石畳の本場で鍛えられたブランドが支持を集めました。

RIDLEY公式サイトより引用

自転車競技の盛んなベルギーで創業されたRIDLEY。ベルギーは石畳舗装が今でも多いことが有名で、多くのロードレースでは石畳区間が設定されているようです。そんなお土地柄で生まれたバイクだけあり、無骨な見た目ながらも乗り心地はしっかり確保されている点が特徴です(Tested on Paveというシールが貼られている)。

残念ながら2024年シーズンのプロチームへのバイク供給はなし。2019年にはカンペナールツがRIDLEYのバイクを駆り、アワーレコードのギネス記録を樹立しました。

日本では長らくJPスポーツが代理店を務めていましたが、2020年には現在のミズタニ自転車に移管されています。

愛用者のコメント

shirakoさん

フリマアプリで見つけた、希望に合っていた私にとって初めてのロードバイクのため。 (XXSサイズ、先に購入していたビンディングシューズと同じカラーリング、居住地域であまり見掛けないブランド、好きな選手の母国ベルギーのブランド)

たぬきむさん

予算30万前後でお店回って一番見た目が好きだったから_(:3 」∠)_

鰻太さん

初めてのカーボンバイク
赤Lottoが採用していたのが決め手

ペケロクさん

エアログラベルロードというニッチな見た目に惚れてKanzo Fast購入(今だとこのジャンルはFACTORのOSTRO Gravelという選択肢もあるけど値段的に手が届かない……

windowmoonさん

CRCで安かったから

シッコロさん

初心者の時に一目惚れ

現在はそうでもないのですが、5~10年前のRIDLEYは性能の割にお手頃な価格であったイメージが強いです。乗り心地を重視するブランドでもあり、どれを選んでも失敗しないあたりも人気を集めた理由かもしれません。

その一方、一時期はリムブレーキ時代の「Noah Fast」のような独自規格てんこもりバイクも出していましたね。

RIDLEY (リドレー) 2024 Fenix Disc Pri-Silverver サイズS 105 R7170 Di2 12S ロードバイク

8位: MERIDA (167票)

8位は台湾の「MERIDA (メリダ)」でした。

得票数は167票。あの新城幸也選手も乗る老舗ブランドがランクインしました。

台湾の美利達工業が展開するスポーツバイクブランドが「MERIDA」です。台湾内ではGIANTに次ぐ第2位の規模を持つ自転車会社。

レースへの供給も意欲的で、2024年シーズンは冠スポンサーを務める「Bahrain Victorious」にフレームを供給。新城幸也選手もこのチームに所属しているため、国際レースで目にする機会も多いはず。

創業は1972年。日本での展開は1992年から。日本での展開のほとんどの期間はミヤタが代理店を行っています。

愛用者のコメント

ねもっちさん

ショップへ行ったら置いてあって一目惚れしたから。メリダは一台目のロードバイク。

やむちゃさん

ローラー専用機

アルノさん

お手頃価格ロードで、詳しくない時でも知ってるブランド知名度から購入

半魚人さん

REACTO400&REACTO4000

400は初めてのロードバイク購入にあたり、ショップのオーナーに推し進められたから(笑)と如何にもなエアロ形状に魅了されたため(笑)
4000は希少なバーレーン・マクラーレンカラーと安定したハンドリングで、乗っていて楽しいから

RicksterV3さん

Merida Reacto 6000

最近買った2台目。
生粋のエアロロードが欲しく、コスパの良い Merida に。
素直なハンドリングで、すごく乗りやすい。
高速域の安定性も抜群で、ダウンヒルでの肩回りの疲労が軽減。
速いぞ!

紙の男さん

RIDE400:実家に帰って乗る時に愛用してる最初のロード

まぷさん

初めてのロードですが信頼感で選びました。いつか組みなおします。

タクジさん

スクルトゥーラ

行ってるショップがメリダ推しで前に乗ってたのもメリダでクセが無く良かったから。(乗りたいフレームはあったけど在庫無かった、リムブレーキ派は辛い)

コメントを見る限り「最初のロード」として選んでいる方が多いようです。現在はやや取扱ショップが減っていますが、以前は取扱ショップも多く、入手性が高かったことから最初の一台に選ぶ方が多かったわけですね。

GIANTと並んでコストパフォーマンスの良いブランドとしても知られ、高グレードのフレームでもそこそこ手頃な価格で組めることも人気の理由の様子。

日本人トップライダーである新城選手が乗っていることから、日本人にとっては馴染み深いブランドです。

【店頭受け取りのみ】MERIDA メリダ 2022/2023 REACTO 4000 リアクト 4000 [レッド/ブラック(チームレプリカ)・ガンメタルグレー(ブルー)]

7位: PINARELLO (168票)

7位はイタリアの「PINARELLO (ピナレロ)」でした。

得票数は168票。高級ロードバイクブランドの代名詞とも言えるイタリアの老舗ブランドが7位に入りました。

古くからレーシングブランドとして名を馳せてきたピナレロ。2010年代後半はTeam Sky/Team INEOSと共にグランツールを席巻。名実ともにトップブランドとして君臨しました。

レースブランドの中では最後までリムブレーキにこだわったブランドでもあります。2023年モデルまでトップグレードのDOGMAはリムブレーキとディスクブレーキを併売していました。

愛用者のコメント

chinatsuさん

ピナレロは最初に購入したフレーム。フレーム形状とトリコロールカラーが好みで購入しました。信号待ちで小学生にかっこいい!と褒められたり 🙂

戸丸大地さん

友人から譲り受けたエントリーグレード
15年前の自転車なのによく走る
ハイグレードだけでなく、エントリーグレードもしっかりコストを掛けて作られているのが走ればよくわかる
アルミカーボンバックフレームをエントリーグレードに採用しているのが凄い!

ふさん

うねうねONDAフォークのシルエットで購入決定。
DOGMAが見た目+ふるーみー好きで増え、F8がFROOMEYのロゴ入りのせいで増える。

にっくさん

1台目はPINARELLO(GAN) 初めてロードバイクで乗りやすくて買って良かった。

radiusさん

憧れから購入。意外と乗りやすい。速くて楽しい。

まんとらさん

オールラウンドなコンセプトと、躍動感ある見た目に惹かれた。

TERUさん

見た目のカッコ良さ。

ピナレロのアイコンとも言えるのが、独特の波打つ形状をした「ONDAフォーク」。エアロ至上主義のブランドが多い中、ピナレロはこのアイコンを継続しています。その形状に惹かれて購入する方が多いようですね。

Team Sky時代の「最強」イメージも根強い人気の要因と言えそうです。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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