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【アンケート結果】ロードバイクの所有フレームブランド調査
「使用者数が多い=良いブランド」とも限りません。
独自の技術を持つブランドや、急速に愛用者を増やしているブランドもあります。
このページでは、11位以下で注目のフレームブランドをご紹介します。
14位: Panasonic (122票)
14位には国内ブランド「Panasonic」がランクイン。日本ブランドとしては2番目のシェアです。

古くはクロモリ、近代は「パナチタン」ことチタンフレームが有名なPanasonic。今でも国内の工場で手作りされているそうです。
昔はカーボンフレームを出していましたが、現在は金属フレーム一本。チタンフレームもディスクブレーキに対応し、「まだまだチタンで行くぞ!」という気概を感じます。
17位: COLNAGO (110票)
17位はイタリアの「COLNAGO」がランクイン。

かつてはレーシングブランドとしても高級ブランドとしても真っ先に名前が上がるブランドでしたが、数年前まではあまり元気がありませんでした。
その情勢を一気に変えたのが、ニュースター・ポガチャル。彼の乗るV4Rsは勝利を量産し、今もユーザーを増やし続けています。
23位: ORBEA (69票)
23位にはスペイン「ORBEA」がランクイン。

2016年には週刊少年漫画誌の裏表紙に広告を出稿するなど勢いのあったオルベアですが、その後元気のない時期が続きました。

2023年頃から日本市場を重視し始めたようで、近年は存在感を強めています。日本法人の撤退が発表されたキャノンデールとは対照的。
元グランツールレーサーの別府史之氏をアンバサダーに迎えたORBEAの今後に注目です。
27位: CHAPTER2 (58票)
27位にはニュージーランド「CHAPTER2」がランクイン。

元・ニールプライドの設計者であったマイク・プライド氏が立ち上げたブランドで、「そこまでガチレース志向ではない」という特色を持ちます。
2017年創業と非常に新しいブランドですが、急激にシェアを伸ばしているブランド。非常に個性的なカラーリングも特徴で、今後街で見かけることが増えそうです。
30位: GHISALLO (53票)
30位は日本「GHISALLO」でした。
代理店であるフカヤのプライベートブランドで、実は30年以上の歴史を持ちます。

近年のヒット作は、ブルベ用エンデュランスロードとして開発された「GE-110」。私の現在の愛車でもあります。
私の把握している限りでは、Twitter上にGE-110オーナーは30人ほど。1機種としてはかなり多い気がします。
個性的かつリーズナブルなフレームを発表してきているので、今後にも注目です。
33位: ELVES (47票)
33位は中国「ELVES」でした。

いわゆる「中華ブランド」で一番今回得票数が多かったのがELVESです。55位にWINSPACE、76位にYOELEOが入っていますが、それらと比べても圧倒的にELVESが多く得票していました。
価格が安いことに加えて、無償でカスタムペイントが付いてくるという点が大きいようです。しかもそのカスタマイズ幅は他社よりも上。今後もさらにシェアを増やしそうな予感があります。
49位: MAKINO (29票)
49位は日本のフレームビルダー「MAKINO」でした。

フレームビルダーとしては最上位にランクイン。
アンケートに寄せられた声を見ると、やはり漫画「ろんぐらいだぁす!」の影響が大きいようです。作品と連動したデザインのフレームをオーダーできるというのは特別ですからね。
そうした副次的な魅力と、老舗のフレームビルダーの信頼感が相まって愛用者を増やしているようでした。