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ブラケットフードを互換品に交換
DuraAce9000世代のデュアルコントロールレバー、ST-9001のブラケットフードが古くなったので交換しました。
まえがき
交換までの経緯について書いていきます。
長く使ったブラケットフード
私の手元で現在稼働状態にあるロードバイクは3台。うち2台がSHIMANOのDuraAce9000世代のデュアルコントロールレバー、ST-9001を使っています。

デュアルコントロールレバーのブラケットフードは消耗品です。よく乗る人だと2年くらいで乾いてカピカピになります。
主にブルベ用として使っている、クロモリのQUARK号のブラケットフードを最後に交換したのは2022年10月。PBPの前年です。

PBPの年はシンクロ率を高めるためにQUARK号ばかり乗ってました。PBP本番ももちろんこれに乗ったので、2023年はこの自転車で8000kmは走ったはずです。
そして2025年3月に至るまで使ってきましたが、ついに使い続けるのが困難なレベルになってきました。
何がダメかと言えば、あまりに乾きすぎてグリップしなくなってしまったのです。走り出そうとした時にグローブが滑って、「これはさすがに不味い」と思い、交換することにしました。
手に入らない交換用ブラケットフード
普段はここまで乾き切るより前にブラケットフードを交換していたのですが、今回はなかなか交換できないわけがありました。
2023年夏、SHIMANOがST-9001用の純正ブラケットフードを廃版にしたためです。
昨日ショップでST-9001(リムブレーキ用/機械式/デュラ)のブラケットフードの生産終了の話を知る。…現在2セット稼働中なんですが。
— ばる (@barubaru24) December 17, 2023
こういう消耗品からの兵糧攻めは困りますね。 pic.twitter.com/v4iLpylywO
このツイートをした2023年12月時点では、もうどこのショップも純正ブラケットフードは売り切れ。廃版に気づいたユーザーが確保に走ったためだと思われます。私も早く気づいていたらそうしたと思うので、それは仕方ないと思うのですが……困りました。交換用のブラケットフードがなければ、このレバーの使用を諦めなければならないからです。
DuraAce9000は2012年発売なので、2023年時点で発売から11年。廃版になっても文句は言えないのですが、あまりに唐突な廃版でかなり困りました。
互換品のブラケットフードに手を出す
ブラケットフードは基本的には型ごとの専用品であり、他のもので代用は難しい。とはいえ、もう純正品は手に入らない。
そうなると最後に頼りになるのは、サードパーティーによる互換品です。
私の知る限り、一番品質の良い互換ブラケットフードはSHAKES HOODです。しかし、ST-9001用はつくられていません。
唯一、FAR & NEARというブランドだけがST-9001用のブラケットフードを販売していました。
ST-9001のブラケット生産終了ということで、互換品をゲットしてきました。赤と黒を一つずつ。品質がどんなものかはわかりませんが、少しは延命できるかな… pic.twitter.com/Ra1II1CLSK
— ばる (@barubaru24) December 20, 2023
ということで、2個の互換ブラケットフードを確保しました。その後も1個確保。
そして、この互換ブラケットフードもいつまで供給されるか分かりません。なるべく温存はしていたかったところですが……ついに交換する時が来たようです。
そんなこんなで、サイクルキューブさんにて乾ききった純正ブラケットフードから、互換ブラケットフードへの交換を行いました。
FAR & NEAR「ブラケットカバー ST-9001用」

FAR & NEARのブラケットフードのファーストインプレッションです。
カラーバリエーションは「レッド・ホワイト・ピンク・イエロー・ブルー・グリーン・ブラック・ビアンキ・フェラーリーレッド・蛍光イエロー・蛍光グリーン・蛍光ピンク・蛍光オレンジ」と大変豊富にありますが、私が購入したのは「ブラック」です。
色
まず気になったのは色です。黒い。

SHIMANOの純正ブラケットフードは、黒めのグレーと、薄めのグレーのツートンカラーでした。DuraAce9000世代らしい色です。それに比べるとFAR & NEARのは「黒」一色。
最初は違和感がありましたが、しばらくしたら慣れました。
重量

片側重量は26gでした。

純正は21gなので少し重量化してます。
感触


純正と比べると少し表面に柔らかさがあります。削れが早くなければ良いんですが。
新品なので、しっかりとグリップします。グローブが滑ることも無くなりました。
耐久性
これはまだ分かりません。感触が柔らかいので、削れも早いかもしれません。
2年間持ってくれれば御の字です。
まとめ
ST-9001のブラケットフードを互換品に交換した話でした。
本音を言えば、SHIMANOに純正品を再販してもらいたいですが……さすがにいつまでも作り続けるのは厳しいってことでしょうね。FAR & NEARには頑張っていただきたい。
ちなみに、我が家には新品の「ST-R9100」がまだあります。機械式の最高級デュアルコントロールレバー、まだまだ使い続けるつもりです。
著者情報
年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。