bivo「Trio (21oz)」購入

この記事は約 7分で読めます。

bivoの保冷ボトル「Trio」を買いました。容量は21oz(620ml)、カラーはgrape(紫)です。

目次

購入まで

まずは購入までの流れを書いていきます。

初めてのステンレスボトル「FJF-580」

私が初めて買ったステンレスボトルは、サーモスのFJF-580でした。

保冷性能は高く、容量580mlにして重量270gと比較的軽量。性能面では申し分なかったのですが、唯一の不満点が「ボトルケージとの相性」でした。通常のサイクルボトルは、ボトルケージに差し込んだ時に凹むことで保持力が高まります。しかし、ステンレスボトルは凹まないのでボトルケージとの相性問題がよりシビアになるのです。

一応、サイクルボトルの直径にも業界内的な規格があるようで、75mmが標準とされています。こちらの記事で実測結果を書いていますが、大体75-77mmが普通。しかし、FJF-580の直径は僅か73.2mmしかありませんでした。常識的に考えれば、凹まない分だけ太めに作らないといけないはず。それなのに、逆に細い。これでは普通のボトルケージでは満足に保持できず、走行時にはカタカタと音を立てることが気になりました。

結局、こんな感じで布のカバーを付けることで直径をかさ増しして使っていましたが、面倒になって使う機会も減っていきました。やはり、普段からサイクルボトルを作っているわけではないメーカーにはこの辺りの機微が難しかったのかもしれません。

2本目のステンレスボトル「ポディウムステンレス」

2本目のステンレスボトルを購入したのは昨年の夏。名品と言われているCAMELBAK「ポディウムステンレス」でした。

こちらはさすが長年サイクルボトルを作ってきたメーカーが作ってきただけあって、ボトルケージとの相性も良い。直径は75.8mmとやや太めでしっかり保持されて、カタカタ音が鳴ることもありません。昨年の夏はかなり出番が多く、活躍しました。

ただ、Thermosに比べると容量がダウン(580ml→530ml)なのに、重量が増えている(273g→290g)なのは気になりました。

また、表面が素のステンレスということもあって、ボトルケージからの抜き差しですぐに傷だらけになってしまう点も気になりました。カラーバージョンもありますが、あれも普通の塗装ですぐに傷だらけになってしまうという話です。

bivoを知る

2026年夏。ステンレスボトルの新製品情報が回ってきました。

その名はbivo。全く知らないブランドでしたが、SRAMなどの輸入を手掛けるメニーズが扱い出したようです。

保冷機能が無く軽量な「Duo」と、保冷機能付きの「Trio」という2ラインの展開。そして、Rawカラー以外のモデルは表面にシリコンコーティングがされているとのこと。ボトルの形状的にも、細いということはなさそう。こればっかりは現物合わせになりますが。

保冷機能のあるTrioの容量は620mlで、重量は270g。これは先の2本よりも容量は多く、重量は軽いということになります。そうなると保冷能力としては少し落ちそうだという懸念はありましたが、とりあえず買ってみることにしました。

bivo「Trio (21oz)」

bivo「Trio」のファーストインプレッションです。

購入したカラーは「Grape」。主な使用シーンは、真夏のロングライドです。

モデル展開

保冷機能のあるTrioに限って、本国モデルも含めたカラー&容量の展開を以下に示します。

製品名容量カラー国内取扱
Trio 21oz620mlRaw
Grape
Black
True Blue
Matcha
Mango
Cactus
Candy
Flamingo
Tomato
Trio 17oz500mlRaw×
Black×
True Blue×
Ocean×
Sun×
Amber×

現在、確認されている限りでは国内代理店は「Twins」と「メニーズ」の2つ。自転車ショップとの契約があるのは恐らくメニーズのみ。

「国内取扱」列については、「◯: Twinsとメニーズの両方で取扱あり」「△: Twinsのみで取扱あり」「×: 国内取扱なし」です。

カラー展開が非常に多いのが特徴のbivoですが、実は一部のカラーしか日本には入ってきていません。また、一回り小さいサイズの17ozモデルもありますが、こちらも日本未入荷です。

私が選んだのは、21ozモデルのGrape。本当はRedがあればそちらにしたかったんですが、TrioにはRedカラーがありません(Duoにはある)。Tomatoという、赤とオレンジの中間の色はありましたが、売り切れ。

仕方ないので、一番色味が近いであろうGrapeとしました。Blackを選ばなかったのは、表面温度が上昇して保冷性能が落ちそうだと思ったから。どの程度差が出るかは不明ですが、直射日光下で使うため念のため避けた形です。

付属品

付属品はこんな感じ。謎のシリコン紐・説明書・ボトルケージ用ボルト。

謎のシリコン紐は、このストロー部分を洗うためのもののようで。手厚い。

重量

公称通りの270g。保冷機能を持つステンレスボトルとしてはかなり軽い部類。

各部詳細

ポディウムステンレスと大きさ比較。ポディウムステンレスは2種類のサイズが有り、私が持っているのは小さい方。恐らく大きい方と比較したら同じくらいの大きさだろうと思われます。

表面は全体をシリコンコーティング済み。内部は、真空断熱二重構造です。

ステンレスボトルでシリコンコーティングって結構珍しく、私が知る限りでは他にABLOCくらいしかありません。ABLOCも上半分の所がコーティングされているだけで、ボトルケージと触れる部分はステンレスの地が出ています。

フタは「Gravity Flow」という仕組みを採用しています。ポディウムステンレスと方式は似ているように見えますが。パッキンなどは外して洗うことが出来ます。

容量は620ml。水を入れて計測してみた所、中の線までで620mlでした。頑張ればもう少し入りそう。

口はかなり大きく、左のポディウムステンレスと比べても一回り大きいことが分かります。ロックアイスを入れるときも入れやすい。

直径

ボトルケージとの相性を左右する直径についても計測しておきました。計測したのは、ボトルケージと接触する、底から10cm部分です。

直径は77.7mmとかなり太めでした。基準の75mmよりはかなり太いですが、凹まないステンレスである以上、これくらいの太さは必要だと考えます。

飲み方

ステンレスボトルは硬いため、「握って潰して飲む」ことは出来ません。ではどうやって飲むのかと言えば、「傾けるだけ」です。

bivoのボトルは傾けただけで、かなりの勢いで水が出てきます。これが自慢のGravity Flowという技術の効果。

こんな感じで飲み口を引き上げるとロックが解除され、水が出るようになります。

保冷力

公称の保冷時間は12時間とされています。なお、熱い飲み物は入れることが出来ません。

上の写真は水を入れた直後のもの。8時間後には氷が小さくなってはいたものの、残っていました。10時間で氷はほぼ消えていました。保冷力は、ポディウムステンレスやThermosの方が高そうです。

実走

使用したボトルケージは、BLACKBURN「CAMBER CF」というカーボンボトルケージです。

単体(ボトルケージをフレームに付けない状態)で抜き差しをした時は「結構キツいな」と思っていましたが、乗車状態でボトルケージと抜き差しをするとかなりスムーズです。もちろんボトルケージとの相性もあるでしょうが。

あと、抜き差しの際に金属が擦れる感覚が無いのも良いです。金属の地が出たボトルをボトルケージに入れると「黒板を引っ掻く」のに近い感触があってイヤなんですよね。シリコンコーティングのおかげでその感触もなし。抜き差しをすると表面に少し白く跡が付きますが、少しこすれば跡は消えます。

実走で驚いたのは、全くカタカタ音がしないことです。結構な段差でも全く音がしない。薄いシリコンの膜の効果はかなり大きいようですね。

一つ気になったのは、「あまりにも水の出が良すぎる」という点です。ポディウムステンレスと同時に逆さにして中の水が出る時間を見てみましたが、容量が多いにもかかわらずbivoの方が半分くらいの時間で水が出きってしまいます。

飲むにしても、掛水にするにしても、これまでの感覚よりも「出過ぎる」というか。気づけば残りが少なくなっていました。中身が消えているわけではないので損はしていませんが、加減が難しいという印象です。

まとめ

bivo「Trio」のファーストインプレッションでした。

容量の割に軽量で、シリコンコーティングのおかげでカタカタ音も起きにくい。保冷能力は諸先輩方には敵わない印象ですが、そこは軽量性とのトレードオフとして納得できます。とりあえず朝に氷水を入れて、一番暑い時間を乗り切れるだけの保冷能力はあるので問題ありません。

他に気になるのは、飲み口のロックでしょうか。かなり単純なロック構造に見えるので、中途半端に押し込んだだけだと中身が漏れる可能性はありそうです。

あとは、是非とも小さいサイズの17ozモデルも日本に輸入してほしいですね。妻のフレームに21ozモデルを装着しようとしたら、大きすぎて取り付けは不可能。カラー展開も豊富で女性にも好まれそうなボトルですが、女性が乗ることの多い小さめのフレームでは、21ozサイズの取り付けは難しい気がします。せっかくオシャレなのに、少々もったいないところです。


とりあえず、今年の夏の保冷ボトルはこちらをメインで使ってみようと思っています。

著者情報

年齢: 41歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。

記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次