東京→豊橋 ①日本橋→小田原

この記事は約 2分で読めます。

目次

出鼻をくじかれる

東京を抜けるまでは、ひたすらR15を行く。

しかし、信号が赤ばかり。出発直前に達成者である薄軽筆入れさんから「深夜のR15は信号の接続が悪い」とは聞いていたけどまさにその通り。直前にルートを変えるのも嫌だったのでそのまま行ったが、出鼻をくじかれた気がした。

それでも脚はいつもより回っている。心拍は高めだが、辛くはない。六郷橋までの19kmは42分で突破した。

緊急ピットイン

橋を降り、川崎郵便局の前で、第1次ピットイン。実は、出発直前に空気を入れ忘れたことに気づき・・・応援に来てくれるという会社の先輩にポンプの持参を頼んでいたのであった。

「こっちこっち!」

自分を東京→糸魚川に引き込んだIさんがポンプを持って待っていてくれた。F1のピットよろしく、素早く空気を充填してくれるIさん。たっぷり9気圧入れてもらった。

「ありがとうございます!」

Iさんと一緒に応援に来てくれたMさんにもお礼を言い、出発する。2分30秒ほど時間は掛かったが、ここでの応援はかなり力を貰えた。

川崎、横浜は地元。毎週走っている練習コースも、時間帯が違うと表情を変える。深夜のため、普段よりも大分車の数も少なかった。

難所:戸塚

保土ヶ谷を過ぎ、権太坂を抜けた後は不動坂交差点を左に入る。知らないと右へ行ってしまう人もいるのだが、このバイパスは自転車禁止。ここは左に入って戸塚の街中を抜けるのが正解。

ただ、戸塚はキャノボの難所の一つでもある。地元の人なら知っている「開かずの踏切」。時と場合によっては10分は開かない。これを確実に避けるには、迂回するか・・・電車が動いてない時間に通れば良い。自分がスタート時間を午前1時にした理由の一つは、この踏切だったりする。かくして、終電後の戸塚踏切を楽々と突破した。

藤沢バイパスを使って、藤沢→茅ヶ崎→平塚へと抜ける。平塚を過ぎると交通量もめっきり減り、街灯も暗くなる。暗闇の中を35km/h巡航でひたすら走った。

そしてスタートから2時間5分で最初の休憩ポイント、小田原のセブンイレブンに到着。おにぎりとドリンクを補給する。しかしゆっくりしてるヒマはない。スレに小田原到着の報を書き込み、5分ほどでいそいそと出発した。

次のエピソード
東京→豊橋 ②箱根 天下の険 最初にして最大の難関・箱根。 東京発のキャノンボーラーの多くは箱根旧道を使う。確かに距離も短いし獲得標高も少ないため、時間の短縮にもなる。しかし、体...
記事のシェアはこちらから
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

目次