BRM1011 喜多方600 走行編③ PC2:鬼怒川~会津若松(318km)

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本コースの北限である喜多方へと向かう区間。喜多方のラーメン神社で折り返し、会津若松に予約したホテルへと向かいます。

目次

PC2:鬼怒川~PC3:喜多方(299km)

鬼怒川の温泉街にあるローソンに到着。雨にけぶっていますが、このあたりでは貴重なコンビニだからなのか、活気があります。

PC2、到着

15:23、ローソン鬼怒川滝店(179km地点)到着。前のPCでは昨年より3分先行していたのに、ここでは23分遅れ。この区間で26分も遅れたことになります。ラーメン屋に立ち寄ったこともありますが、レインウェアによる空気抵抗の差が大きそうですね。

クリームパンと、バー状の補給食を2本買ってリスタート。ここまでも緩やかに登っていましたが、ここからは約35km先の福島県境までのヒルクライムとなります。

三依の山岳地帯を行く

サドルバッグに付けた熊鈴は、ダンシングで走ると盛大に鳴り響きます。この先は山道となるので、時折わざとダンシングを入れながら熊と遭遇しないように走行。

この辺りは三依という地域で、これまで数回この時期に通過したことがあります。いずれも紅葉が綺麗だったのですが……今年は一面の緑。紅葉が全く観測できない。考えてみれば数日前まで神奈川でも30℃を記録していたわけで、まだまだ紅葉するような気温に達していないということなのでしょう。今年は暑すぎる。

17:41、ようやく長い長い登りの頂上にある山王トンネル(215km地点)に到着。昨年はまだ日没を迎えていなかったのですが、今年は雨であることもあってすっかり真っ暗。この先はダウンヒルとなることもあり、視界の確保が必要です。

霧立400のために買って使わなかったヘルメットライトをトンネル手前で取り出し、ヘルメットに装着。最大の明るさに設定し、ダウンヒルに備えました。

70kmのダウンヒル

さて、次のPCである喜多方までの80kmのうち、70kmは下り基調。晴れていれば一気にタイムを稼げる区間ですが、今は夜でしかも雨。無理はできません。慎重に下る必要があります。ヘルメットライトに加え、VOLT800とVOLT800 NEOを2本とも400ルーメンのミドルモードで点灯し、いざダウンヒル開始。

今回使用したGENTOS「CP-03R」は260ルーメンのスポット配光。見たい領域を見るだけなら十分かと思ったのですが……正直このライトは、今回の用途には暗すぎました。雨のダウンヒルで使うなら、もう少し明るいものを選ぶべきでしたね。この紐システムはなかなか良かったので、ここだけ流用して他のヘルメットライトを買い増す予定です。

昨年と同じ、セブンイレブン会津田島新町店で自主休憩。トンネルから約16km下ってきましたが、すっかり体が冷えてしまったのでハンバーガーとホットコーヒーで体を温めました。昨年は店頭のベンチで休憩しましたが、今年は雨が降っているので省略。

声を掛けられる

会津田島からしばらくはBianchi乗りの方と二人連れで走行。熊の出没リスクを考えるとありがたい。

しかし、前のコンビニで水を買い忘れており、ボトルの中の水が無くなってしまいました。若郷湖のほとりで運良く自動販売機を発見し、「止まりまーす」と声を掛けてトレインから離脱。Bianchi乗りの方には先に行って頂きました。

無事、自販機で水を購入すると、同じく自販機に飲み物を買いに来た車の方に声を掛けられました。

ここまで何人か自転車の人を見ましたけど、何かのイベントですか?

baru

そうですね。今日は喜多方まで行きます。

まぁ、明日は東京までまた帰るのですが。ブルベという名前は出さず、事実だけを淡々とお伝えしました。

なお、ブルベから数日後、この辺りに熊が出没して人が襲われる事故があったそうです。熊鈴を鳴らしながら走っていましたが、案外役に立ってくれていたのかもしれません。

喜多方まで

しばらく雨は小康状態を保っていましたが、喜多方市が近づくとまた雨脚が強まってきました。

昨年も立ち寄った、280km地点のセブンイレブン北会津荒舘小学校前店で今年も休憩。またしてもハンバーガーを購入しました。このコンビニは凄く広いイートインがあるのですが、濡れ鼠の状態で使用するのも憚られたので、今年は外で買ったものを食べました。

休憩を終えて走り出すと、まもなく喜多方市入り。この辺りは農道めいた舗装状態の悪い道を走ります。道の窪みに水たまりが出来ていて走りづらい。早く市街地に入らないかなぁ、と思いながら走っていました。

PC3:喜多方~会津若松(318km)

喜多方の市街地に佇む「ラーメン神社」に到着です。

PC3、到着

21:35、喜多方ラーメン神社(299km地点)に到着。2人の先客がいましたが、先程一緒に走ったBianchi乗りの方と、宮田さんでした。

21時までのライトアップが終わっていて辺りは真っ暗でしたが、フラッシュを炊いて何とか撮影。やはり真っ暗でわかりにくかったようで、数人の参加者が通り過ぎて戻ってきていました。

会津若松のホテルへ

さて、ここからは折り返し。進路を南に変え、会津若松市街へと向かいます。喜多方よりも会津若松のほうが標高が低いので、下り基調で19km。1時間は掛からないはず。

ここからは意図してパワーを抑えて走りました。昨年はホテルに到着してからもなかなか心拍数が落ちず、入眠までに時間が掛かったからです。少しずつ強度を落とすことで「眠る」体勢に持っていく作戦でした。

しかし、まさかの強めの向かい風を喰らうことになり、あまり心拍数は落ちないまま会津若松市街に到着。0時まで営業している喜多方ラーメン屋には間に合いますが、洗濯と睡眠を優先したいのでスルー。

ホテル手前のセブンイレブンで翌朝のご飯(カップ麺と野菜ジュース)を買い、「駅前フジグランドホテル」に向かいました。

ホテル到着、洗濯峠

写真は昨年の使いまわし

22:45、駅前フジグランドホテル(318km地点)に到着。昨年より40分遅れ。とはいえ、本日の行程318kmのうち250kmは雨だったことを考えると、この程度の遅れで到着できたのは上出来と言えるかもしれません。

昨年は漏電があったとかでエレベーターも1機使えず、廊下の電気も消えていましたが、今年は元気に営業中。

入室。まずは濡れた服を脱いで、コンビニで3円で買ったビニール袋に詰め込んでいきます。そして、去年は使えなかったホテルのランドリーコーナーへ。さすがにこの雨でやられたウェア類をそのままでは寝られないので、洗濯峠を越えます。

……えっ、洗濯乾燥機が五台も!?

せいぜい2台しかなくて参加者同士の奪い合いになると読んで急いでランドリーコーナーに来たのですが、これだけあれば十分。無事に洗濯を始めることが出来ました。洗濯乾燥が終わるまでしばらく掛かりますが、朝バタバタするのは嫌なので乾燥が終わるまで眠れません。

洗濯と乾燥が終わるのを待つ間に風呂にゆっくり入り、出てからはストレッチ。そしてほぼ1日見られなかったTwitterをチェック。世界ではそれほど大きなニュースは起こっていなかったようです。

ボックス呼吸を実践

洗濯物を回収し、就寝準備。個人的にはすごく苦手な「ブルベ中の入眠」の時間です。今回は是非試してみたいと思っていた手法がありました。

ブルベ仲間のさえきさんに教えて頂いた、Garminウォッチの「ブレスワーク」機能です。これは、アメリカの軍隊でも採用されているリラックスメソッド「ボックス呼吸」をサポートする機能となっています。これを行うことで、心拍数が低下し、入眠しやすくなるという効果があります。

  1. 4秒掛けて鼻から息を吸う
  2. 4秒間、息を止める
  3. 4秒掛けて口から息を吐く
  4. 4秒間、息を止める

これをひたすら繰り返すのがボックス呼吸ですが、Garminウォッチのブレスワーク機能は4秒毎に振動してタイミングを教えてくれます。

まずは4分16セットのブレスワークを実施。これを行うことで、心拍数が100bpmから80bpm程度まで下がりました。私の入眠時の心拍は大体60bpm程度なので、そこまで下げたい。その後はGarminウォッチを使わず、「だいたい4秒」を頭で数えながらボックス呼吸を実施していきました。

気がつくと入眠していたようで、次に目が覚めたのは翌朝。Garminウォッチの睡眠記録を見ると、およそ10分ほどで入眠していたようです。普段のブルベだと入眠まで1-2時間掛かるのですが。凄い効果ですね、ボックス呼吸。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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