【レビュー】EGWORKS「ULTRA-Ti チタンボルト ステム用」

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評価:4

EGWORKSのステム用チタンボルト。恐らく台湾のメーカー製。

目次

購入動機

GE-110を組む際には、紆余曲折あって以下のステムを購入しました。

ステムが重い

このステムの110mmモデルです。

MTB用でしっかりした作りということもあり、重量はそれなりにあります。

チタンボルトへの交換

私は基本的にステムのボルトはチタンボルトを使うことにしています。というか、選んできたステム(3T「ARX TEAM」Bontrager「XXXステム」)の付属ボルトがチタンボルトであることが多かったのですが。

チタンボルトの何が良いかと言えば、「錆びない」のに「結構軽い」という点。ステムのボルトは常に視界に入るものなので、錆びているのは嫌なのです。

FSAのステムに付属してきたスチールボルトは黒く塗装されているのでそうそう錆びなそうではありましたが、軽量化も兼ねてチタンボルトに交換することにしました。

最初は、家にあった3T「ARX PRO」付属のチタンボルトを流用しようとしたのですが、ボルトの頭がステムと干渉して入りませんでした。

このステムはボルトを囲い込むような形状をしているので、ある程度ボルトの頭の直径が小さくないと使えないことが判明。

ちなみに、3Tのチタンボルトの頭の径を実測すると、8.4mmありました。あと少し細ければ入りそうなのですが。

チタンボルトを購入

仕方なく、別のチタンボルトを購入することに。

有名なのは日本特殊螺旋工業のチタンボルト、ちょっと高価過ぎる(6本で10000円前後)ので、それなりに評判が良く強度もありそうだったEGWORKSのチタンボルト(6本で2700円程度)を注文しました。

一応掲載されている寸法では、頭が8.0mm。これならば干渉はしないはずですが……こればっかりは現物合わせですね。

16mmモデルと18mmモデルが有りましたが、ステムに付属したボルトの長さが18mmだったので18mmモデルを購入しました。

製品概要

実測重量は、12.4g/6本。

素材は「ASTM B348 Gr5(Ti-6Al-4V) 64チタン」との表記があります。俗に64チタンと呼ばれるもの。

寸法はM5で、長さが16mmのモデルと18mmのモデルがあります。1mmのワッシャーが入っていますが、外れません。

公式の商品説明は以下の通り。

高強度な64チタン素材を精密転造及び鍛造した特製ボルト。
国内監修のもと、最大手コンポーネントメーカーや一流ステムメーカーのボルトを製造する工場に特別に製作していただいた最高品質の製品です。(純正採用より高い精度、仕上げで生産されています)

使用感

アルミステムのボルトとして使用しています。

寸法

頭の径を実測すると、しっかり8.0mmとなっていました。ステムとの干渉もなく、取り付けが出来ました。

重量

6本で12.4g。1本あたり2.06gということになります。

公称では「平均重量:2.05g±0.05g/本」とされていますが、非常に正確な値です。

ちなみに元々付いていたボルトは23.8g。1本あたり3.96gです。スチールボルトならばこれくらいになるでしょう。

差し引きで11.4gの軽量化となりました。

なお、説明書には「最大トルク: 5N/m」の表記があるので注意が必要です。

質感

見た目には何の変哲もありません。非常に綺麗に製造されているとは思います。

使用して半年ほど経ちますが、色の変化等はなし。

感触の差

一部のブランドでは「チタンボルトに変更すると剛性感が変わる」と主張されていることがあります。

今回は自転車を組み上げる前にステムのボルトをスチール→チタンに交換してしまったので、感触の差を確かめてはいません。

まとめ

しっかりとしたステム用チタンボルト。1本あたり450円とボルトにしては高価ですが、64チタンボルトの中では安価です。

寸法・重量の正確性からしても、ちゃんとした製造工程で製造されていることが推察されます。表面の仕上げも綺麗で、これならば安心して使えそうという印象を持ちました。

半年ほど使っていますが、特に問題は起きていません。これからも継続使用予定です。

評価

対象モデル:  EGWORKS「ULTRA-Ti チタンボルト ステム用」
年式: 2023年
定価: 2680円
購入価格: 2680円
公称重量: 2.05g(1本)
実測重量: 2.06g(1本)

価格への満足度

7/10

64チタンボルトとしては適価。

総合評価

8/10

感触に差は感じないが、錆びなくて軽い。

著者情報

年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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