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BRM1012 喜多方600 走行編③ PC2:鬼怒川~会津若松(318km)

本コースの北限である喜多方へと向かう区間。喜多方のラーメン神社で折り返し、会津若松に予約したホテルへと向かいます。
PC2:鬼怒川~PC3:喜多方(299km)
鬼怒川の温泉街に位置するローソンに到着。景観を乱さないようにか、看板の色も茶色になっています。
PC2、到着

15:00、ローソン 鬼怒川滝店(179km地点)到着。スタートから9時間で179km。ほぼグロス20km/hで到着することが出来ました。
1km手前のコンビニでトイレと買物は済ませているので、こちらではグミだけ買って離脱。先を急ぎました。
三依の山岳地帯を行く
さて、ここからは福島県との境である山王峠に向けて36kmの登りが始まります。といっても平均斜度は1.2%程度。キツイ上りではありません。

下りを挟みながら高度を上げていくわけですが、最初のピーク、川治温泉。
このあたりの区間は初めて走ると思い込んでいたのですが、「三依」という地名を見て思い出しました。ここは、鬼怒川600で走ったことがある区間です。ただし、方向は逆。爽快に下った(ただし物凄く寒かった)区間を今登っているわけですね。

紅葉が始まっている五十里ダムの風景。このあたりはかなり見晴らしの良い区間が多かったので、何度か立ち止まって写真を撮影しました。
上三依塩原温泉口駅の先は本当に初めて走る区間です。緩めながらえんえんと続く坂を登っていきました。

17:08、県境の山王トンネル(215km地点)に到着。ここまでは腕まくりをしてジャージ一枚で登ってきましたが、この先は長い下り。小雨も予想されていたのでレインジャケットを羽織ってトンネルへと突入しました。
長い長い下り
県境の山王トンネルから次のPCである喜多方までは下り基調。
当日は把握していませんでしたが、約70kmで500mの標高差を駆け下りるダウンヒルです。めちゃめちゃ長い。先日の霧立峠の下りもやたら長かったですが、それよりも更に長い下りです。本州にもこんなに長い下りがあるんですね。
先日の霧立峠の下りと違って気温は10℃は超えているのが救いですが、それでもこれだけ長い間走行風を受け続けると手先と足先が冷えて痺れてきました。

峠から16kmほど下ってきた、セブンイレブン会津田島新町店で自主休憩。「東北と言えば酪王!」ということでバナナオレを買いましたが、ダウンヒルで冷え切った腹に乳飲料は今考えれば愚かでした。この後、また腹痛に悩まされることになりますが、美味しかったので飲んだことに悔いなし。
このコンビニにはベンチがあり、同じく休憩に立ち寄っていた参加者の方としばらく話をしました。その方は今年のエタップ・ドゥ・ツールや、昨年のPBPにも出られていたかなりアクティブな方。昨年のPBPの思い出話も出来て楽しかったです。
喜多方まで
会津田島駅周辺は久々の大きな街でしたが、そこを過ぎるとまた山岳地帯。ただしほぼダウンヒルなのでそこまでストレスはなく走行。先程のコンビニでPBPの話をしたので、この区間は「PBP攻略法」をずっと考えながら走っていました。

246km地点のセブンイレブン会津下郷店で夕食&トイレ休憩。
喜多方ラーメンは食べられそうにないけど、イートインで座って食事ができれば上等です。そろそろ足先がむくんでくる頃なので、食事中はシューズを脱いでいました。

しかしこちらのコンビニ、やたらイートインが広かったです。習字も飾ってあるのが珍しい。地域のコミュニティスペースとしても機能している?
コンビニを離脱して、ひたすらに阿賀川沿いを北上。あまや駅に差し掛かる辺りでは遠くに街の灯りが見えました。方角的にはホテルを予約している会津若松市街のはず。ただし、今回のコースでは一度喜多方まで行って折り返さないと会津若松にたどり着くことは出来ません。
270km地点から先は農道のような道を走行。後から調べると県道だったようですが、路面が悪くてなかなか苦労しました。こういう道では30Cチューブレスが恋しくなりますね。
そんな田んぼの中を走行していたら暗闇の中に煌々と輝く「らーめん くま福」という看板が。この時間(20:30)でもまだ営業しているようで惹かれましたが、「少しでも早くホテルにたどり着く」最初の目標を思い出して先に進みました。
まもなく、喜多方市街地に突入。SR600福島以来です。
PC3:喜多方~会津若松(318km)
喜多方の市街地に佇む「ラーメン神社」に到着です。
PC3、到着
21:00、喜多方ラーメン神社(299km地点)に到着。ラーメンマニアですが、こんな施設があるとは今回のブルベの準備段階まで知りませんでした。

……鳥居が曲がってない?? と思ったんですが、これは「箸」を表してたんですね。
今回のブルベでは対象のオブジェクト(神社)とブルベカードをセットで写真に収めることが求められていました。「ブルベカードの文字が読めるように」という指定でしたが、どうしても鳥居の方にピントが合ってしまって写真撮影に苦戦しました。5回くらい撮影してようやく成功。
会津若松のホテルに向かう
撮影後は進路が南に変わるわけですが、喜多方ラーメンの名店集中地帯を抜けるようにルートが引かれていました。
坂内本店・松食堂・食堂なまえ等々、錚々たる名店のすぐ近くを通りますが……喜多方ラーメンの店は夕方には閉まってしまうので、もちろん営業していません(その代わりに早朝から営業している)。21時を過ぎて営業しているラーメン屋は、かつては「伊藤食堂」がありましたが2022年に閉業しています。
まぁ今回はラーメン屋はスルーするつもりだったのでそれで良いんですけど、何か悔しい。今度ゆっくり食べに来ることにします。
喜多方の市街地を抜け、一路会津若松へ。ホテルのベッドが待っている。
約20kmを1時間で駆け抜け、会津若松市街へ到着。ホテル手前のコンビニで翌朝の朝食(カップ麺)を買い、「駅前フジグランドホテル」に向かいました。
そういえば雨予報があったけど全く降られませんでしたね。EpicRideWeather先生もたまには外すようです。
ホテル到着、就寝

22:05、駅前フジグランドホテル(318km地点)に到着。名前はゴージャスですが、一泊5200円と大変リーズナブルでした。
……ただ、数日前に漏水による漏電があったとかで、エレベーターが二機のうち一機が使えず、廊下の電気も消えて投光器を使っているという中々の状態でしたが。まぁ早朝には出ていくのでそこまで影響はありません。

お部屋。十分です。
ホテルに案内されたランドリーに洗濯物をぶち込んで、そろそろ洗濯と乾燥終わった頃合いかなと思って回収に来てみたら膝から崩れ落ちた。詰んだ pic.twitter.com/KuTo6LZHv5
— GUTTI@BRM1012東京600食ってこい喜多方 (@on_gutti) October 12, 2024
風呂に入ってTwitterを眺めていたら、同じホテルに泊まっているGUTTIさんが大変なことになってました。私はフロントでファブリーズを借りてお茶を濁しましたが、どうやら正解だったようで……。というか、例の漏電の影響でコインランドリーも使えなくなっていたので外部のコインランドリーを使った結果がコレだったので、何とも悪い日に宿泊したことになるかもしれません。
会津若松からゴールまでの距離は284km。22時までにゴールすれば良いので、翌朝は5:20に出発することにしました。グロス17km/hで走ることが出来ればギリギリ間に合う計算です。今の体力的には不安がありましたが、何よりも睡眠時間を確保することが大切なので、スタートを少しでも遅くすることにしました。
23時半就寝。翌朝は4:50に起きて、5:20に出発します。
