iGPSPORTがRWGPSからのルートデータ直接取込に対応

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iGPSPORTRWGPSが連携を発表。RWGPSのルートデータをiGPSPORTのアプリに直接取り込めるようになりました。

目次

まえがき

まずは本件についての背景を書いていきます。

突如、RWGPSがiGPSPORTとの連携を発表

9/15の朝、RWGPSからこんなメールが届きました。

個人的には「ついに来たかッ!!」という感じ。

iGS630をレビューした頃から要望していた機能がついに実装されたからです。かれこれ4年掛かりましたが、待った甲斐がありました。

後で詳しく説明しますが、かいつまんで言うと画像に書いてある通り「RWGPSで作ったルートを、ファイルを経由せずにiGPSPORTのサイコンに取り込めるようになった」ということです。

これまでとの違い

これまで、iGPSPORTのサイコンに外部サービス(RWGPSやGarmin Connect等)で作ったルートデータを読み込むためには以下の手順が必要でした。

これまでの取込手順
  1. 外部サービスのアプリ等から、ルートデータをGPX/TCXファイルでエクスポートする。
  2. iGPSPORTのアプリから、エクスポートしたルートデータを読み込む。
  3. iGPSPORTのアプリから、読み込んだルートデータを、サイコンに転送する。

iGS630の時代までは、USB接続して指定フォルダにファイルを置けばルートとして読み込んでくれたんですが、現在はその方法は廃止。基本的には、iGPSPORTアプリからルートデータを転送しなければなりません。

従来の方法でも手数は大して多くないんですが、複数のアプリを行ったり来たりしなければならないので地味に面倒でした。

それが今回の連携によって以下のようになります。

今後の取込手順
  1. iGPSPORTのアプリから、RWGPSのルートデータを読み込む。
  2. iGPSPORTのアプリから、読み込んだルートデータを、サイコンに転送する。

iGPSPORTアプリだけで操作が完結するということです。

事前にアカウントの連携設定は必要ですが、一度行ってしまえば後はかなり簡単にルートをサイコンに転送できるようになりました。

他サイコンとRWGPSの連携の歴史

iGPSPORT以前に、RWGPSと連携してルートの取込が行えたサイコンブランドは、Garmin / Wahoo / Hammerhead / COROS / Brytonの5つ。そして、iGPSPORTがこの度6ブランド目として加わったことになります。

軽く調べた限りだと、連携の歴史は以下のようになっていました。

年号ブランド備考
2016WahooELEMNTでRide with GPSのターンバイターンに対応。
2016年8月にはPinned Routesの同期にも対応。
2018〜2019頃Hammerhead少なくとも2019年にはKarooでRWGPS由来ルートのPOI処理が存在。
正確な連携開始年は今回の確認では特定できず。
2020年代前半?GarminRWGPS ⇔ Garmin Connectのルート同期はかなり以前から存在。
現行方式の開始年は今回の確認では特定できず。
2024COROS2024年9月アップデートでRWGPSをConnected Partnerに追加。
ルートをCOROSへ直接同期可能に。
2025〜2026BrytonBryton ActiveとのRWGPSS自動同期に対応。
正確な開始時期は特定できず、2025年後半〜2026年前半とみられる。
現在は公式対応。
2026iGPSPORT2026年9月、RWGPSとの直接連携に対応。
従来のGPX/TCX手動インポートが不要に。

COROSやBrytonが対応する都度、「iGPSPORTもそろそろ連携しないと!」と担当の方に発破をかけていた覚えがあります。大手サイコンブランドでは一番遅くなりましたが、ようやく対応してくれました。

日本でも知られているブランドだと、CooSpo / XOSS / Lezyne / MageneあたりはまだRWGPSとは連携していません。ルートデータの取込にはファイルを経由する必要があります。

新しいルート取込手順

それでは新しいルート読み込み手順の紹介です。

RWGPSのサイトにも手順の解説はありますが、一応ここでも詳しい手順を書いていきます。

アカウントの連携設定

まずは、iGPSPORTとRWGPSのアカウント情報を紐づける設定を行います。

  1. iGPSPORTアプリを開き、「マイページ」タブを選択します。
  2. マイページタブの下の方にある、「サードパーティーアプリと連携」を選択します。
  3. サードパーティアプリの中から「Ride With GPS」を選択します。
  4. ブラウザが起動し、RWGPSのアプリ連携承認画面に移動します。ここで「Authorize」を選択します。

これで、iGPSPORTアカウントとRWGPSアカウントの連携設定が完了しました。

ルートデータの取込

次に、ルートデータの取込手順の紹介です。

  1. 「マイページ」タブのメニューから「マイルート」を選択します。
  2. 画面右下の「+」アイコンをタップすると、「ロードマップ作成」というメニューが出ます。ここで「サードパーティルートのインポート」を選択します。
  3. サードパーティアプリの中から「Ride With GPS」を選択します。
  4. Ride With GPSで作成したルートデータが一覧表示されます。この中から取り込みたいファイルを選択して「輸入」ボタンを押します。既にインポート済みのファイルは選択できないようになっています。

これでルートデータの取込が完了。「チェック」を選択すると、取り込んだルートデータを確認することが出来ます。

ファイルを経由しなくても、ルートデータを取り込めるようになってますね。

しかし、ウェイポイントが取り込まれない

大変ありがたいアップデートなのですが、ブルベをやる人間にとっては問題が残っていました。「ウェイポイントが取り込まれない」ことです。

ウェイポイントというのは、ルート上に設定した目印のポイントで、ブルベではPC(チェックポイント)をウェイポイントとして設定するのが定跡です。

左はGPXファイルから取り込んだルートデータ、右は今回のRWGPS連携で取り込んだルートデータです。左側には「補助施設ポイント」と表示されていますが、これがつまり「ウェイポイント」のこと。本来はこうなるはずなのですが、右側には補助施設ポイントがありません。

この問題の原因が、RWGPS側にあるのか、iGPSPORT側にあるのかは現段階では不明です。とりあえず、両方のサービスに対して問合せのメールを送りました。何か動きがあれば追記致します。

まとめ

RWGPSのルートデータをiGPSPORTのアプリに直接取り込む方法の紹介でした。

いやー、長年待ち望んだ機能なので本当に嬉しいです。iGS630の時は担当者に直接伝えただけでレビューには書いていませんが、BiNaviのレビューでもBSC500のレビューでもしつこく「RWGPSと連携してくれ」と書き続けてきた甲斐がありました。

ウェイポイントが取り込まれないことは片手落ちですが、おそらく遠くない将来には直るでしょう。可能ならばCueSheetの取込にも対応してくれるとありがたくはありますが……。

実のところ、iGPSPORTのサイコンには大きな不満はほぼ無くなっていたのですが、最後に残った不満がこの「ルートデータ取込問題」でした。今回、解決してくれて良かったです。

著者情報

年齢: 42歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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