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【アンケート結果】ロードバイク用チューブのブランド&素材 2025
6/23~27まで実施した、「ここ3年間でよく使ったロードバイク用チューブのブランド&素材」アンケートの結果発表記事となります。
アンケートに対して頂いたTwitterでのご意見を紹介していたら物凄く長くなってしまったので、今回も記事をページ分割しています。とりあえず結果だけを知りたい方は、最後のページをご覧ください。
アンケート内容

「ここ3年間でよく使ったロードバイク用チューブのブランド&素材は?」というテーマでアンケートを実施しました。
意図
本サイトは定期的に自転車をテーマにしたアンケートを実施しています。

当サイト2回目のアンケートのテーマが「ロードバイク用チューブのブランド&素材」でした。
アンケートを実施したのは2021年5月。約4年前です。タイヤのアンケートでも同じ話を書きましたが、この四年間はロードバイクにかなり大きな転換期がありました。その転換期とは「ETRTO2021の制定」と「ディスクロードの一般化」です。
ディスクブレーキ化によってタイヤ幅の制限が大幅に緩和された結果、より太いタイヤを使うことが一般的に。しばらく25Cに留まっていたロードタイヤの標準は現在28Cに移行し、30Cや32Cと言った(ロード用としてはかなり太めな)タイヤを使う人も出てきました。

さて、タイヤが太くなると、タイヤもチューブも素材が増えて重くなります。そこで使われるようになったのがTPUチューブです。
ブチルチューブの約半分の重量となるため、特に太いタイヤほどTPUチューブに交換することによる軽量化効果は高くなります。また、TPUチューブは熱に弱い弱点がありますが、ディスクブレーキ化によってチューブがブレーキ熱を受けなくなりました。こうした点が追い風となり、近年TPUチューブは急速にシェアを伸ばしている感触がありました。
この感触が実際のところどれくらいのものなのか? それを確かめるために、4年ぶりの「チューブ&素材」アンケート実施となりました。
形式
一人一回の投票で、複数ブランド&素材(最大3つまで)に投票可能としています。選択はチェックボックス式。
制約は以下の通り。
- ここ3年間でよく使ったロードバイク用チューブ(ブランド&素材)を最大3つ挙げてください。
- グラベルロード・オールロード用のチューブも対象とします。
- ブランド&素材の組み合わせが一覧に存在しない場合は、「その他」欄に自由記述してください。
普段のアンケートでは選択数の上限は設けないことが多いのですが、2021年の第1回アンケートと合わせるため「最大3票まで」としました。
ちなみに、前回の1-10位は以下のとおりです。
順位 | ブランド | 素材 | 票数 |
---|---|---|---|
1 | Panaracer | ブチル | 337 |
2 | SCHWALBE | ブチル | 253 |
3 | CONTINENTAL | ブチル | 172 |
4 | MAXXIS or CST | ブチル | 130 |
5 | BRIDGESTONE | ブチル | 112 |
6 | Vittoria | ブチル | 105 |
7 | MICHELIN | ブチル | 102 |
8 | Vittoria | ラテックス | 84 |
9 | TIOGA | ブチル | 65 |
10 | IRC | ブチル | 63 |
投票選択肢数
53選択肢+その他
ブランド×素材の掛け合わせなので数が増えるかと思いきや、割と1ブランドで複数素材のチューブを出しているケースは少なく、常識的な数に収まりました。
回答者数
投票者数: 1359人
総投票数: 2769票
一人あたり平均2.0ブランド投票。上限3票なので、平均的。
募集期間
5日間(2025年6月23日~27日)