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【レビュー】MORGAN BLUE「CHAIN CLEANER」
評価:4.5
ベルギー「モーガンブルー」のチェーンクリーナー。ドライブトレインの洗浄用ケミカルです。
購入動機
チェーン洗浄について、最近色々と模索しています。
ここしばらくは上の動画のワコーズ方式でやっていたんですが、いかんせんケミカル代が掛かりすぎる&リンクの間に汚れが残ってしまうことが気になっていました。
そこで、かなり久々に通称「チェーンガラガラ」などと呼ばれる洗浄器具を買ってみました。各社から出ていますが、今回は品質が高いと言われるパークツールのものにしました。
ただ、こういったチェーンガラガラは液体のチェーンディグリーザーが必要です。液体のチェーンディグリーザーを探してみると、意外と単価が高い。そして単価の安いものはアルカリ性のものが多い。
フォロワーさんはもう既にご存知だと思うのですが
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。シマノ、スラム、KMC、カンパも説明書に書いてますので「和泉チエンだけ」が言ってる訳ではありません。ちな椿本、大同など他チェーンメーカーも言ってます。https://t.co/XIwuGMAJVy
— 和泉チエン Izumi Chain (@ChainIzumi) July 27, 2022
チェーンメーカーの一つ「和泉チエン」の公式アカウントもこのように述べていますが、アルカリ性のディグリーザーは金属への攻撃性があり、チェーンには使わないほうが良いとされています。
こんな時、頼るのはディグリーザーのレビューを精力的に行っている、りくらいまーさんのブログです。ディグリーザーだけで26種類もテストされています。
ディグリーザーは毎回リトマス試験紙で液性をテストされており、今回レビューするモーガンブルーは中性であることが分かっています。また、実売価格も1リットルで1700円ほどと、この手の製品の中では安い。
色が真っ青なのはちょっと気になりましたが、今回の要件に合うディグリーザーということで、購入を決めました。
製品概要
内容量は1リットル。
成分はラベルに記載なし。りくらいまーさんのテストによれば、液性は中性(pH:6)。
チェーン及びドライブトレイン専用で、「フレームやその他の部分には付着しないように」との注意書きがあります。
使用感
チェーンやスプロケの洗浄に使用しました。我が家は庭がないので、室内メンテナンスです。
スプロケの洗浄
まずはスプロケの洗浄から。
① 陶器の器にディグリーザーを注ぎ、ハケでスプロケに塗布。
② しばらく放置した後に牛毛ブラシでブラッシング。
③ フォーミングマルチクリーナーで洗い流す。
④ ウェスで拭き取る。
室内メンテナンスのため、フォーミングマルチクリーナーを水の代わりに使って洗い流します。
随分と綺麗になりました。中性ということで洗浄力は大丈夫かな?と思っていましたが、十分ですね。
チェーンの洗浄
先述の通り、チェーンガラガラに本製品を注いでチェーンを洗浄します。
パークツールのチェーンガラガラは後から洗浄液を注ぐための穴があるので、ここから本製品を注入。そしてクランクを回してガラガラ。
こちらもかなり綺麗になりました。リンク内に少し汚れは残ってますが、十分な洗浄能力と言ってよいでしょう。
液性
前述の通り、pH: 6の中性です。金属類を痛める心配がないので安心して使えます。
におい
無臭ではなく、ディグリーザーらしいにおいはあります。あまり強い刺激週ではありません。
色
真っ青です。何の色なのか、なんでわざわざこんな色にしているのかは不明。
プロチームでの使用率
様々なプロチームが使っているようです。2022年度はこちらの10チーム。
まとめ
液体型では割りと安価かつ、高い洗浄能力を持つチェーンクリーナー。液性も中性であり、ドライブトレインに安心して使えるのが特徴です。
モーガンブルーの製品はあまり使ったことがなかったのですが(ハブ用のグリスだけ買ったことがある)、ちょっと興味が出てきたので今後はもう少し使ってみようと思っています。
ちなみに、りくらいまーさんによるディグリーザーのpHテスト結果記事は面白いのでぜひ読んでみてください。
評価
対象モデル: MORGAN BLUE「CHAIN CLEANER」
年式: 2022年
定価: 2200円(税込)
購入価格: 1763円 (税込)
価格への満足度
この手の製品の中では比較的安価。
総合評価
中性で洗浄力高し。
著者情報
年齢: 38歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。