BRM921 霧立400 スタート前日編

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「霧立400」スタート前日の金曜日は有給休暇を取り、移動日としました。

目次

家→羽田空港

往路の飛行機は12:35発。

今回は宗谷岬600ほどスタート地点が空港から遠くないので、シクロエクスプレスは使わずに飛行機輪行で自転車を運びます。

電車移動

まずは家から武蔵小杉駅に移動し、自転車をパッキング。

今回は「初のディスクロード飛行機輪行」。一度家でシミュレーションしたあとで、現地で慎重にパッキングしました。飛行機輪行の話は長くなるので、走行編の後のまとめ記事で触れようと思います。

JRで武蔵小杉→品川に移動、京急で品川→羽田空港へと移動。今回は縦型輪行スタイルにしたので、従来の飛行機輪行でやっていた横型輪行に比べると電車内の自転車の配置が楽でした。

空港で預け入れ

羽田空港に到着後、改めてパッキング確認。しっかり袋が自立するように調整し、大型手荷物窓口で預け入れます。

随分軽い。カーボンフレーム+最低限のパッキング効果でしょうか。

高さ1mを越える荷物ということで、検査員の方が来て一緒に中身を目視確認することになりました。特に問題なく通過。自転車は運ばれていきました。無事に新千歳空港で会えますように。

搭乗

飛行機に搭乗。国内の飛行機移動はJALかANAを使うことが多いです。理由はどちらも自転車の扱いが丁寧だから。LCC的な所は過去に破損経験があるので避けています。

往路は窓際ではない席だったので、Kindleに入れた小説(ブラックペアンの原作)を読んでました。原作は1988年が舞台なので、色々と昭和な内容です。

新千歳空港→手稲

到着は14:10。1時間半ほどの空の旅を終えて、北の大地に降り立ちました。

緊張の自転車受取

さて、緊張の自転車受取です。自転車は係員の方がハンドキャリーで持ってきてくれました。

一応、軽く中身をチェック。こういう場合の破損は航空会社免責にはなるので自分の旅行保険を使う必要がありますが、「輸送中に破損しました」という証明(係員に破損証明を書いてもらう)が取れないと保険が降りないことも。なので、荷物を受け取ったらすぐに確認するのが大事。

ツール缶が落下していましたが、その他は特に問題なし。ディスクローターも歪んでいませんでしたし、変速も無事。さすがJAL、丁寧な扱いです。

再度パッキングをし、食事へ向かいました。

新千歳で昼食

羽田空港では昼食を食べなかったので、新千歳空港内で昼食。

北海道はグルメ大陸。色々と気になるものはありますが、今日の気分は……

豚丼!

十勝豚丼の名店「ドライブインいとう」が出店していたのでこちらにしました。炭火焼……と思いきや、ガラス張りの調理場ではフライパン調理。「あれ?」と思って調べてみると、十勝豚丼には「炭火派」と「フライパン派」の2系統があるようで。ドライブインいとうは後者のタイプでした。家庭で出来る味を追求してるんだとか。

炭火の香りはないものの、肉質が良く美味しい豚丼でした。

札幌まで移動

札幌までは快速エアポートで電車移動。そのまま電車に乗っていれば手稲駅まで行けますが、あえて札幌で途中下車をして自走することにしました。

車窓を見ていると、地面に水たまり。どうやら通り雨があった様子。

札幌駅前で自転車を組み立て。

外に出てまず感じたのは気温の低さ。飛行機に乗る前の東京の気温は33℃。これに対し、15時半の札幌の気温は15℃。一気に季節が秋になりました。同じ国とは思えない。

ホテルを取った手稲駅までは約12km。飛行機輪行を経た自転車に異常がないかの確認のため、一応自走しておきます。

ちょっと驚いたのはボトル。標高12000mの気圧ですっかり凹んでいましたが、ボトルの口を開けたらもとに戻りました。

組み立て完了。とりあえず異常はなさそうです。

手稲まで自走移動

手稲駅まで自走開始。やはり北海道は道が広い。そして歩道が関東よりも数センチ高い位置にある感じ。2年ぶりの北海道の道路にちょっとした感動を覚えました。

セコマを見つけて早速休憩。翌日はお世話になりまくる予定ですが、まず北海道に来たらここに寄らねば。

PBP開催中のルート上のオブジェみたいなのがあるな……と思ったら、白い恋人パークでした。

ここで日が暮れてきたわけですが、一つ忘れ物に気づきました。予備ライトです。

今回はVOLT800を2本持ってきましたが、いつも持っている予備ライト(URBAN2)を持ってきていませんでした。夜の時間の長さ的にはVOLT800が2本あれば足りるはずですが、何かのために予備ライトは持っておきたい……ということで近くの自転車屋を探すことに。

最初に立ち寄ったスポーツデポ宮の沢店には自転車パーツは一切なし。他に店はないかと探すと、「K’S BIKE BASE」なる店が近くにあることが分かりました。

到着。MTBメインのお店ですが、ロードバイクも取り扱い。スペシャライズドとオルベアがメインのようです。インダストリーナインのホイールがあって驚きました。

キャットアイのライトの品揃えが素晴らしく、無事にURBAN2をゲットできました。

店主さんに「神奈川から来ました」というと、「実は自分も昨日は東京にいたんですよ」とのこと。そう言えばJAPAN BIKE SHOW(販売店向けの展示会)が、9/18-19の期間に東京・有明で行われていたのでした。北海道から遠征するとは熱心な店主さんです。「気温差に驚いたでしょう」と言われましたが、全くその通り。別世界です。

無事に予備ライトを入手し、ホテルへと向かいました。

スタート前夜

今回は、手稲駅前の「手稲ステーションホテル」に宿泊しました。スタート地点まで約4kmと、直前まで寝ていられるのが理由です。

ホテルにチェックイン

手稲駅に到着。なかなか雰囲気のある大きな駅です。

今回の部屋はツインルーム。シングルで良かったんですが、三連休の前日ということで中々部屋も開いておらず、ちょっとお高めなツインルームを抑えました。

部屋に電子レンジがあるっていうのはなかなか珍しい。各フロアに一台あればありがたいくらいなんですが、各部屋にあると色々はかどりますね。

回転寿司トリトン

スタート前夜の夕食は、北海道在住の方に教えて頂いた「回転寿司トリトン」へ。「根室花まる」と並び、北海道で有名な回転寿司チェーンです。

ホテルから徒歩で1kmくらい。自転車を出すまでもない距離だったので、15分ほどSPDシューズで散歩。やっぱり北海道は歩道の位置が高い。

トリトンに到着。「あまり待たなければいいなー」と思っていましたが、30分ほど待ちました。

さすがに人気の店だけあって美味しかったです。ウニがあれば食べたかったのですが、この日は無し。北海道名物とも言える「ニシンの握り」を食べましたが、これはとても美味しかった。

ホテルに帰着

手稲駅まで戻ってくると、24時間営業の西友があったので明日の補給食調達のために立ち寄り。

「北海道で24時間営業スーパーは珍しいな」と思ったんですが、どうやらあと10日で閉店する様子。12月には跡地にイオンが入るようですが、何か寂しいですね。

ホテルに戻って翌日の準備を行い、風呂に入って就寝しました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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