【調査】自転車関連ブランド 略称の意味

知ってるつもりで意外に知らない、企業やブランドの略称の意味。

ふと気になったので、自転車関連企業の略称の意味を色々調べてみました。

人名系

多いのが、創業者の人名にちなんだものです。日本で言うと「ブリヂストン」みたいなものでしょうか。

BHの「Hermanos」は「兄弟」という意味だそうで、元々は銃火器を作っていた会社だったそうです。

MAVICも実は略称。創業者の「チャールズ・イドックス」「ルシアン・シャネル」の名前から来ています。

会社の理念

会社の理念と思われるものを略称にしたブランド名です。

BBBは、どこかリンカーンの演説に通じるものを感じます。

DMTは、「設計」「素材」「技術」と、まるで「友情」「努力」「勝利」のような理念が並びます。

TNIは、まさにブランド名通り、「必要は発明の母」を地で行っているメーカーではないかなと。

地名

地名に由来するものです。

3Tは元々、イタリアのトリノ生まれ。トリノチューブテクノロジーの略称ということです。

WILIERもイタリアですが、「Viva=W」で、意味としては「解放され取り戻されたイタリア万歳」という何とも凄い所から来ています。

ITMは、ITALU(イタリアの)MANUBRI(ハンドル)という意味だそうです。日本で言うと「NITTO」みたいなものですね。

その他

上記に分類できないものです。

DTは、ワイヤーに関するチェコ語とフランス語を合わせた言葉のようですが、正確な意味は分かりませんでした。

衝撃的なのはBMCでしょう。「Bicycle Manufacturing Company」。直訳すると、

自転車製造会社

単純明快。

Motobacaneは、バイクを意味する「moto」と、自転車を意味する「bacane」を合わせた造語だそうです。

TRPは、Tektroの上位ブランドという事になります。

まとめ

普段特に意識せずに使っている自転車製品ですが、メーカー名にも色々と込められた思いがあることが今回良くわかりました。BBBやTNIなどは、企業理念をそのまま会社名にしてるわけですし。

しかしBMCは……もう少しどうにかならなかったんだろうか(まだ言う)。

追記(2019年3月19日)

この記事をTwitterで紹介した所、さまざまな反響をいただきました。

その中で、「途中から略称の意味が変わったブランドがある」という話をいくつか頂いたので追記します。

BMC

「どうにかならなかったのか」と書いたBMCですが、元々は「Bigelow Mounting Company」だったそうです（Wikipediaにも記載あり）。

Bigelowは創業者の名前らしいですが、資本関係の変化で略称の意味を変更したのかもしれません。

BBB

会社の理念を並べたと思っていたBBBですが、元々は「Bill’s Bike Babes」だったそうです。Road.ccにはその頃のロゴ入りの製品レビューが上がっています。

Billというのは人名だと思うのですが、BBBの沿革を見ても、「Chris Koppert」「Frank Moons」の二人が創業者とされており、Billという人物はどこにも出てきません。

この辺りの事情をご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。とりあえず、2009年に別会社に買収されたという記事は見つけましたが。

著者情報

年齢: 35歳（レビュー執筆時）
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年～
年間走行距離: 10000～15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: QUARK ロードバイク(スチール), GIANT ESCAPE RX(アルミ)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。