「TPUチューブの乗り心地を数値化する」実験レポート

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目次

測定対象チューブ一覧

今回測定したチューブの一覧を示します。

  • チューブは全て、新品未使用です。
  • 全て、ロードバイク向けの700Cチューブとなります。
  • TPUチューブは、ロード用の標準的な厚みのモデルを対象としました。TPUチューブには極端に肉厚が薄い軽量モデルも存在しますが、今回はそういったものは対象としていません。
  • SCHWALBE「EXTRA LIGHT」は、実験用にNAOさんから寄贈頂きました。
  • ※付きのものは、Amazon掲載の定価です。(中華TPUは国内定価が不明)
  • 「実走」列は、私が実際に走行テスト済みのものは「済」が付いています。
    後半で、各指標と実走乗り心地評価との比較を行う際には「済」のものを対象にします。
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素材製品名対応
タイヤ
国内定価
(税込)
実走
TPUPIRELLI「SMARTUBE RS」26-35C5400円
TPUGuee「Aerolite」20-32C3520円
TPURevoloop「RACE」23-30C3080円
TPUCYCLAMI「ROAD(オレンジ) 30g」18–32C※ 1000円
TPUCYCLAMI「ROAD(グリーン) 30g」18–32C※ 1300円
TPUPanaracer「Purple Lite」23–32C1980円
TPUEclipse「Road Endurance」28–35C3410円
TPUP&P「TPU Tube」25–32C2640円
TPUSCHWALBE「AEROTHAN」23-28C6380円
TPUBARBIERI「NXT TPU Tube」23-32C3080円
TPURideNow「ROAD TUBE 24g」18–28C※ 1000円
TPUCYDY「TPU Inner Tube(Ver.3)」23–32C990円
TPUMagene「EXAR TPU tube」23–28C1430円
ラテックスVittoria「Competition Latex」19–23C2750円
ブチルPanaracer「R’Air」23–28C1958円
ブチルBRIDGESTONE「EXTENZA 75g」25–32C1150円
ブチルSCHWALBE「EXTRA LIGHT」18-25C2200円
ブチルHutchinson「GOOD DEAL」20-25C880円
測定対象のチューブ一覧

有名な話ではありますが、EXTENZAチューブは、MAXXISの「ULTRALIGHT」と同品であると言われています(→参考)。実際、ULTRALIGHTの新品と幅・肉厚を比較しましたが、ほぼ同じ値でした。

なお、以下は私が実走した中での、主観「乗り心地ランキング」です。組み合わせたタイヤは、AGILEST or AGILEST FASTの28C。

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順位ブランド製品名感想
1GueeAerolite表面はTPUらしい質感だが、走行感に硬さは皆無。
振動・突き上げ、共に軽減効果を感じる。
バルブも金属で、運用面でも工夫されている。
PIRELLISMARTUBE RS表面がマットでサラサラした手触り。高級。
Gueeと同じく、従来のTPUの硬さを全く感じない。
バルブが樹脂であまり出来が良くないのが玉に瑕。
2CYCLAMIROAD(グリーン) 30gAmazonで手に入る中華TPU。安い。
価格の割に乗り心地が良く、硬さはほとんどない。
バルブ根本の接着が甘く、空気抜けが早い。
3PanaracerPurple Lite紫色でTPUらしいツルツルした質感。安い。
TPUらしい硬さも残るが、しなやかさもある。
「根本が樹脂・先端が金属」バルブが扱いやすい。
4RevoloopRACE白濁したマットでサラサラの質感。少々硬質。
芯の硬さを感じるが、不快感は少なかった。
樹脂バルブだが、コア交換が可能。
5EclipseRoad透明でツルツルの質感。継ぎ目が細い(約1mm)。
TPUらしい硬さを感じるが、許容範囲内。
金属バルブTPUの元祖で、特許製法。
6MageneEXAR TPU tubeオレンジでツルツルの質感。耐熱性重視。
振動はそこまででもないが、とにかく跳ねやすい。
一般的な樹脂バルブを採用。
7RideNowROAD TUBE 24g中華TPU。ピンクでツルツルした質感。
跳ねはしないが、振動がガツガツ来る。手が痛い。
パナと同じく、樹脂+金属のバルブを採用。
筆者の主観乗り心地ランキング(TPUチューブのみ)

上位ほど「乗り心地が良い」、下位ほど「乗り心地が悪い」と感じたことになります。「乗り心地」の定義にも色々あると思いますが、私は「突き上げで手のひらや尻が痛くなる」「段差で跳ねてしまう」ものを「乗り心地が悪い」と感じます。

今回はTPUが主役なので順位には含めていませんが、Vittoria「Competition Latex」は別格でGuee・Pirelliよりも上位。高性能ブチルの「R’Air」と「EXTENZA」はGuee・Pirelliのすぐ下の位置に入るイメージです。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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