フレームオーダーの記録 (2本目/2019年 細山製作所 QUARK)

2018年10月、久々に東林間にある細山製作所に伺いました。

 

こちらの三輪車は、オーダーの際に見せていただいたレース用三輪車。細山さんがかつて「TVチャンピオン」のフレームビルダー選手権に出場した際に、番組中で作成したものです。

競輪選手とビルダーがペアで1周ずつ走るという企画でしたが、細山さんは競輪選手を差し置いて一番早いラップタイムで三輪車レースを優勝。最速のビルダー、恐るべし。

オーダー

今回持参したのはRitcheyのサイトにあったフォークの設計図と、フレームのイメージ画(パワポで作成)のみ。前回はその時に乗っていた自転車を持参しましたが、今回はその辺のデータは揃っているので省略です。

フォーク・ヘッド規格

今回のフレームは「PBPのためのもの」ということを、まず最初にお伝えしました。

フランスの路面で1200km走っても足裏や手に痛みを残さないために、オーバーサイズのカーボンフォークを前提にしたいと話した所、すんなりと受け入れてもらえました。フォークに拘る細山さんに、既成品のフォークを前提としたフレームをお願いするのは、中々勇気の要ることでした。

パイプ・ジオメトリ

パイプは、細山さんが持っている中でもオーバーサイズの軽量パイプ「COLUMBUS NEMO」を使うことに決定。

「ノーマルサイズ」「オーバーサイズ」というのは、パイプの太さを表します。

ノーマルサイズ: ダウンチューブΦ28.6mm / トップチューブΦ25.4mm
オーバーサイズ: ダウンチューブΦ31.8mm / トップチューブΦ28.6mm

当初はラグレスで頼もうと思っていましたが、「良いラグがありますよ」ということで、今回もラグフレームでお願いすることにしました。

ジオメトリは、ほぼ前回と同じです。26Cタイヤ+泥除けを付けたいということで、リヤのブレーキ穴の位置は数mm上に上げてもらうようにお願いしました。

工作

前回のオーダーで細かく位置を指定しなかったために、想定より上に付いてしまったダウンチューブ下のボトルケージ穴は、細かく位置を指定しました。これで今度は余計なアダプタ無しで第3のボトルケージが付けられるはずです。

カラーリング

黒一色にしようと思っていましたが、以下のデザインを思いついてしまったので、こちらで行くことにしました。

 

相変わらず赤黒。縦のラインを黒に、横のラインを赤に。ヘッド角とシート角が同じ73度なので、胴抜きを平行四辺形で入れました。

発注

内金(今回は3万円)を収めて発注手続きを行いました。値段がいくらになるかは塗装代金にもよるので現段階では不明ですが、15万前後になるだろうとのことでした。

納期はいつも通りの「3ヶ月です」とのお返事をいただきました。

 


前回は日が暮れるまで掛かってしまいましたが、今回は1時間半ほどでオーダー完了。

パイプこそ太くなるものの、全体的な設計は前回を踏襲しているので、話はサクサク進みました。2本目を同じ工房で作ると、非常にスムーズです。

 

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この記事を書いた人
ばる
ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019年の2回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)