最後に、今回はリストに入らなかった技術を紹介し、まとめを述べて終わろうと思います。
選外とした技術
事前にTwitterで「この10年で流行った技術」を募りましたが、その中で今回はリストに入れなかった技術とその理由を以下に記載します。
技術名 | 選外の理由 |
GPSサイクルコンピューター プレスフィットBB BOAダイヤルシューズ 電動変速 |
既に10年前にはある程度一般化していたため。 |
チューブレスタイヤ | 2008年にはHutchinson、2009年にはIRCがチューブレスタイヤをリリースしており、そこで一度流行があったため。 |
インテグラルシートポスト カーボンバックのアルミフレーム バズキル |
最盛期は2012年以前であるため。 |
ビッグプーリー | 一部グランツールでも使っている選手はいたが、大手メーカーからも販売されていないため。 |
RWS 例のポンプ ナカガワワッシャー チタンボルト パワークランク シャークサドル ニコラペダル 痛ディスク |
日本で局所的に流行った(?)ものであるため。 |
電動ロードバイク 油圧リムブレーキ 油圧変速 アルミコンポジットカーボンホイール サスペンション搭載フレーム |
そこまで流行っていないため。 |
ストレートフォーク化 | 技術か?と言われると微妙であるため。 |
まとめ
ここ10年でロードバイク界で流行った技術を紹介しました。
中には過去に流行った技術のリバイバルブームも結構含まれているのが面白いところ。歴史は繰り返すようです。
カテゴリ | 技術名 |
フレーム周り | カムテール形状 |
ダイレクトマウントブレーキ | |
フォーク内蔵ブレーキ | |
ディスクブレーキ化 | |
ケーブル完全内装 | |
ドライブトレイン周り | 無線変速 |
楕円チェーンリング | |
フロントシングル | |
ホイール周り | ワイドリム(タイヤ)化 |
カーボンクリンチャー | |
PEO処理 | |
チューブレスレディタイヤ | |
TPUチューブ | |
フックレスリム | |
カーボンスポーク | |
ウェア周り | セミエアロヘルメット |
MIPS | |
エアロワンピースジャージ | |
トレーニング周り | パワーメーター |
VRトレーニング(ZWIFT) | |
その他 | 充電式ライト(リチウムイオンバッテリー式) |
ショートノーズサドル | |
3Dプリンタ製サドル |
今回紹介した技術は全部で23個。皆さんはどれだけの技術を実際に経験済みだったでしょうか?
私は15/23個でした。割合的には2/3。割と新しい技術は積極的に試しているつもりでしたが、まだまだですね。
さて、この10年の流行技術を見てみると、「エアロ化」関係の技術が多いことに気が付きます。
ディスクブレーキ化のインパクトが強すぎますが、この10年はエアロ化の時代であったと言えるかもしれません。それなのにディスクブレーキ化によって増えたローターという余計な突起物や、前輪のスポーク本数増加による空力悪化の話が全然されないのはとても不思議なんですが……。
これから更にロードバイクのエアロ化は進むのか。それとも、別の要素(快適性・軽量性・剛性・転がり抵抗)が注目されるのか。
この先も、最新技術を追いかけられる限りは追いかけたいと思います。正直な所、昨今のロードバイクパーツの価格の高さは辛いんですけどね……(特に消耗品)。
著者情報
年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。