「モンベル撥水コース」利用レポート

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コインランドリー「Baluko Laundry Place」の一部店舗で展開されているサービス「モンベル撥水コース」を始めて利用した際のレポートです。

目次

モンベル撥水コースについて

まずは今回利用したモンベル撥水コースについて書いていきます。

概要

コースの概要について、サービス公式ページから引用します。

モンベル撥水コースは、はっ水加工の落ちてしまったレインウエアや寝袋、ダウンジャケットなどの汚れを落とし、はっ水加工を施して乾燥させるコースです。乾燥機で熱を加えることではっ水剤が定着し、効果を発揮します。はっ水効果が落ちてしまったアイテムもコインランドリーでメンテナンスし、長くご愛用いただけます。

モンベルと提携したコインランドリー「Baluko Laundry Place」で提供されているサービスで、指定店舗の指定洗濯乾燥機にのみ実装されています。

「モンベル」と付いていますが、モンベル以外の防水透湿ウェアにも使えます。

2023年5月に北海道の一部店舗でプレサービスを開始。同年9月にサービスインしました。

撥水機能の意味

防水透湿ウェアは、撥水機能がなくても水を通しません。ならば、なぜ撥水機能が重要なのか?

防水透湿ウェアの基本構造は「裏地 – メンブレン – 表地 – 撥水コート」です。撥水コートが弱ってくると、表地に水が染み込んできます。表地に水が染み込むと、メンブレンにフタをする格好になってしまい、ウェア内部の湿気が外に出ていかなくなります。せっかくの「透湿」機能が意味をなさなくなるわけですね。

また、表地に水が染み込むと、走行風で体が冷えます。真夏なら良いかもしれませんが、気温が低いとかなりキツイことになるはず。

これらの事態になることを防ぐため、表地の撥水コートで水を寄せ付けないことが大切なのです。そして、撥水コートの効力は、使っていくうちに落ちていきます。その撥水コートの効力を復活させるためのコースが、「モンベル撥水コース」ということになります。

実施店舗

コインランドリーチェーン「Baluko Laundry Place」の全国280店舗のうち、29店舗(2026/2/16時点)のみで提供されるサービスとなります。

対象店舗は、Baluko Laundry Placeの店舗一覧から、「モンベル撥水コース」で絞り込んで確認可能です。

サービス料金

1700円 (2026年2月現在)

寝袋なら1着、ダウンジャケットなら3枚、ウインドブレーカーなら5枚程度は一度に洗えるようです。

利用レポート

今回は、モンベル撥水コースを提供する店舗の一つ「代々木上原店」に行きました。

代々木上原店は、Baluko Laundry Placeの旗艦店です。

こちらの店舗はカフェ併設です。最近は椅子すら置いていないコインランドリーも増えましたが、ゆったり飲み物を飲みながら洗い上がりを待つことが出来ます。

モンベル撥水コースが使えることを示すポスターも貼られていました。

利用のきっかけ

先日、PFAS規制に関する記事を書きました。

これにより、かつての旧GORE-TEXやGORE-TEX INFINUMを使ったレインウェアはもはや手に入らなくなっています。今あるものを大事に使わなければなりません。

我が家には沢山レインウェアがありますが、どれも撥水性能がかなり落ちています。家に乾燥機はあるので撥水剤の加工は可能ですが、撥水剤をちゃんと定着させるためには、適切な洗浄が必要です。なかなかそこまで含めて家でやるのは難しい。

その点、「モンベル撥水コース」なら全自動で最適な処理をしてくれます。ぜひ試したくなり、今回はじめて利用するに至りました。

今回持ち込んだもの

今回持ち込んだのは以下の5アイテムです。

持ち込んだもの

お店の人に聞きましたが、これくらいの量であれば一度に洗うのに問題ないそうです。

いずれも元々は撥水加工されていたものですが、かなり撥水力が弱くなっているアイテムです。特に、モンベルのサイクルレインジャケット(グリーン)は購入から10年が経過していて、かなり撥水能力は落ちていました。

なお、このコースが使えない製品は以下の通り。

モンベル撥水コースで洗えないもの
  • 中綿が羊毛、綿わたのもの
  • 衣類の劣化があるもの
    ※ウレタン樹脂、プリント部分などにひび割れなどがある場合は悪化するおそれがあります。
  • テント・タープなど面積の大きいもの
  • ゴム・ビニール樹脂・EVA樹脂・ポリプロピレンなど、熱に弱い素材を使用したもの

指定洗濯乾燥機の空きを確認

モンベル撥水コースは、「洗濯→撥水剤漬け込み→低温乾燥」を全自動で行うもので、指定の洗濯乾燥機のみで選ぶことが出来ます。

旗艦店である代々木上原店でも、モンベル撥水コースが設定されているのは2機のみ。1機は使用中でしたが、もう1機は空いていたので待ち時間無く利用することが出来ました。

自動投入されるのは、モンベルの「O.D.メンテナンスはっ水剤」。PFAS不使用の撥水剤となっています。何気にこの撥水剤、10着分で2700円と良いお値段がするので、今回は5着分で1350円分の撥水剤を使っているはず。それでコース全体で1700円なのだからお安いですね。

ウェアを投入して、しっかりレバーをロックします。

料金支払&コース実行

モードを洗濯し、料金を支払ってコースを開始します。

支払いは、現金(硬化のみ)またはプリペイドカード。近くの両替機で両替をして、現金を投入しました。100円×17枚。

料金を入れ終わると、モンベル撥水コース開始。65分と長めの時間です。最初の30分は洗濯、その後で5分間の撥水剤漬け込みがあり、後半の30分は低温乾燥になるようプログラミングされている様子。

洗濯中の様子。漬け込み中の様子は確認し忘れました。

待ち時間は、優雅にオープンテラスでドリンクを飲んでいました。

乾燥の様子は撮影を忘れましたが、乾燥工程は「低温で長時間(60℃で30分)」行われるようになっているのが本コースのポイントです。最近の非PFAS系の撥水剤は、低温で長時間掛けて乾燥することでもっとも性能を発揮しやすいとのことで。以前のフッ素系の撥水剤であればもう少し高い温度のほうが定着が良かったようですが。

また、非PFAS系のメンブレン(防水透湿素材)は70-80℃前後で変性を始める可能性があります。高温で乾燥してしまうと、撥水剤が定着しないだけではなく、メンブレン自体にも止めを刺してしまう可能性があるわけですね。普通のコインランドリーの乾燥機で何も設定せずに乾燥してしまうと70-80℃前後の温度になることが多いため、注意が必要です。

その点、モンベル撥水コースであればメンブレンがダメージを受けない温度に自動で設定してくれるので安心して利用できます。

終了

65分後、モンベル撥水コースが終了。ウェアを取り出します。

寝袋やダウンなどは追加で乾燥が必要になることもあるようですが、今回投入した防水ウェア類はしっかり乾いていました。

撥水効果の確認

帰宅後、撥水の効果を確認。

水を少し掛けてみましたが、しっかり水滴が球にになっています。施工前のTATONKAのシューズカバーは全く弾いていませんでしたが、撥水性が見事に復活してよかったです。

せっかくなので、動画でも。2022年購入で水が表地に染みるようになってきていたジャケットですが、かなり撥水力が戻ってきている事が分かります。

まとめ

「モンベル撥水コース」を初めて使ってみたレポートでした。

ウェアを投入したら、あとは待つだけ。しかも1回で結構沢山のウェアを施工出来る。撥水性能もかなり戻る。これで1700円ならかなり良いのではないでしょうか。自宅でも出来ないことはないですが、買うものや工程が多くて結構面倒です。それならば、私はこちらのコースを使いたいですね。

家にはまだまだ撥水力が落ちたレインウェアがあるので、また施工しに行こうと思っています。

サービス提供店舗が限られているのが玉に瑕ですが、数百円で行ける圏内にあるのならば十分に行く価値があると思います。ブルベ系の人で「最近、レインウェアの撥水力が落ちた」と感じている人には特にオススメです。

著者情報

年齢: 41歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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