mont-bell「U.L.サイクルレインジャケット」を購入

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mont-bellの新製品「U.L.サイクルレインジャケット」を購入しました。

目次

購入まで

もう半月前の話になりますが、何着目か分からないレインジャケットを買いました。

見慣れない製品

何気なくモンベルのサイトに行くと、見慣れない製品を発見。

その製品とは「U.L.サイクルレインジャケット」。

防水・透湿を担うメンブレンは「GORE-TEX インフィニアム」を採用。これは元々、「バーサライトサイクルジャケット」という製品に使われていたメンブレンです。

確認すると、「バーサライトサイクルジャケット」は既に廃版となっていました。バーサライトサイクルジャケットの後継製品の位置付けで、U.L.サイクルレインジャケットが発売されたようです。

ややこしい名前

実は、少し昔にもモンベルには「U.L.サイクルレインジャケット」という同名の別製品が存在しました

モンベルウェブサイト
【モンベル】U.L.サイクル レインジャケット 驚異の超軽量・コンパクト性を達成したサイクルレインウェアです。サイクルジャージなどの背面ポケットに入る収納サイズなので、突然の雨に備えての常時携行に最適です。独...

それがこちら。型番は「#1130411」です。「ドライテック」というモンベル独自のメンブレンを使っていました。

モンベルウェブサイト
【モンベル】U.L.サイクルレインジャケット 「ウィンドストッパー®ファブリクス(防水仕様)」を使用し、防水性と透湿性に優れた自転車用レインジャケットです。背面と袖にストレッチ性を持たせることで、走行時...

今回発売となったのはこちら。型番は「#1130557」です。メンブレンは「GORE-TEX インフィニアム」に変わりました。前述の通り、「バーサライトサイクルジャケット」という製品のマイナーチェンジ版に見えます。

独自に、モンベルの自転車用レインジャケットの素材と世代関係を纏めてみました。

この図を作るまで気づいていませんでしたが、いつの間にか「ドライテック サイクルレインジャケット」なる新製品も発売となっていました。旧U.L.サイクルレインジャケットと、スーパーストレッチレインジャケットの中間くらいの重量に仕上がっており、ストレッチ性も備わっているようです。

購入理由

レインジャケットは未使用分を含めて在庫はまだあるので、ほぼ「興味があった」だけで購入しました。

雨天ライド攻略本」の著者として、最新アイテムを知っておかなければならない……という苦しい言い訳を自分にしつつ。バーサライトサイクルジャケットは買っていなかったので、GORE-TEX インフィニアム採用のレインジャケットは初めての購入となります。

まだ店舗に入荷したばかり(6/17時点)でした。

ファーストインプレッション

まだ雨天走行で使ったわけではありませんが、とりあえず触ってみて&家の中で着てみての感想を書いておきます。

イエロー(マスタードカラー)のLサイズを購入しました。

カラー

カラーは2色から選べ、「ブルーグリーン」と「イエロー」があります。

私はイエローを購入。ブルーグリーンはちょっと色が暗すぎて、雨天時の被視認性が気になったのです。

生地はイエローで、ファスナーはブルー。狙ったわけではないのでしょうが、「ウクライナカラー」ですね。

前面。

背面。背中側は前傾姿勢を意識して長くなっています。

重量

Lサイズで実測重量172g(フード付き・外袋なし)。一応、現行のモンベルのレインジャケットでは最軽量です。

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かなり軽いですが、サイクルドライシェルより9g軽いだけとも言えます。質感だけだともっと軽そうに思えたんですが、意外に重かったのはフードの構造に理由がありそうでした(後述)。

携帯性

付属の外袋に入れると結構小さくなります。が、この外袋がサイズに余裕があるので、一回り小さい袋に入れると更に小さくなるはず。

防水性

このジャケットは、「GORE-TEX インフィニアム」というメンブレンを採用しています。これは、元々「Windstopper」と呼ばれていたものです。いつの間にかGORE社が呼び方を変えました。

なお、Windstopper製品は元々防水ではありません。「Windstopper」のメンブレン(防水透湿機能を持ったシート)自体は防水なのですが、それを衣服の形に仕立て上げるときに縫い目をカバーすることを義務化してないのです。これに対して、GORE-TEXはメンブレンを使った衣服自体を防水にすることを義務付けています。

ただ、こちらの「U.L.サイクルレインジャケット」は、モンベルが独自に縫い目をシームし、防水性を確保しています。なので、この製品は完全防水と言って差し支えないはずです。

袖口も、きちんと絞れる構造になっており、手首からの浸水を防ぎます。

フード

今回の製品で一番他の製品と違っていたのはフードの構造でした。

モンベルサイトより引用

従来、モンベルのレインジャケットは「トライアクスルフード」と呼ばれるもので、「ヘルメットの外」から被るものでした。

モンベルサイトより引用

しかし、今回は「デュアルアクスルフード」という名前に変わり、「ヘルメットの内」に被るように変更されています。内側の方が空気抵抗的には少なくて良さそうではあります。

フードのみ脱着可能なのは従来どおりですが、取り付け方式が「ボタンのみ」から、「ボタン+ファスナー」に変わっています。理由は分かりませんが、これはちょっと重くなりそうですね。

2箇所をボタンで固定し、あとはファスナーで固定する方式。

完全にフードを取り外すとこんな感じです。実際に着て被ってみましたが、フィット感はなかなか良かったです。フードから耳を出せる構造になっているのも良かったですね(前は出せなかった)。

まとめ

モンベル期待の新製品、「U.L.サイクルレインジャケット」の購入報告でした。

レインウェアなんて使わないで済むのが一番なんですが、ロングライドをやっていると必ず雨には遭遇するもので。そのために持ち運びやすく、着ているときも快適なレインウェアの追求を続けています。

そのうち、実際に雨天走行をしてみて詳しくレビューをしようと思います。

著者情報

年齢: 37歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせて頂きました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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