deuter「RACE 16」購入

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ドイツのバックパックメーカー「ドイター」の自転車用リュック「RACE 16」を購入しました。

目次

購入まで

まずは購入までの経緯から。

15年使ったリュックがそろそろ限界

私は基本的にロングライド時はリュックを背負いません。

リュックを背負って自転車に乗るのは、前泊が必要なロングライドで着替え等の荷物が必要な場合のみ。家から駅、駅からホテルまでの移動はあるわけで、その時にやっぱり自転車用のリュックは便利なのでした。

ドイター公式サイトより引用

私がずっと遠征時に使っているのが、ドイター「クロスバイク」。容量18Lの自転車用リュックです。

「東京糸魚川ファストラン」や「宗谷岬600」と言ったような、家からスタート地点までが遠く、前泊と後泊が発生するロングライドに最適な容量のこのバッグ。2日分の着替えと必要なものを入れると少し容量があまり、そこにお土産を入れる……というような使い方をしていました。

購入日を見ると、2008年12月。実に15年以上も使っています。

これだけ長く使うと表面もかなりボロボロ。ドリンクボトルなどを入れるサイドポケットも伸び切っています。昔はここにボトルを入れていたんですが、最近は落としてしまうので使えていませんでした。

そろそろ買い替えよう

さすがに15年も使えば「使い切った」と言っても良い状態のはず。購入当時の価格は7560円ですが、十分に元を取ったと言えるでしょう。

サイドポケットが伸びた他は特に不具合もなく15年使えた実績を買い、次もドイターのリュックの中から選ぶことにしました。

ドイター「クロスバイク」は私の用途だと不満がなかったので、これと近いスペックのものを選ぶと良さそうです。

ドイター「クロスバイク」スペック
  • 重量
    620g
  • 容量
    18リットル
  • 装備
    レインカバー付属、ハイドレーション対応、ヘルメットホルダーポケット、サイドメッシュ、フロントポケット

クロスバイクの後継が出ていればそれを買おうと思ったのですが、残念ながら出ていない模様。

容量から考えると、現行ラインナップで私の用途に合いそうなバッグの候補は以下の通りでした。

製品名重量容量装備
RACE 16590g16リットルレインカバー付属
ハイドレーション対応
ヘルメットホルダーループ
サイドメッシュ
スマートフォン用ポケット
RACE AIR 14+3940g14+3リットルレインカバー付属
ハイドレーション対応
ヘルメットホルダーループ
サイドメッシュ
スマートフォン用ポケット
ツール用ポケット
SUPERBIKE 181020g18リットルレインカバー付属
ハイドレーション対応
ヘルメットホルダーループ
サイドメッシュ
スマートフォン用ポケット
VELO AIR 20920g20リットルレインカバー付属
ハイドレーション対応
ヘルメットホルダーポケット
サイドメッシュ
スマートフォン用ポケット

一番形的にクロスバイクと近いのが「VELO AIR 20」です。

ただ、重量はクロスバイクよりも300gも重くなっています。見た目はあんまり変わらないのに、なぜこんなに重いのか……。「RACE AIR 14+3」「SUPERBIKE 18」も同様に重すぎます。

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消去法で残ったのが、「RACE 16」でした。

容量は2リットル減るものの、重量は590gと軽い。装備的にも不足はなさそうです。

「ターメリック×アイビー」というカラーが他のカラーよりも妙に安くなっていたので、こちらを購入することにしました。できれば赤が欲しいですが、移動用にしか使わないのでそこまで見た目にこだわらなくてもよいかと思いまして。

Deuter「RACE 16」

ドイター「RACE 16」のファーストインプレッションです。

重量

実測で583g(内蔵レインカバー含む)でした。

公称重量の590gより若干軽いという結果になりましたが、16リットルでこの重量はかなり軽めです。

容量

これまで使っていたクロスバイクと大きさはそれほど変わりません。

下半分の大きさが少し小さくなったので、2リットルの容量差は実際にありそうです。

装備

各種機能の紹介です。

エアストライプス

背中と触れ合う部分にウレタンパッドを入れて、熱放出性を高めるシステムです。左右の揺れを防ぐ意味もあるとか。大抵のドイターのリュックには付属しています。

暑い時期には、多少は背中がビチャビチャになるまでの時間を遅らせることが出来ます。

サイドポケット

まだ伸びていないサイドポケット。いずれ伸びてしまいそうですが、アイウェアケースやボトルを差しておくのに便利そうです。

レインカバー

リュックの底にファスナーがあり、その部分にレインカバーが収納されています。

雨が降ったらこのカバーを引き出して、リュックに装着。「クロスバイク」使用時も雨の中での移動の際にはこの昨日のお世話になりました。蛍光イエローで被視認性が上がる点もよいですね。

ハイドレーション対応

ハイドレーションシステムに対応しています。ドイターマークの場所にハイドレーションのホースを通します。

私はこの大きさのリュックを背負って長距離を走ることはないので多分使わない機能。

ヘルメットホルダーループ

ヘルメットホルダーを装着するためのループが4箇所に付いています。

ちょっと驚いたのが、ループはあってもヘルメットホルダー自体は付属していなかったことです。

ドイター公式サイトより引用

公式サイトにはヘルメットホルダーの付いた写真があったので付属すると思ったんですが……よく見ると「ヘルメットホルダーを装着するためのアタッチメントポイント。ヘルメットホルダー本体は別売りとなります」と書いてありました。

しかも買うと結構高い。

輪行の時にヘルメットをくくりつけておく場所としては有用なのでこの機能は是非ほしい所なのですが……。

スマートフォンポケット

購入して機能一覧を見るまで気づいていなかったのですが、バッグのサイドにはスマートフォン格納用のポケットが付いていました。

スマートフォンはポケットに入れるので、ここは小物収納スペースとして使えそうです。

背負い心地

中に荷物を入れて背負ってみましたが、さすが専業メーカーだけあって違和感がないです。

ストラップの調整機構も自由度が大きく、体に合わせて調整できるのが良いですね。

細かい点では、バッグ上部にある持ち手部分がクロスバイクよりも小さくなっていたのが良かったです。クロスバイクはこの持ち手が大きく、前傾姿勢になると首やヘルメットに当たって煩わしかったんですよね。

外観

「ターメリック×アイビー」カラーは、スパイスのターメリックに由来していると思われます。カレーを黄色くするスパイスですね。

くすんだ色で、グラベル向きのアースカラーとしての展開なのでしょうか。ちょっと冴えない。

バッグ背面部に大きめのリフレクターが付いているのは良いですね。

ヘルメットホルダー(社外品)

ヘルメットホルダーが付属していなかったことは前述しました。

ヘルメットホルダーは欲しいものの、ドイター純正のものはストラップの調整機能が付いていてちょっと大げさ。恐らく、自転車以外のヘルメットも考慮した作りなのでしょう。ドイターは山登り用のリュックも出していて、ヘルメットホルダーはそちらと兼用なので。

そこで見つけたのが、ワールドサイクルのプライベートブランド「R250」から出ている互換ヘルメットホルダーです。

R250は自転車系ブランドなので、自転車用ヘルメットに最適化されているはず。しかも価格はドイター純正よりも安い。

シンプルで良さそうだと感じ、購入しました。

スッキリ収まります。

実測重量は26gと、なかなか軽量。畳めばレインカバーのポケットに一緒に入れられそうでした。

余談ですが、R250の発売元であるワールドサイクルのこんな記事を見つけました。

純正のヘルメットホルダーを取り付けたものの、「ストラップが余りまくってカットした」という内容。恐らく、この経験から自転車ヘルメット専用のヘルメットホルダーを作ろうと考えたのでしょう。

まとめ

ドイター「レース16」のファーストインプレッションでした。

なかなか軽量かつ多機能で良さそうなリュックです。ヘルメットホルダーが付属しなかった点は気になりましたが、多分純正がついていてもR250のホルダーを購入していた気はします。

これから遠征時リュックとして活躍してもらいます。

今度のリュックも15年とか使えたら良いですが、果たして耐久性は。生地は少し薄くなった気がするので、そこまで持たないかもしれません。

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著者情報

年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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