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MKS「ALLWAYS ペダル」購入
MKS(三ヶ島ペタル)のフラットペダル「ALLWAYS」を購入しました。
購入まで
まずは購入に至るまでの話を書いていきます。
クロスバイクのペダルが不調
普段遣いのクロスバイクにはフラットペダルを付けています。近所の移動や、買い物に使う自転車なのでビンディングにはしていません。
ずっと使っていたのが、TIOGA「Dスパイダーペダル」。10年以上前に買ったものですが、かなり気に入っていました。
ただ、ここ最近トルクを掛けるとカチカチ音がなるようになってきました。おそらくベアリングがもう寿命なのでしょう。一度もメンテナンスしてませんし……。気に入っているペダルなのでベアリングを打ち替えても継続使用したい所ですが、同じベアリングが手に入るか分かりません。
では新しくDスパイダーペダルを買い直すか……と思いましたが、とっくの昔に廃盤となっていました。
一応後継品っぽいペダルは出ているのですが、形状が随分違います。幅も私が求めているものより細そう。
家にあったフラットペダルを付けてみる
とりあえず家にあったフラットペダルに交換を試みます。
以前、気になって買ってみたWellgoの軽量フラットペダル「C-260」。
公称188gですが、実測は201g。それでもかなり軽い。
しかし、付けて乗ってみるとなんとも不安定な印象。靴底の外側部が2cmくらいはみ出している感じがありました。
比較してみると、ペダルの踏み面自体の幅は同じくらいであるものの、軸がC260のほうが短いことが分かります。これにより、軸を含むペダルの幅はDスパイダーペダルに比べて1cmほど小さくなっています。
ちょっとこれでは幅が小さいということで、大きめの幅を持つフラットペダル探しをすることにしました。
C260ペダルとDスパイダーペダルのカタログスペックは以下の通り。
C260ペダル: 縦100×横82×高24mm
Dスパイダー: 縦90×横72×高20mm
この数字だけ見るとC260の横幅が10mm大きいことになるんですが、実際に比べてみるとDスパイダーペダルのほうが12mmほど幅広でした。
なぜこうなるかと言えば、C260は「軸を含む幅」を採用し、Dスパイダーは「軸を含まない幅」を採用しているからです。Dスパイダーの軸は22mmあるので、軸を含む幅は94mmとなります。
ペダルの幅が「軸を含む」「軸を含まない」値であるかはメーカーごとに違うのが困りもの。統一してほしいですね。
次のフラットペダル探し
次のフラットペダルの要件は以下の通り。
- 軸を含んだ幅がDスパイダーペダル並であること。
- 踏み面がアルミで、スパイクピン付きであること(靴裏への食付きが良い)。
- 色は黒(クロスバイクのフレームが黒なので)。
- 重量は400g以下だとベター。
Amazonで探してみた所、要件に当てはまるペダルは結構出てくるんですが、揃いも揃って中華ブランドばかり。体重の掛かるペダルに中華ブランドは怖いな……と思い、国内のペダルブランドから探してみることにしました。
まず最初に思いついたのはシマノ。幅広かつ丈夫そうでしたが、533gと結構重い。
次に頭に浮かんだのは埼玉県発のMKS(三ヶ島ペタル)。公式サイトを見てみると、さすがペダル専業ブランドだけあってラインナップ豊富。
その中で目に止まったのが今回レビューする「ALLWAYS」です。
重量は381g。幅は84mm(軸を含まない)ですが、写真を見る限り軸の長さはそれなりにありそうです。ブラックカラーもありで、金属ボディ。スパイクピンも付属。価格も6000円ほどとそこまで高くなく、Amazonのレビューでの評判も上々でした。
MKSのペダルを一度使ってみたいと思っていたので、この機会に注文してみることにしました。
MKS「ALLWAYS」
MKS「ALLWAYS」ペダルのファーストインプレッションです。
重量
実測重量は386g。公称より5g重いですが、これくらいのズレなら上々でしょう。
寸法
思ったよりもサイズは大きめ。
Dスパイダーペダルと比較しても幅は10mmほど大きかったです。これならば幅は問題なし。
踏み面は真ん中が少し凹んでいるのが特徴。シューズの底を安定させる狙いがあるとか。
取り付け
ペダルの取り付けは6mmの六角、またはペダルレンチ。
取り付けた様子。
評判通り、回転がかなり軽い。 pic.twitter.com/d7H1WJonn5
— ばる (@barubaru24) September 3, 2024
回転性能は上々です。
実走
近所をチョイ乗りしてみました。
思った通りカチカチという異音は消えました。やっぱりDスパイダーペダルのベアリングが寿命だったようです。
ALLWAYSペダルの横幅は思った通り十分にあり、靴底がはみ出る感触もありませんでした。踏力もしっかり受け止めてくれる丈夫さもあります。回転性能もスムーズで引っかかりがありません。
唯一気になったのは、少し「サドルが低く感じるな」ということ。
ALLWAYSペダルのスペック表には厚みが書かれていなかったので、実測してみると24mm。Dスパイダーペダルは20mmなので、踏み面の高さは2mmほど高くなったということになります。
まぁ、このクロスバイクでは長くても走るのは20km程度。このままでも問題が出ることはないでしょうから、特に対応はしない予定です。
まとめ
ALLWAYSペダルのファーストインプレッションでした。感触は上々なので、これから長く頑張ってもらうことになりそうです。
初のMKSペダル購入でしたが、思ったよりもずっと質感が良かったです。回転性能も良好ですし、他のペダルにも興味が出てきました。
著者情報
年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。