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【アンケート結果】ビンディングペダルのブランド
今回は、全43ブランド+αを対象にアンケートを行いました。
その中で人気のあったブランドTOP10を、愛用者のコメント共に紹介します。
まずは10~7位の紹介です。
10位: KCNC (20票)
10位は、台湾(設計開発はイギリスらしい)の「KCNC (ケーシーエヌシー)」でした。
CNC加工がウリの軽量パーツメーカーであるKCNC。正直このアンケートを作るまで、KCNCがオリジナルのビンディングペダルを作っていたことを知りませんでした。
まずは「CNC アナダイズドロードペダル」。LOOK Keoクリート互換で、レッドとシルバーがあります。
レッドはビンディングペダルになかなか無い色なのでちょっと欲しくなりました。
次に、「クリップレスプラットフォーム」。片面SPD、片面フラットというペダルです。
見た目は割と重そうですが、326gと軽量。そこはさすがKCNCですね。
Celematsuさん
ロードはTIME
MTBはSHIMANO SPD
これから生えるシクロクロスはKCNCのSPD互換です。
この軽量SPDペダルには期待しております。
過去には両面SPDのペダルもあったようですが、現在はラインナップされていません。両面SPDで240gと、強烈に軽いです。なお、体重制限85kgだそうで。
9位: Wellgo (29票)
10位は、台湾の「Wellgo(ウェルゴ)」でした。
珍しい「ペダル専業メーカー」であり、1980年からペダル一筋。
完成車付属のフラットペダルのイメージが強いメーカーではありますが、ビンディングペダルも多数ラインナップしています。他のメーカーがやらないようなユニークなペダルも色々あるのが特徴です。
SATOH Satoruさん
今は Shimano SPD (PD-ES600) ですが前は折り畳み自転車用に着脱可能な MKS (Urban Step-in A Ezy Superior、SPD 風オリジナル) と Wellgo (QRD-II W44B、SPD 互換) をメインで使ってました。
「QRD-W40-B」はLOOK KEO互換のペダルですが、ペダルボディ部分がワンタッチで外せる構造になっています。
主に折りたたみ自転車向けの仕組みだと思いますが、レーシングペダルでこういった構造を持つのは珍しいですね。
日本には入ってきていないものの、超軽量のマグネシウム製SPD互換ペダル「MG-8」という製品もあり、重量は世界最軽量クラスの200gです。
日本にもWellgoの代理店は複数ありますが、ビンディングペダルは日本未入荷のものが多そうです。
8位: FAVERO/ASSIOMA (83票)
8位は、イタリアの「FAVERO/ASSIOMA(ファヴェロ/アシオマ)」でした。
ブランド名が「FAVERO」であって、「ASSIOMA」は商品名です。ただ、あまりにも商品名のほうが有名なので、今回のアンケートではこちらの表記としました。
FAVEROは元々自転車パーツメーカーというわけではなく、スポーツ用電子機器のメーカー。バスケットボールの得点ボードなどが代表的な製品のようです。
そんなFAVEROが作ったペダル型パワーメーターが「ASSIOMA」です。同社からの唯一の自転車用製品でもあります。
発売当初は「両足計測としては安価(当時80000円)」である部分がウリでした。
本格的に人気が向上したのはシマノペダルのボディが使える「ASSIOMA DUO-Shi」が発表された後であった気がします。
国内展開は2021年からと新しいブランドながら、多数の支持を集めて8位にランクインしました。
tattuさん
FAVERO(アシオマ)とshimanoに。
ペダルそのものの質は後者が良いと感じるけど、2台で「実験」するならアシオマは必須
Evonosukeさん
FAVERO ASSIOMA、LOOK、CRANK BROTHERSに投票。
アンケート始まったばかりとはいえ、13/195がASSIOMAとは驚いた😲
ATCさん
LookとFaveroを使用中。
パワーメーターがクランク型の自転車にはLook、ペダル型にはFavero 。
スピードプレイを以前使ってたけど、クリートのモデルチェンジに馴染めず移行。
はゆゐさん
脱着が簡単で軽量なFavero Assioma Uno
Tatsuさん
SHIMANO, FAVERO, TIME に投票しました。
外乗り用ロードは、SPD-SL→TIME→FAVEROの遍歴。
TIMEに不満はなかったんですが、パワメ導入のため変更。
屋内トレーニング用は一貫してSPD-SLです。
M.O茶さん
投票は
・Shimano
・Garmin
・FAVERO
理由:
いずれもSPDまたはSPD-SL版を購入
消耗品であるクリートとペダル本体の入手性から(Garminはちょっと高価ですが交換ボディあり、FAVEROはボディはR8000を使用)
yamamotoさん
4~5年SPDを使ってたけど4iiiのパワーメーター購入を見越してシマノのSPD-SL(アルテ)を購入。
パワメは悩んだ結果半年後Assiomaを購入したので結局FAVEROになりました。使い心地はSPD一択。SPD-SLはなかなか慣れなかった…
頂いたコメントを見ると、SHIMANOボディに換装して使っている方も多い様子。
「ASSIOMA SHI」はスピンドルのみの販売で、自分でペダルボディを装着する方式。アルテグラグレードのR8000と、105グレードのR7000ペダルのボディが使えます。
ペダル型パワーメーターに興味はあるものの、KEOクリートの挙動に馴染めない人も多いはず(私もその一人)。そういった方の選択肢として、今後人気は更に上がりそうです。
7位: GARMIN (96票)
7位は、アメリカの「GARMIN (ガーミン)」でした。
GPSサイコンで有名な同社ですが、ペダル型パワーメーターの先駆者でもあります。
GARMINのパワーメーターと言えば「VECTOR」シリーズ。3世代目まで発売され、2世代目はペダルボディを交換することでSPD-SLにも対応していました(3はLOOK KEOのみ)。
GPSサイコンとの連携も考えられており、「サイクリングダイナミクス」を表示可能な唯一のパワーメータとされています。
M.O茶さん
投票は
・Shimano
・Garmin
・FAVERO
理由:
いずれもSPDまたはSPD-SL版を購入
消耗品であるクリートとペダル本体の入手性から(Garminはちょっと高価ですが交換ボディあり、FAVEROはボディはR8000を使用)
はゆゐさん
ペダル型パワーメータのGarmin Vectorを使い始めてからクリートもLook Keoに変更
スマートトレーナデュアルレコード用のVector2
とっしぃ〜さん
GARMINとCrankBrothersに投票。
LOOKフレームにLOOKのペダルから初代GARMIN Vecter Jへ変更(ペダルは今でも使ってますww)
Hiroyuki Enokiboriさん
私は
ファベロASSIOMA DUO
ガーミンXC200
PD-ES600
2台で使いまわす事を考えたペダル型でいいかと思ってアシオマを購入。Lookクリートと相性悪いです…。
片道ブルべ時やリタイヤ時の輪行の為の折り畳み靴の重量を削減したくて例の体重計騒ぎ時のクーポンでXC200購入。踏み面狭いのが難点。
tomoyancleさん
投票したのはLOOK FAVERO GARMINです
VECTORシリーズのまま続くのかと思いきや、現在は「Rally」というシリーズ名に変わっています。
こちらは珍しいSPD-SL互換モデル。
さらに、両面SPD対応モデルも。
ASSIOMAの猛追を受けているGARMINのパワーメーター対応ペダルですが、今のところはGARMINが優勢のようですね。