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【結果発表】ランドヌールアンケート 2025
まずは、参加者の皆さんの属性に関する質問です。
Q1: ランドヌールの年齢は?
まずはブルベ参加者の年齢を聞いてみました。
Audax Japanでは現在、ブルベの参加年齢を「20歳以上」と設定しているため、それ以上の年齢で5歳ごとの選択肢を用意しています。
2025年の結果

| 年齢層 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 20-24歳 | 10 | 2.0% |
| 25-29歳 | 30 | 6.1% |
| 30-34歳 | 51 | 10.4% |
| 35-39歳 | 55 | 11.2% |
| 40-44歳 | 74 | 15.1% |
| 45-49歳 | 79 | 16.1% |
| 50-54歳 | 106 | 21.6% |
| 55-59歳 | 58 | 11.8% |
| 60-64歳 | 18 | 3.7% |
| 65-69歳 | 8 | 1.6% |
| 70歳以上 | 1 | 0.2% |
一番多い年齢層は、「50-54歳」。2位以下は「45-49歳」「40-44歳」「55-59歳」の順でした。時間とお金の自由度が高い40-50代が現代日本のブルベの中核層と言えそうです。
2014年の結果との比較
2014年と2025年の年齢層別の割合を棒グラフで比較してみました。

2014年は突出して40代が多かったですが、その世代が10年経って2つ上(グラフ的には2つ下)のカテゴリに移行したように見えます。10年前の最大勢力であった「40-44歳」の層の中で、ブルベをやめずに続けている割合が多いということでしょう。
30代の割合は23.9%→21.6%と減っています。一方、20代の割合は5.5%→8.1%と増加。現在の20代は前回のアンケート時にはブルベには参加できていなかったはずなので、完全なる新規流入層ということになります。先日のAJ20周年イベントでは「若者を増やすには?」というテーマのセッションが行われていましたが、既に若者はブルベ界に増えているようですね。
Q2: ランドヌールの男女比は?
ランドヌールの男女比を聞いてみました。
2025年の結果

圧倒的に男性が多く、割合は95:5です。1回のブルベに参加する人数は平均して50人前後だと思われますが、その中の48人が男性で、2人が女性という割合。大体、体感とも一致します。
ちなみに、2023年PBPの大会全体の男女比は93:7でした。日本からの参加だけに限ると、90:10です。ブルベの参加者に女性は少ない一方、参加した女性はブルベを継続している割合は高そうに思えます。
2014年との結果の比較
2014年も、今回の結果と全く比率は同じ。95:5でした。割合としては増えても減ってもいません。
Q1の結果と合わせて見ると、「若い参加者を増やす」よりも「女性参加者の割合を増やす」方が今後の課題であるようには思えます。とはいえ、スポーツ自転車ユーザーの男女比が恐らく90:10くらいである気がするので、変化は難しいのかもしれません。
Q3: ブルベを走り始めたきっかけは?
ブルベを走り始めたきっかけを聞いてみました。
自由記述での回答であったので、似た回答をカテゴライズして集計しています。
2025年の結果
カテゴライズした結果、多かった回答のTOP20が以下の通りです。
| # | ブルベを走り始めたきっかけ | 得票数 |
|---|---|---|
| 1 | 知人の誘い/影響 | 92 |
| 2 | ロングライドへの挑戦 | 81 |
| 3 | 漫画・アニメ「ろんぐらいだぁす!」 | 42 |
| 4 | ブログ記事 | 20 |
| 5 | 動画サイト | 19 |
| 6 | PBPへの憧れ | 18 |
| 7 | SNS | 16 |
| 8 | 雑誌「ランドヌール」 | 10 |
| 8 | 同人誌「ロングライダース」 | 10 |
| 10 | ロングライドイベントの延長 | 9 |
| 10 | ロングライドが好きだから | 9 |
| 10 | 楽しそうだから | 9 |
| 13 | 出てみたいブルベがあった | 7 |
| 13 | 書籍「自転車で遠くへ行きたい」 | 7 |
| 15 | なんとなく | 6 |
| 15 | 参加費が安いイベントだから | 6 |
| 15 | 走ったことがない場所を走りたいから | 6 |
| 18 | スポーツエントリーで見かけた | 5 |
| 18 | 旅が好きだから | 5 |
| 20 | ショップで話を聞いた | 4 |
| 20 | ブルベ参加者を目撃した | 4 |
| 20 | 雑誌「サイクルスポーツ」 | 4 |
一番多かったのは、「知人の誘い・影響」、二番目は「ロングライドへ挑戦したかった」という内容でした。前者は近しい他者の影響、後者は自発的な衝動と言った所でしょうか。
3位以下は、「近しい他者以外からの情報によってブルベを知って参加した」という内容が多かったです。情報源の上位をリストアップしてみます。
| # | ブルベを走り始めたきっかけ | 得票数 |
|---|---|---|
| 1 | 漫画・アニメ「ろんぐらいだぁす!」 | 42 |
| 2 | ブログ記事 | 20 |
| 3 | 動画サイト | 19 |
| 4 | SNS | 16 |
| 5 | 雑誌「ランドヌール」 | 10 |
| 6 | 同人誌「ロングライダース」 | 10 |
| 7 | 書籍「自転車で遠くへ行きたい」 | 7 |
| 8 | スポーツエントリーで見かけた | 5 |
| 9 | ショップで話を聞いた | 4 |
| 10 | ブルベ参加者を目撃した | 4 |
| 11 | 雑誌「サイクルスポーツ」 | 4 |
ブルベをテーマにした漫画「ろんぐらいだぁす!」をきっかけとして挙げた方が非常に多かったです。なんと、回答者の12人に1人がこの作品からブルベに入ってきたことになります。
2012年に連載開始となり、2016年にはアニメ化。アニメで取り上げられたエピソードではまだブルベを走る描写はありませんが、その魅力は存分に語られています。ここ10年でもっともブルベに人を導いたコンテンツは、この作品かもしれません。
意外なことに、「弱虫ペダル」を挙げた方はいませんでした。ロードバイクを始めたキッカケが弱虫ペダルである人は多いと思うのですが、そこからブルベに出会うまでにもう1クッションあった人が多いのではないかと推察します。
2位以降は、「ブログ記事」「動画サイト」「SNS」と続きます。ブログ記事では、当サイトを挙げてくれた方も5名ほどいらっしゃいました。
5位には、雑誌「ランドヌール」、6位には同人誌「ロングライダース」と、今はもう休刊状態にある2つの書籍が並びました。こちらも多くの人をブルベに導いた書籍です。
7位には、ロングライドをテーマにしたエッセイや小説を多数執筆している米津一成さんの名著「自転車で遠くへ行きたい。」がランクイン。この書籍の中でもブルベについて詳しく紹介されています。
2014年との結果の比較
2014年のアンケートでは、全190人のうち60人が「知人の紹介・影響」と回答しています。約1/3。2025年は全490人のうち92人なので、約1/5。
2014年段階では周囲の知人からブルベを知った人が多かったようですが、その後は様々なコンテンツやインターネット経由でブルベを知った人の割合が増えていったようです。ブログ・SNS・動画サイトと、情報発信が盛んになったことの影響でしょう。
2014年の、知人以外の情報源の集計結果です。
| # | ブルベを走り始めたきっかけ | 得票数 |
|---|---|---|
| 1 | 雑誌「ランドヌール / シクロツーリスト」 | 17 |
| 2 | 書籍「自転車で遠くへ行きたい。」 | 11 |
| 3 | 同人誌「ロングライダース」 | 9 |
| 4 | 雑誌「サイクルスポーツ」 | 8 |
| 5 | 雑誌「ニューサイクリング」 | 2 |
| 6 | 雑誌「自転車人」 | 1 |
| 7 | カタログなど | 1 |
| – | その他(媒体名不明) | 2 |
| – | ブログなどインターネット | 24 |
2014年段階では、雑誌「ランドヌール」ならびに姉妹誌「シクロツーリスト」が1位。アンケートを募った雑誌とはいえ、当時は一般書店に並ぶ雑誌ということで入口になっていたものと思われます。
「ニューサイクリング」「自転車人」はこの10年で廃刊・休刊になってしまった雑誌です。どちらも旅要素を含む記事が多く、ブルベの話も取り上げていました。
少々意外ですが、2025年では情報源として第一位だった「ろんぐらいだぁす!」は2014年には0件。連載は始まっていますが、まだアニメ化前ということで知名度はそこまででもなかったのでしょう。そして、コンテンツが生まれてから、それに影響されて「ブルベをやってみよう」となるまでには時間差があります。連載開始からアンケートまでは2年なので、まだそういった人が出てきていなかったのだと思います。


