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MIZUNOとY’sのコラボ製品「ウインターグローブ」購入
ミズノとY’s Roadのコラボ製品「ブレスサーモ x ゴアテックス ウインドストッパー グローブ」を購入しました。ミズノの発熱素材「ブレスサーモ」と、GOREの防風素材「Windstopper」を採用しています。
中綿の有無で2モデル展開となっており、私が購入したのは「中綿あり」のモデルになります。
購入まで
まずは購入までの流れを書いていきます。
サイスポの記事で存在を知る
12月、サイスポの公式アカウントから以下の記事URLが流れてきました。

これはなかなか良さそう。
信頼のWindstopperによる防風性能に加え、ミズノの誇る発熱素材「ブレスサーモ」による発熱。さらに、熱を逃さない被膜「リフレクションギア」を搭載。技術重畳型すぎる気もしましたが、これがワイズロードのオリジナル商品として出てくるのはなかなか興味深い。
ワイズオリジナル商品なので、Amazonや楽天では買うことが出来ません。ワイズロードの店舗か、オンラインショップから購入する必要があります。
MIZUNO ( ミズノ ) ウィンターグローブ ブレスサーモ x ゴアテックス ウインドストッパー 中綿グローブ ワイズモデル
ワイズロードオンラインからの購入も考えましたが、グローブはサイズ感が繊細なもの。ミズノのグローブは過去に購入したこともなくサイズ感もわからないことから、実店舗で試着してから購入することにしました。
店舗で購入しようとするも……
ワイズロードオンラインでは、各商品の在庫を確認することが出来ます。上野ウェア館には在庫がありそうなので、そちらに行ってみました。

上野ウェア館は昨年移転してから初の訪問。
私は普段のグローブサイズがメンズのMサイズなのでMサイズを試着。問題は無さそうですが、少しピッタリ過ぎる感じもしました。冬用グローブを使う場合、下に薄いインナーグローブを付けることもあるので少し余裕が欲しい。しかし、Lサイズの店舗在庫がありませんでした。
店員さんに聞いてみると、「新橋店にはLサイズの在庫があるようです」とのこと。出来ればこの日のうちに入手したかったので新橋店に行ってみることにしました。

山手線に乗って新橋に移動。そしてグローブコーナーに行ってみましたが……あれ、MサイズとSサイズしかない。目的のLサイズがありません。
店員さんに聞いてみると、「今朝の段階ではあったようなんですが、Lサイズは売れてしまったようです」とのこと。どうやらリアルタイムで在庫を管理しているわけではなく、日次の夜間バッチで在庫データを更新しているようですね(システムエンジニア的推測)。
結局、この日は店舗で買うことは諦めることにしました。
ワイズロードオンラインで注文
それでもグローブ自体は欲しかったので、家に帰る途中の電車の中で、ワイズロードオンラインからLサイズのオーダーを実施。
注文から3時間後に「在庫確保のお知らせ」というメールを受信。通常であれば、だいたい翌日か翌々日には発送されるのですが……なんと2週間経っても発送されず。
さすがにこれは忘れられているのでは?と思い、問合わせのメールを送ったら翌日に発送されました。やっぱり忘れられていたっぽい。

結局、注文から16日後に届きました。海外通販より時間が掛かっている……。
ファーストインプレッション

「ブレスサーモ x ゴアテックス ウインドストッパー グローブ (中綿入り)」のファーストインプレッションです。
ラインナップ
ミズノとワイズのコラボグローブは今回2製品発売しています。「中綿あり」タイプと、「中綿なし」タイプです。
スペックの差は以下の通り。
中綿あり | 中綿なし | |
---|---|---|
価格 | 8800円 | 6980円 |
タッチパネル対応 | ◯ | ◯ |
発熱素材 (ブレスサーモ) | ◯ | ◯ |
防風素材 (Windstopper) | ◯ | ◯ |
保温層 (リフレクションギア) | ◯ | × |
中綿 (サーモライト) | ◯ | × |
中綿なしのモデルは初冬向け、中綿ありのモデルは本格的な冬向けという区別のようです。中綿ありのモデルは、手の甲側に「サーモライト」と呼ばれる綿が入っており、さらに保温のためのアルミシート「リフレクションギア」も入っているということですね。価格差は約2000円。
私が購入したのは、「中綿あり」のLサイズです。1~2月のライドに使おうと思っての購入です。
重量
手に持った感じ、冬用グローブとしてはかなり軽いです。


Lサイズ、左右の実測で71g。比較対象として、シマノのWindstopperグローブ(Mサイズ)の重量を測ってみると104g。他の冬用グローブもだいたい100g前後となるはず。
他社の大体7割程度の軽さということになります。
搭載技術
本グローブは様々な素材を使っており、その説明タグが付属しています。

付属するタグがこちら。中綿(サーモライト)のタグはありません。
ブレスサーモは、人体から発生する水分を熱に変えているということですが、なんとなく騙されているような……でも、でんじろう先生が監修ならばそんなこともないのでしょう。


人差し指と親指には、タッチパネル用の生地が縫い付けられています。生地は手のひら側だけで、手の甲側には付いていません。このため、爪で画面をスワイプするような動きをしても反応はしません。パールイズミのグローブなどは、指を挟むように手のひら・甲側の両方にタッチパネル対応生地が付いていますが、そうはなっていません。
ただ、手のひら側で操作したときの反応は良好です。

手のひらにはパッドも付属。ただ、最低限の厚みという印象です。
サイズ感
前述の通り、今回はLサイズを購入しました。普段はMサイズなので、一つ上のサイズを購入したということ。他社に比べると小さめのサイズ感だと思います。
そして、このグローブは最大サイズがLサイズで、XLサイズはありません。手の大きい男性はサイズが合わない可能性が高いです。
実走の感想
早速、夜練で使用してみることにしました。その日の気温は夜にしては高めで、6-8℃ほど。
着用して思ったのは「薄いな」ということ。モコモコしていないので指などは動かしやすくはありますが、これで本当に一桁気温が行けるのか?という疑問も。
走り出してみると割と温かい。Windstopperの防風機能と、ブレスサーモの発熱機能が効いているということなのでしょう。この薄さでこの保温性能は凄いです。
ただ、気になったのは、「人差し指が冷たい」ということです。他の指は冷たくないのに、人差し指が集中的に冷たい。人差し指の手のひら側の皮膚が当たる部分に、何か冷たい生地があるのです。

グローブの人差し指部分を裏返してみたのがこちらの写真。この生地は、タッチパネル用の生地ですね。なぜかタッチパネル用の生地が、手の皮膚が触れる裏地部分にも繋がっているということです。
恐らくこのタッチパネル用の生地が冷えやすく、そこから外部の冷気が伝わってきたのではないかと推測。なんでこんな構造にしたんだろう?と、ちょっと疑問に思いました。普通に、外側に生地を縫い付けるだけだと取れてしまったということなのでしょうか。皮膚に当たる部分は他の指と同じ構造にしてほしかったです。

参考までに、他の指の裏地はこんな感じになっています。指先の冷たさはありません。
手のひらのパッドは見た目の通り最低限で、300kmを超える距離ではちょっと厳しそうに感じました。
まとめ
ミズノの冬用グローブのファーストインプレッションでした。
なかなか面白いコンセプトで、軽くて温かいグローブです。ただ、気になるのが人差し指の冷え。暖かい夜で冷えを感じるとなると、5℃以下の環境ではちょっと厳しそうに感じます。せっかく構造は良いのに、最後の詰めが甘いような。
もう少し使い込んでみて人差し指の冷えに対策が取れそうなら本採用としようと思っていますが、対策が取れなかった場合はまだしばらくシマノのグローブを継続することになりそうです。
著者情報
年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。