Taipei Cycle(台北ショー) 2025 レポート

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目次

まずは1号館/1Fのブースを紹介。

このフロアは、「パーツ/コンポーネント/サイクリングパーツ/アパレル」のブースが出展しているエリアとなります。

入場

今回は一般客としての入場なので、入場チケットを買う必要があります。

入場チケットの購入

台北ショーの正面入口

こちらの正面入口を入って左手にあるカウンターが一般客用のチケット窓口です。250元(約1200円)を支払い、入場券を購入しました。

入場チケット売り場

こちらがチケットカウンターです。

入場チケット(2日分)

チケットはこのようなQRコードが印刷されたレシートです。入口で担当者の方がスマホでQRコードを読み取り、入場します。

正面入口を入ってすぐの場所はこのような雰囲気。サイクルモードと似てはいます。

正面入口前のスペース

d&iアワードの受賞製品

正面入口前には「Taipei Cycle d&i awards 2025」の受賞製品が展示されています。

一般的に「d&i」は「ダイバーシティ&インクルージョン」の略だそうですが、どういう基準で選ばれているのかは良く分かりませんでした。

その他、入口には注目製品が多数展示されています。

1号館 1Fのブース

1号館 1Fの中で個人的に気になったブースを紹介していきます。昨年は2号館に集められていたe-bike系のブースが、今年は割と1号館 1Fにも見られました。

KMC

いつも正面入口すぐの一等地を確保しているKMC。今年もそうでした。

今回アピールされていたのは、チェーンそのものよりは、ワックスタイプのチェーンルブ「GO WAX」。

オイルタイプのチェーンルブとの比較展示が置かれていました。ハンドルを回すとワックスとオイルのチェーンが同時に回り、おがくずの付着具合の違いが分かるというもの。確かにワックスの方にはほとんど付着しませんでした。

こちらのワックスは、今年の台北ショーにおけるアワードにも選ばれていました。

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Samassi

香港のサドルブランド「Samassi」。3Dプリントサドルの専業メーカーのようです。

珍しい、ピンクの3Dプリントサドル。ピンク好きの妻が興味を示していました。直販サイトを見てみると、2-4万と結構良い値段がします。品質は不明。

TOP ACTION

台湾「TOPACTION」。サイクルコンピューターや電子ベルなどを作っているブランドのようです。

3種類ほどの電動携帯ポンプを出展。写真のものは音が大きかったのですが、スタッフの人が実演していた電動ポンプは妙に音が静かでした。TOPEAKと同等か、それ以下という印象。

公式サイトを見ても1種類しか電動ポンプのラインナップはなく、まだネットに情報が出ていない製品かもしれません。

cycle design

バッグなどを中心に扱う台湾「cycle design」。日本ではライトウェイが代理店となっており、製品購入も可能です。

ボルトオンのトップチューブバッグは気になりましたが、ちょっと太すぎました。

……おや、どこかで見た電動ポンプ……。

ZENO

台湾のコンポーネントメーカー「ZENO」。よく知りませんでしたが、日本にも製品が入ってきているようです。

目を引いたのは、メカニカルディスクキャリパー「SPEED CLIP」。両押し方式で、形状はTRP「Spyre」によく似ています。性能のほうが気になる所。

REACTION」というフローティングローターも見た目はなかなか良かったです。軽そうですし。

RIDEA

ビッグプーリーで有名な台湾「RIDEA」。今回もたくさん展示。

展示の中心はアワードを受賞したらしい、こちらのホイール。Prism Wing wheelという一体成型のホイールです。剛性とエアロを両立しているんだとか。ただ、これは去年も見たような……? 昨年は参考出展で、今年は正式発売したということかもしれません。

その他、綺麗なパーツが整然と展示されていました。

PERTUAL

中国「PERTUAL」。フレームブランドの「TAVELO」と一緒に出展されていました。日本語サイトもある様子。

……おや、SHAMAL DUAL PROFILEのパクリ?かと思ったのですが。

よく見ると、カーボンスポークがハブに巻き付くCosmic Ultimateみたいな構造を採用しています。ACMEというモデルの様子。日本での価格は385000円と高級ですが、この作りならば安いかもしれません。

ストレートプルタイプのスポークを採用した「SHARP」というホイールもあります。こちらはリムの形もスポークパターンもSHAMAL DUAL PROFILEそっくりですが、SHAMALより先に発売しています。 リムハイトが3種類(36/41, 52/58, 62/70)。グロスコートの見た目もいい。

こちらにインプレがありますが、気になるホイールです。

見た目がよく似たSHAMAL DUAL PROFILEとSHARPですが、決定的な違いがあります。スポークが接続されている部分のリムハイトです。
両者とも、リムハイトが変化するウェーブリムを採用していますが、SHAMALは「リムハイトの高いところ」にスポークが接続されているのに対し、SHARPは「リムハイトの低いところ」に接続されています。設計思想の違いが出ている部分です。

GIGANTEX / Ebon

今年も合同出展のGIGANTEXEBON。どちらも台湾の会社です。

GIGANTEXといえば、初期の頃のFFWDのリムはGIGANTEX製のリムを使っていると言われていました。EQUINOXも日本のライトサイクルが仕入れて売っていましたね。

Ebonはカラフルなバーテープを多数展開。

Ebonは反射ベストも販売しています。一番左の反射ベスト、どこかで見たパターンですね……?

TSB

中国「TSB」。チタンを中心としたフレームを3Dプリンタを使って製造するブランドです。ブランド名は「Titan Super Bond」の略で、チタン専業ということが伺えます。

カッコいいチタンフレーム。

3Dプリンタで作っているのは恐らくパイプ側で、溶接自体は職人さんがやっている様子。

昨年も展示されていた、チタンの一体型ハンドル。ステム・ハンドルバーの単体も展示されていました。

Everbliss Green

台湾「Everbliss green」。半導体などを手掛ける会社で、自転車専業というわけではないようです。

今回出展していたのは、「RF Explorer」というグループライド用のGPSトラッカー。お互いに位置が確認できるデバイスとのこと。

「日本で発売しますか?」と聞いてみたら、「法律の問題をクリアできれば……」とのことでした。恐らく技適のこと。日本に入ってくる海外ブランドでは技適を通っていない製品が多い中(使った場合は使用者が電波法違反となる)、しっかりそのあたりを押さえているブランドのようです。

airbone

台湾「airbone」。スタッフの方と話したかったけど、ずっと商談中で話せず。

先日購入したポンプヘッドはまだまだ現役商品のようです。これのパッキンだけ買えないかを聞きたかったんですが。

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CICLOVATION / BERD

台湾「CICLOVATION」と、アメリカ「BERD」が合同展示。どんな関係?と思ったら、台湾ではこの2ブランドを同一の代理店が扱っているそうです。

相変わらずカラフルなCICLOVATIONのバーテープたち。握り心地は良かったんですが、耐久性があまり良くなかった記憶。

個人的に興味があったのはこちらの方。昨年のオリンピックのMTB競技で、ピドコックの金メダルに貢献したBERD spokeで組まれたホイールです。ダイニーマを束ねた繊維スポーク。

単体ではこんなヘニャヘニャですが、引張にはめっぽう強いBERDスポーク。日本にも代理店はあるんですが、なかなか現物を見る&触る機会もないので、見られてよかった。

ちなみに、「BERD = BIKE + NERD(オタク)」らしいです。

INNOVA TIRE

台湾「INNOVA TIRE」。タイヤメーカーですが、今回はTPUチューブが中心の展示でした。

よくあるTPUチューブかな……と思ったら、金属バルブ! しかもスレッドが切ってあります。根本のシールもしっかりしてそう。ちょっと使ってみたいです。

Suhumi’s Garage

昨年の台湾旅行でフィッティングスタジオを見せて頂いたSuhumiさんが出展していると聞いて行ってみました。

入口すぐの一等地に出展されていてびっくり。写真右側がSuhumiさんです。

オリジナルのフィッティングツールを色々作られているSuhumiさん。このフィッティングバイクもかなり注目を集めていました。

PSB

ディスクブレーキに関するパーツを販売している、台湾「PSB」。

今回は、左右に少し動くフローティング構造を採用したセンターロック式のディスクローター「PR11」を展示。ピンクのアームは珍しい。

ULAC

台湾「ULAC」。元々はワイヤーロックのブランドとしてスタートしたようですが、昨今はバッグ類が人気。

カラフルでポップなデザインなバッグ群。昨年から日本にも代理店が出来ました。

今回大きくアピールしていたのが、ディスクローターに取り付ける防犯ブザー。元々自転車用ロックから始まったメーカーなので、未だセキュリティへの意識が高いようです。

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JCOOL

台湾の工具メーカー「JCOOL」。日本には携帯工具セットしか入ってきてませんが、本国には色々な工具があります。

こちらはトルクレンチ。なかなかコンパクト。最大10Nmですが、ちょっと使ってみたい。

そしてこの「酷」ステッカー。何が酷いんだろう?と思いましたが、これは中国語で「COOL」を意味するそうです。JCOOLと掛けているわけですね。

MAGICSHINE

中国「MAGICSHINE」。

いつの間にかレーダーテールライトが出ていた様子。これが面白いのは、「サイコンとの通信機能を持たない」点です。単純にレーダーを照射し、車が来たら明るくなるだけ。通信モジュールが減るので、かなりサイズが小さくできるんだとか。

ただ、電波は出しますし、技適には登録されていない(2025/4/1現在)ので日本国内では使えません。

LEGION

台湾「LEGION」。

今回は、本体をリム内に隠せるチューブレスバルブ「TROJAN」がアワードを受賞。

仕組みは面白いと思うのですが……製品名のイメージがちょっと良くないですね。

Q-LITE

台湾「Q-LITE」。ライトの専門メーカーです。

「おっ」と思ったのが、こちらのライト「QL-313-1K」。CATEYEがかつてエコノムフォースでやっていた、「レンズの中央に柱を立て、LEDを後ろ向きに照射して屈折した光で地面を照らす」方式を採用しています。まだこれをやっているメーカーがあったとは。

ドライブレコーダーやテールライトなど、気になる製品が色々ありました。マウントがシリコンバンドで頼り無さそうですが、気になるブランドです。

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YUNG GREAT

台湾「YUNG GREAT」。3Dプリントで作られたレーパン用パッドを展示していました。サドルのパッドを3Dプリンタで作れるわけですから、レーパン用パッドを作っても確かにおかしくない。

触ってみると少し硬すぎる気もしましたが、今後こういうパッドが増えていくかもしれませんね。

GIYO

世界最大級のポンプメーカー「GIYO」。

ポンプブランドなのに自転車本体が置いてあったので「おや」と思ったんですが、バルブにこんなセンサーが付いていました。ワイヤレスの空気圧センサーです。空気圧はスマホアプリから確認できるそうで。

新製品かと思ったんですが、技適に5年前から登録されていました。日本国内でも使える品です。

こちらは今年のアワードを受賞したポンプヘッド。ロックとリリースを片手で行えるアイデア商品です。

AIRACE

台湾「AIRACE」。GIYOと同じくポンプメーカーです。

目を引いたのが、分割式の電動ポンプ「AE-02」。もはや電動ポンプは珍しくないですが、分割式は珍しい。ただ、このポンプはGIYOのカタログにも掲載されていました。型番が「GE-02」と微妙に違うのですが。会社として関係あるんでしょうかね?

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CROPS

日本「Crops」。最近ロゴが変わったらしいです。元々はワイヤーロックのブランドですが、最近はライトなども販売。

今回の新製品は、磁石でマウントするライト「FX1600」。外す時はボタンを押します。なかなかしっかり固定されていました。

MOSSO

台湾「MOSSO」。カーボンフレームもやっていますが、アルミフレームが得意なブランド。

こちらは1280gの軽量アルミフレーム「795 PRO」。価格は大体80000円くらいとお安い。ちょっと欲しくなりました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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