この記事は約 4分で読めます。
ワークマン「レザー サイクルクッショングローブ」購入
ワークマンの自転車用グローブの新作「レザー サイクルクッショングローブ」が売っていたので買ってみました。
購入まで
まずは購入までの経緯を。
何度か購入してきたワークマンの自転車製品
ワークマンが自転車ウェアに参入したのが2019年。この頃は様子見での参入という感じでしたが、2021年からは幅広いラインナップを揃えるようになりました。
私も何度か購入しており、試した記事が以下にあります。
ジャージの価格はいずれも2000円以下。
品質や性能はやっぱり専門メーカーには及ばないものの、普段遣いにはそれほど悪くはなく、今でも時々夜練などで使用しています。
ワークマンのサイクルグローブは……
一方、全然使わなかったのがワークマンのサイクルグローブです。
どこかが致命的にダメだったわけではないんですが、これといって良い所もなく。
特にパッド部分がイマイチに思えました。普通はパッド部分にもう少し反発の強いゲル素材を使うのが普通ですが、すぐに底づきをする素材を使っていました。
ちょっとこれでロングライドは手のひらが痛くなりそうだな、ということでお蔵入りになっていました。
新作のレザーグローブ
そして、2024年の新作製品としてリリースされたのが、今回取り上げる「レザー サイクルグローブ」です。
店で実物を確認した所、前のワークマンのサイクルグローブで最大の不満だったパッドも改善しているようでした。汗拭きパイルも付いているし、フィット感も悪くない。
価格も1500円ということで、買って試してみることにしました。
ワークマン「レザー サイクルクッショングローブ」
ワークマン「レザー サイクルクッショングローブ」のファーストインプレッションです。
色落ちの評判
購入ツイートをした所、ほぼほぼ同じような内容の情報を頂きました。
ちょっと気になっていたワークマンのサイクルグローブを買ってみた。1500円。 pic.twitter.com/oQE3vgekgo
— ばる (@barubaru24) August 7, 2024
「とにかく色落ちが凄い」という評判です。
なんと7人から同じ内容のお話を聞きました。それだけ再現性が高いということです。ここは実際使って試してみることにしました。
バリエーション
カラーは黒1色のみ。
サイズはM・L・LLの3種類。
私はMサイズでぴったりだったのでそちらを購入。女性に適したサイズは無さそうです。
重量
重量はMサイズで43g。このサイズの指ぬきグローブにしては重めです。革製だからでしょうか。
各部分
手のひらはパッド入り。それなりに弾力があります。
親指部分には汗拭き用のパイル付き。これは個人的にかなり欲しい機能でした。
グローブを脱ぐ際に使うループも付いていました。
グローブは左右結合可能。
実走
さっそく実走してみました。
フィット感やパッドの感触は悪くありません。前のワークマンのグローブよりもパッドの底づき感も少なく、配置も良くなっています。40kmほどしか走っていないのでロングで使ってどうかはなんとも言えませんが……。
さて、問題の色落ちです。1時間ほど暑い中で走ってグローブを取ってみました。
……確かに前評判どおりに手のひらが黒く染まっています。一応、石鹸で手を洗ってみましたが、なかなか落ちませんでした。染料が落ちているような感じでしょうか。
一応製品タグには色落ちする話も書かれています。
ちなみに、「接触冷感」なる機能もあると書かれていますが、こちらは体感できず。
色落ちについて
走りに行った帰りにショップで「色落ちするグローブって記憶にありますか?」と聞いてみました。
店長によると、「以前、某有名メーカーの本革グローブで色落ちしたことがありますね。革って染料で染めてるのでどうしてもそうなるんですよね。」とのこと。そのグローブには白と黒があったらしいですが、白は色落ちしなかった(しても白いから気づかなかった?)そうです。
さて、本製品は「レザーグローブ」という名前ですが、1500円でしっかりした革を使っているとは思えず、「合皮だろう」と思ったのですが……。
えっ、ヤギ革……?!
あまり聞かない素材ですが、ちゃんとした革のようです。たった1500円で手のひら部分のみとは言え本革を用意するとは、ワークマン恐るべし。
素材構成はこんな感じ。ヤギ革は手のひらのみ。手のひらに柔らかさを出したかったのだろうと思われます。
調べてみると、モーターサイクル用のグローブでは良く使われる素材のようです(ゴートレザーと呼ばれるらしい)。そちらでも色落ちの話が散見されます。品質が悪いとかではなく、この素材で黒くするとそうなってしまうようですね。
とは言え、汗を吸うサイクルグローブは洗わなければなりません。白い服と洗濯すると色移りしてしまうこともあるようなので、これだけで洗濯するか、手洗いで対応したほうが良さそうです。
良く見てみると「洗濯はお避けください」とタグに書いてありますね。
なお、ぬるま湯で手洗いしてみましたが、たらいの水がうっすら黒く染まりました。
まとめ
色落ちに目をつぶれば、なかなか実用性が高そうなグローブです。この価格で本革を採用してくるとは意欲作。
ただ、色落ちが一回では終わらず、しばらく継続するという点は気になりますね。すぐに手が洗えるような状況で使うならアリかもしれませんが、ブルベのように走り続ける環境では、この黒さは気になるかもなーと思います。
白のバリエーションが出るか、色落ちが気にならないような工夫がされればかなり良い感じになるはず。ただ、価格が1500円のままでそれをやるのは厳しいかもしれません。
著者情報
年齢: 39歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。