BRM919宮城1000 準備編

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エントリー時には気付いていなかったが、このブルベは21時スタートだった。

夜スタートのロングライドというのは難易度が高い。人間、体内時計の働きで眠くなる時間は大体決まっているもの。私の場合は深夜0~1時と、明け方付近に眠くなる。大抵の夜スタートのブルベは、朝スタートのブルベよりも「眠くなる時間帯」を過ごす回数が増えてしまうのだ。

対処法はいくつかある。

 ・スタート直前まで寝ておく
 ・眠くなりそうな時間帯に通るエリアに、寝られる場所があるかを確認しておく

 
今回はスタート地点横に「ゆーチェリー」というスーパー銭湯がある。ここには有料で借りられる個室があるので、予約。スタート直前までここで寝る算段を立てた。

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また、今回のブルベはルート上に数多くの道の駅がある。道の駅は大抵仮眠できる場所があるので、名前と距離を纏めたリストを作成しておいた。これで眠くなっても大丈夫なはずだ。

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装備は基本的にPBPを装備を踏襲。ただ、フロントバッグを導入したのが大きく違う点である。今まで「フロントバッグ?空気抵抗デカそうだし、重いじゃん!」と思っていたのだが、PBPの最速選手が使っているのを見て試す気になったのだった。我ながらミーハーであるw

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今回はコンビニの無い区間が多いと聞いていたので、お菓子を大量に持って走る作戦。おのずとコンビニによる回数も減らせるはずだ。

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睡眠計画もPBPを踏襲。同じ夜スタートの1000km以上なので、計画の流用は可能だと考えた。

1泊目は、470km地点の「久慈健康ランド」。2泊目は、800km地点の「こまち健康ランド」、元気があれば840km地点の「にしめ健康ランド」まで。あとは細かい仮眠で最後まで持つ……はず。ちなみに、宿泊地点の距離はPBPにおける往路のLoudeac(448km)、復路のLoudeac(780km)と同じくらいの距離とした。

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久々に行ったのは「セルフドロップバッグ」。今回の宮城1000はドロップバッグサービスは無いので、自分で手配を行う必要がある。そういった時には、地方の本局に荷物を「局留め」で送るという技を使う。

調べてみると、670km地点の弘前郵便局には24時間開いている「ゆうゆう窓口」があった。着替えやサプリメントを入れたバッグをスタート前日に弘前郵便局に送付。これで、少なくとも670kmは走らなければならなくなった。

(つづく)

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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