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ASS SAVERS「Win Wing Road 2」購入
ASS SAVERSの泥除け「Win Wing Road 2」を購入しました。
購入まで
まずは購入までの流れを。
2年前から存在は知っていた
今回紹介する「Win Wing」は2年ほど前に存在を知りました。
ASS SAVERの新型、そのうち国内代理店からも出るだろうと思って待ってたけどなかなか動きが無い…直販しても良いけど送料高いんだよなーhttps://t.co/SCrNTkVuo0 pic.twitter.com/nZThqvvR9X
— 紙の男 (@John_Doe_0774) November 1, 2022
しかし、いつになっても日本に入ってこない。
かといって、個人輸入をするには色々と高い時代になってしまったこともあり、そこまでして買うことはなかったのでした。
ようやく国内上陸
数日前。お世話になっているサイクルキューブさんのInstagramに新製品の入荷情報が掲載されました。
どうやらようやく日本にも上陸したようです。
ショップで現物を確認。ちょっと心配だったのはアームの強度でしたが、十分に強度がありそうなことが確認できたので購入を決めました。
ASS SAVERS「Win Wing Road 2」

ASS SAVERS「Win Wing Road 2」のファーストインプレッションです。
製品バリエーション
今回、私が購入したのは「Win Wing」というシリーズの「Road」用のブラックカラーです。他に、「GRAVEL」用もあります。ロード用はタイヤ幅35mmまで、グラベル用は60mmまでに対応します。
カラーバリエーションもいくつか存在。私の好み的にはこちらの赤×黒カラーでしたが、主張が強すぎたので普通にブラックカラーにしました。
泥除けの中での位置づけ
スポーツ自転車用の泥除けについてカバー範囲で大別すると大体以下の3種類に分かれると思います。
# | タイプ説明 | 製品例 |
---|---|---|
① | 尻だけをカバーするタイプ | ASS SAVERS「Original」 |
② | タイヤの上部をカバーするタイプ | Mucky Nutz 「Rear Fender」 |
③ | タイヤを全体的にカバーするタイプ | SKS 「RACE BLADE LONG」 |
下に行くほどカバー範囲が広く、水の巻き上げを防ぐ効果が強いです。一方、下に行くほど重量は重くなります。
今回のWin Wingは②のタイプ。ただ、②のタイプでシートステーからアームを生やすタイプは珍しいです。大抵は、シートポストやシートチューブにマジックテープ等で巻きつけるものばかりなので。

過去に存在した製品ですと、BAR FLY「Rain Fly」が似ているでしょうか。これも悪くはなかったのですが、固定方式がタイラップで、着脱が面倒という欠点がありました。また、シートステーのカバー範囲が広く、テールライトと場所の取り合いになるのも厄介です。
「Win Wing」は着脱にシリコンバンドを使用しており、着脱も簡単そう。更に、シートステーのカバー範囲は小さく、テールライトとの共存も容易に見えます。
重量
実測重量は66gでした(強化ウィッシュボーン込)。
後輪用泥除けとしては軽量に仕上がってると思います。
取り付け
泥除け裏面にはマニュアルが印刷されています。このマニュアルの支持に従って取り付けていきます。

アームの突起を泥除け本体に通しますが、3通りの角度を選択可能になっています。今回は±0°を選択。

「タイヤから5-10mmの距離に付けなさい」と書かれているのが良いですね。この手の泥除けはタイヤに触れない程度にぎりぎり近くにつけることで効果が上がります。

こちらのアーム部をシートステーに取り付けます。

アーム部の根本がシートステーを専有する長さは3cmほどで、テールライトとの共存も十分に可能です。

なお、フレーム保護用のシートも付属。一度、位置合わせをした後に貼ると良いでしょう。

取り付けが完了しました。
後方への泥はねは防げませんが、上部への泥はねはかなり防いでくれそうな形状をしています。
実走行
取り付けた状態で80kmほど走行してみました。雨が降っていない日に走ったので防御効果は測定できていませんが、安定性を見ることが目的です。

見た目にはいかにも揺れそうなアームですが、これが思いのほかガッチリしていて安定感があります。
私はタイヤと泥除けが擦れる音にもかなり敏感に気づく方ですが、ライド中に一切そういった音を感じなかったことに驚きました。結構ギリギリの場所に付けたんですが。このアームの安定感が凄いのでしょう。


この複雑な根本の形状が安定感の高さに効いていそうな気がします。このアームは特許出願中だとか。
泥除け自体が低い位置に付くので、サドルバッグと干渉しないにも良いですね。
まとめ
ようやく上陸した、「Win Wing」のファーストインプレッションでした。
一見華奢なアームの耐振動性の高さにびっくり。リムブレーキでもディスクブレーキでも問題なく取り付けられますし、シートステーに付けるテールライトや大型サドルバッグとの干渉もなさそう。脱着も簡単で非常に軽量。
今後のスポーツ自転車用泥除けの定番になるかもしれませんね。
著者情報
年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。