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BRM1011 喜多方600 準備編
ランドヌ東京主催のブルベ「食ってこい喜多方600」に参加しました。
昨年に引き続き2回目の参加です。

参加動機
まずはこのブルベの参加動機から。
今年もSR、取れるか?
11年連続で継続してきたSR。今年も取れるならば取っておきたい所。昨年と同様に霧立400&喜多方600にエントリーし、ここで決める予定でした。
……が、霧立400は線状降水帯の出現によりDNF。喜多方600でSRを決めることはできなくなりましたが、望みを繋ぐ意味で参加はすることにしました。去年からSRの認定期間が変わり、12月までチャンスがあります。喜多方600を完走して、12月までに400kmを走れればOKということに。
体調は悪くないものの……

昨年の喜多方600は、溶連菌感染症の治療に伴う抗生物質の影響もあり、ずーっとお腹が緩い状態でした(腸内細菌が抗生物質で根絶やしになる)。それに比べたら今年はそれなりに乗れているし、体調が悪いということもありません。
ただ、霧立400を200kmでやめてしまったので、今年は400kmをクリアしないまま600kmに臨むことになります。果たしてこれまでの経験で乗り切れるのか? 少し不安に思っていました。
コース
喜多方600のコースは、川崎をスタート。東京・埼玉・栃木・福島と北上し、喜多方で折り返し。復路は茨城・千葉と少し東方面を通り、ラストは都心を通って田園調布でゴールする600kmとなっています。
昨年とルートの変更はほぼなし。微調整程度に留まっています。今年も320km地点の会津若松にホテルを予約することにし、2日目に280kmを走る計画を立てました。
警戒しなければならないのはラストPCからゴールまでの36km。都心を横断するため、それまでのコースよりも大幅に平均時速が落ちます。普段なら2時間あれば十分走れる距離ですが、2時間半くらいは見積もっておく必要があります。
準備
600kmブルベは昨年の喜多方600以来1年ぶりです。
去年も書きましたが、私は600kmが一番苦手。鬼門のカテゴリーということもあり、入念に準備をして臨みました。
ラーメン計画
本ブルベの裏テーマは「3大ご当地ラーメンを巡る」というもの。佐野・喜多方・白河ラーメンという有名なご当地ラーメンが3箇所もルート上に含まれています。
ただ、営業時間を考えると、現実的に立ち寄れそうなのは佐野くらい。
喜多方の到着は21~22時になる計算ですが、この時間に営業している喜多方現地のラーメン屋はほぼゼロです。会津若松駅前に喜多方ラーメンのチェーン店はあるものの、ラーメンマニア的には物足りない。
白河も通過時間は午前10時頃で、これまた営業時間を外しています。

その点、佐野の通過はちょうどお昼時。「佐野ラーメンは寄れたら寄るか」くらいの考えで計画を立てました。
宿泊計画
昨年と同じく、会津若松駅前のビジネスホテル「駅前フジグランドホテル」を予約しました。
今年も三連休で予約は早くから埋まっていましたが、1ヶ月半前に出た禁煙ルームの空きを無事確保。

ホテルまでの距離は318km。昨年はスタートから16時間05分でホテルに到着しています。お腹の調子が悪くてトイレに寄りまくってこの時間だったので、今年はもう少し早く到着できるのでは……と思っていましたが、現実は甘くありませんでした。
あともう一つ。「入眠のための新技」を試そうと思っていました。私はブルベ中にホテルに入っても中々寝付けないのが悩みだったのですが、知人のさえきさんから「Garminウォッチのブレスワーク機能を使うと良いですよ」という情報を頂いていました。
「数百キロを走ってきて交感神経がONの状態から、なるべく早く眠る」というシチュエーションは普段の生活ではなかなか再現できないので、ようやく600kmブルベで試せる機会が巡ってきたというわけです。
ウェアの検討
喜多方600は「体育の日」の三連休開催。体育の日と言えば「晴れの特異日」とも言われ、かつては東京オリンピックの開幕日に選ばれたほど。
昨年も晴れたので今年も晴れるかと思っていたのですが……。

天気予報は無情でした。1日目はスタートから宿までずっと雨。2日目も終盤は雨に降られる予報です。気温は12-24℃と、この時期の東北にしては寒くなさそう。むしろ暑い部類。
「ガッツリ雨予報&気温が高め」となると難しいのがウェア選び。気温が低ければ着込めばよいのですが、気温が高いと発汗とのせめぎ合いが生じます。せっかく蒸れにくいレインウェアを使っても、発汗量が多いとウェア内は水浸しになります。「昼間は汗をかかず、夜中は凍えない」ようなウェア計画を建てねばなりません。
上半身
上半身については、Santicの薄手長袖ジャージとモンベルのジオラインLW長袖。PBPでも使った安定の組み合わせです。この上にGORE-TEXのレインジャケット。
下半身
下半身については、気温がもう少し低ければ裏起毛のビブタイツを持ち出すところ。しかし、この気温で裏起毛は暑い可能性が高い。「起毛していないビブタイツ」が欲しくなりますが、手持ちのウェアにそういったものがありません。
仕方なく、パールイズミの春秋用のビブタイツ(非起毛)を購入。使い慣れていない装備をいきなり600kmに投入するのは危険なのですが、他に手段がないので仕方なく。真似しないでください。
1日目はずっとレインパンツを脱げない状況になりそうだったので、伸縮性が高くペダリングにストレスが少ない「スーパーストレッチサイクルレインパンツ」を使おうと思っていたのですが。10年も使っているので防水のシームテープが駄目になっていました。

そこで、今回はモンベルのGORE-TEX版サイクルレインパンツをチョイス。モンベルにはもう1種類「バーサライトサイクルパンツ」という軽量なレインパンツがあるのですが、これは薄い分だけ耐久性に難があります。にわか雨に備えた装備としては場所も取らず最強ですが、長時間履き続けるならばGORE-TEX版の方が丈夫で良いという判断をしました。重い&畳んだ時に場所は取りますが、それはもう仕方ない。
機材の検討
今回もGE-110です。昨年とほぼ装備は同じで、違いは対雨天装備を強化したくらい。

昨年は大して雨が降らない予報だったので後輪の泥除けは外していましたが、今年は絶対必要なので取り付け。
また、SKSのスピードロッカーに付いている「フォーク前側の泥除け」だけを使い、同じくSKS「S-BOARD」と悪魔合体。同じ会社だからこそ出来る組み合わせですね。
細かい話ですが、ボトルにはマッドキャップを付けています。1日中雨の中を走ると、どうしてもボトルの飲み口がジャリジャリになるので。体にも良くないので、それを防ぐためのキャップを付けました。

チューブは、霧立400と同じくラテックスチューブにしました。
バルブコアはクリックバルブに変更し、電動ポンプでの作業性を高めました。
空気圧の落ちが早いラテックスチューブ。600kmブルベだと2日目のスタート前に必ず空気を入れるはずなので、それを想定した構成です。
新規導入アイテム
今回のブルベに初投入するアイテムの紹介です。
PEARL IZUMI「コールドシェイド ビブタイツ」

パールイズミの薄手のビブタイツです。前述の通り、気温が高い状態での雨天ライドにはこういったものが必要なので購入。
「レインウェアの正しい着方」として抑えておくべきポイントの一つが「レインウェアと肌を直接触れないようにする」ことです。直接触れてしまうと皮脂が裏地に付いて透湿効果を阻害しますし、水が液体のままでは防水透湿膜を通過しません。汗を液体→気体に変換するための布が一枚必要です。今回で言うと、ビブショーツでは駄目(膝下の皮膚が出ているから)で、ビブタイツを選ぶ必要があるわけですね。
「ビブタイツでありながら、今回の少し暑めの気温でも汗をかきにくい」という条件で、パッドが体に合いそうな製品。それはパールイズミのコールドシェイドくらいしかありませんでした。

ただ、この「3DRパッド」はパールイズミの中では私との相性が「B」くらい。本当は「3D NEO PLUS」が好きなのですが、薄手のビブタイツはこの3DRパッド搭載モデルしかありません。
プロテクトJ1を多めに塗ることで、なんとかお尻の痛みが出ないよう祈ることにしました。
ラテックスチューブ×クリックバルブ×電動ポンプ
一つ一つは新規導入ではありませんが、この組み合わせでの導入は今回のブルベが初。
空気の抜けやすいラテックスチューブでロングライドを走ると、道中必ず空気を入れる必要性が生じます。その手間を減らすために電動ポンプとクリックバルブを使うという作戦です。
電動ポンプは、現在世界最軽量のCYCPLUS「AS2 ULTRA」を持っていきました。
iGPSPORT「BiNavi」
これも厳密には新規導入というわけでもないのですが。霧立400でもBiNaviを使ったものの、200kmでDNFしているので十分な長時間テストが出来たとは言えませんでした。

今回は600kmブルベを通して使ってみて、実用に耐えうるかを検証したいと思っていました。








