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SHIMANO「新型XC1(SH-XC102)」購入
シマノのエントリーSPDシューズ、「XC1(SH-XC102)」を購入しました。
これまでずっと愛用してきたSH-XC100の後継品になります。
購入まで
まずは購入までの流れを書いていきます。
長年愛用したXCシリーズ
私はブルベ用のシューズとして、SHIMANO「XC」シリーズを愛用してきました。これまでの使用歴は以下の通り。
いずれのシューズも2足ずつは使ったと思います。なお、SH-XC100は手元にもう2足ストックがあります。

これらのシューズはMTBのXC(クロスカントリー)競技用のシューズという位置づけですが、ブルベにもマッチしていたことが愛用の理由です。以下のような点でブルベにマッチしていました。
- 実はSPDシューズでは最軽量クラス
シンプルな構造で3本ベルクロなので非常に軽い。 - 硬すぎずブルベくらいの強度にちょうどいい
あまり靴底が硬すぎても足裏の痛みにつながるので、剛性指数5くらいが適度。 - 歩きやすい
4年に1度参加するPBPでは東京ドームほどの広さがあるチェックポイント内を歩き回るため、普段から歩きやすいシューズでブルベを走ることにしています。 - 安い
エントリーモデルなので安い。セール時は1万円を切ります。
いろいろな意味で「ちょうどいい」シューズだったのです。
XCシリーズがリニューアル
そして6/25。バイシクルクラブのニュース記事が流れてきました。

2021年発売のXC1が、発売から四年を経て新バージョンになるとのこと。これは気になる。型番はSH-XC100→SH-XC102へ。101は飛ばされました。
「なにか改善されていればいいな」と思う一方、「要らぬ変更がされてないだろうな」という不安も。個人的には旧XC1にさしたる不満もなかったので、変わらないでいて欲しさはあります。ただ、「つま先にもう少し余裕があると良いな」とは思っていました。

早速、行きつけの店であるサイクルキューブにこちらのシューズが入荷したとのことで試着。特に問題無さそうだったので、その場で購入しました。
SHIMANO「XC1(SH-XC102)」

SHIMANO「XC1(SH-XC102)」のファーストインプレッションです。
主な用途は、ロングライド・ブルベ。50kmほど使用した段階での感想を書いていきます。
バリエーション
カラー展開はブラックのみ。シマノ直販サイト限定でオリーブカラーがあります。恐らく国外向けにはブルーカラーもある様子。
ワイドモデルは無く、38-50サイズまで1刻みの展開になっています。ハーフサイズはありません。
剛性指数は5とされています。
重量

実測重量は307g(43サイズ片足)。公称重量が313g(43サイズ)なので、若干の下振れ。

こちらはSPDシューズの重量調査をした記事ですが、新XC1はかなり軽い部類に入ることが分かります。

旧XC1の最終期版は実測318g(43サイズ)でした。旧XC1も初期版は304gとかなり軽かったんですが、年々少しずつ重くなっていきました。旧XC1は4セット購入しましたが、後に購入したものほど重いです。
旧XC1との違い


未使用の旧XC1と新XC1を並べてみましたが、表面の質感を除いて正直これといった違いがありません。「ストラップの位置を変えた」ような話がニュースサイトの記事には見られましたが、ストラップの位置にも特に変化はないように見えます。個人的には別に何も変わって無くても良いので、これはこれでOK。
強いて言うなら、「メッシュアッパーとミッドソールに再生材を26%使用」というのが変更点でしょうか。旧XC1ではこういった話はありませんでした。台北ショーでも各社が「環境への配慮」「サステナブル」を強調していたので、シマノもそのトレンドに乗っているのでしょう。
各部詳細
いろいろな角度から写真を撮影してみました。

まずは横から。「XC1」の文字が目立つようになりました。反射するようになっています。


前後。カカトまで反射材が伸びています。

アウトソール。こちらは旧XC1との差が特にあるようには見えません。
実走

さて、クリート位置を旧XC1と同じ位置にセットして、いつもの夜練コースで50kmほどテストしてみたわけですが……正直、旧XC1との違いが全然わからない。
2年半使用して伸び切った旧XC1よりはフィット感が高く感じます。あとは、新XC1のほうが少し足が暑いような気もしましたが……

旧XC1は使い込みすぎて完全に通気口が繋がってしまっていたので、それで本来よりも涼しく感じていた可能性があります。
その辺りを除けば、全く違和感なく使うことが出来ました。ライド終盤にはシューズを変えていたことをすっかり忘れていたほど。
まとめ
新XC1のファーストインプレッションでした。
旧XC1との差がこれといって見いだせず、少し拍子抜けした感はありました。逆に言えば「今後とも慣れ親しんだシューズを使い続けられる」ということ。自転車とのコンタクト部分に違和感はない方が良いと思っているので、これはこれで良い結果であるとも言えます。幅や甲の高さが変わって、好きなシューズが消えてしまう経験はこれまで何度かしていますが、今回はシューズの探しのたびに出なくても良さそうです。
これから数年の日常ライドとブルベでは新XC1のお世話になります。出来れば、旧XC1にあったレッドカラーも発売してほしいですね。直販サイト限定でも買います。
著者情報
年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)
# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。