ELITE「Struka」購入

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ELITEのボトルケージ「Struka」を買ってみました。ダイヤル搭載で、多彩なサイズのボトルはもちろん、輪行袋等のアイテムを固定可能です。

目次

購入まで

まずは購入までの流れを書いていきます。

ポディウムステンレスの固定

先日、CAMELBAK「ポディウムステンレス」を購入しました。

製品自体は非常に良いもので気に入っています。ボトルケージへのフィットも良く、通常走行時のカタカタ音はほとんど鳴りません。

ただ、段差を越えた際にカタカタ音がしてしまう点が気になっていました。音がしているということはボトルケージと当たる・当たらないを繰り返しているわけで、積み重なればボトルケージ側へのダメージともなりそうです。

もう少し、しっかりステンレスボトルを保持できるボトルケージはないかな?と考えていました。

ふぃりっぷさんのオススメボトルケージ

そんな時、ヨーロッパで1200kmブルベから帰ってきたばかりの、ブルベ仲間のふぃりっぷさんからこんな発信が。

製品自体は知っていたのですが、性能はどうなのかな?と思っていました。ヨーロッパの1200kmブルベでも実際にこのボトルケージでステンレスボトルを保持していたようですが、それで問題ない実績があるのは大きい。

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そこで、とりあえず一つ買ってみることにしました。

ELITE「Struka」

ELITE「Struka」のファーストインプレッションです。

想定用途は、ステンレスボトルの固定。

名前の由来

読み方は「ストルカ」のようです。

なんとなく響きは「ロシア語っぽいな」と私は感じたのですが、調べてみるとセルビア・クロアチア・スロベニアの言葉で「構造」を意味するそうです。

重量

公称34gで、実測40g。ボトルケージで1割以上ズレるのはちょっと大きいですね。この手の可変ボトルケージの中では軽い方ですが。

材料は「高強度ガラス繊維強化ポリアミド」です。

各部詳細

見ての通り、ダイヤル付きワイヤーで可変の太さに対応できるのが最大の特徴です。直径65~80mmの範囲で対応します。ダイヤルの回転も非常にスムーズ。

てっきりBOAダイヤルかと思っていたのですが、「Fitgo」という別システムの様子。締め付ける時は時計回りに回すと、1ノッチずつ締まっていきます。開放する時は反時計回りに90°回すと、一気に開放状態になります。

出来れば、緩める際も1ノッチずつ行いたい所ですが、特許の絡みでもあるのでしょうか?

取り付け

さて、GE-110に取り付けてみたのですが……

ダイヤルがダウンチューブ側のボトルと干渉してしまいました。GE-110のシートチューブ側のボトルケージはかなり低い位置に付くようになっているため、このようなことになってしまったようです。

そこで、QUARKのクロモリロードに取り付けた所、良い感じに付きました。ダイヤルの出っ張りがあるので、フレームのボトルケージ位置との相性がありそうです。

使用感

実際に走行してみました。

限界までダイヤルを回して締め付けている場合、ステンレスボトルは微動だにしません。もちろんカタカタ音も出ません。ただ、抜き差しも出来ません。それだけガッチリ固定されます。ダイヤルを反時計回りに回せば緩みますが、一気に全開放となるので停止時に行わないとボトルが脱落します。

締める際に少し余裕を持っておけば抜き差しは可能ですが、今度はカタカタ音が出てしまいます。うーむ、加減が難しい。変形する普通のボトルならば問題はないはずなのですが、変形しないステンレスボトルはここが厄介。

恐らくこの製品が適する用途は、以下のようなケースなのでしょう。

  • 一度固定したら、走行中はなかなか取り出さない場合(ツール缶や輪行袋など)
  • 絶対に脱落させたくないボトルを固定する場合
  • ある程度柔らかさのある、通常より細い or 太いボトルを固定する場合

今回のステンレスボトルのように、ライド中に抜き差しが必要なものにはちょっと不向きだったかもしれません。

「ならば、ダウンチューブ下のボトルケージに最適ではないか?」

と思う方もいると思うのですが、個人的には向かないと思います。

Strukaはボトルの相対位置が高くなってしまうので、取り付けたボトルが前輪のタイヤに当たってしまう可能性が高くなるからです。

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ダウンチューブ下に付ける用途であれば、こちらの方をオススメします。

「サドル後方にツール缶を取り付ける」という用途でStrukaを使っている方がいましたが、それであれば良さそうです。

まとめ

ELITE「Struka」のファーストインプレッションでした。

操作感も固定力も申し分ないのですが、「変形しないドリンクボトルを固定する」用途にはミスマッチだったかもしれません。

とはいえ、この製品はいろいろな用途で使えそうなので、今後の出番がありそうです。ステンレスボトル用のボトルケージは引き続き探索をしてみようと思っています。

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著者情報

年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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