真空断熱構造のサイクルボトル一覧

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現在、国内で販売されている、真空断熱構造(いわゆる魔法瓶)のサイクルボトルを一覧化してみました。

目次

まえがき

暑い夏に必携の真空断熱ボトル

今年の夏はめちゃくちゃ暑いですね。

とはいえローラーだけでは気が滅入るので、たまには外を走りたい。しかし、昼間の外は暑くて耐えられない。

そんな時に役立つのが「真空断熱構造を持つ」サイクルボトル。自転車のボトルケージにフィットする、高い保冷力を持ったハードボトルです。

中の水を飲めば体を内側から冷やし、水を体に掛ければ外側から冷やしてくれます。保冷力は断熱層を持つソフトボトルの数倍。

熱い昼間の野外を走っても、5-6時間は中の氷が解けずに残ります。

こうしたサイクルボトルは「保冷」専用であることが多いのですが、冬場に嬉しい「保温」対応のボトルも存在します。後に示す一覧表では、「保温」への対応も明記しています。

入手可能な真空断熱ボトルはどれくらいあるのか

私は2020年にサーモスの真空断熱ボトルを購入。そして、今年はCAMELBAKのステンレスボトルを購入しました。

年々暑くなる日本の夏。かつては珍しかった「自転車用の真空断熱ボトル」というジャンルも最近活気づいてきています。

そこで、現在国内で入手可能な真空断熱構造を持つサイクルボトルを調べて一覧化してみることにしました。

真空断熱構造のサイクルボトル一覧

2025年8月現在、国内で販売されている真空断熱構造のサイクルボトル一覧です。

リストアップ条件は以下。

  • 国内のショップ、または国内通販サイト(Amazon/楽天/ヨドバシなど)で購入可能であること。
  • 真空断熱構造を持つハードボトル(変形しない)であること。
  • 自転車用ボトルケージへの対応が公式に謳われていること。
ブランド名製品名容量[ml]重量[g]保冷保冷
時間[h]
保温保温
時間[h]
寸法[mm]価格[円]備考
ABLOCACIER ステンレス保冷ボトル65033014×縦:295, 横:75, 厚:758800
ATLASキズ付きにくい サイクルボトル5502606×縦:225, 横:73, 厚:862480
B.freeステンレスサイクルミニボトル3702801810縦:196, 横:72.5, 厚:72.52640
B.freeステンレスサーモボトル5002801810縦:265, 横:75, 厚:753575シリコンラバー付き
BOTTLE BOTTLEステンレスサイクルボトル700500不明不明縦:300, 横:75, 厚:752880キャリーハンドル付き
CAMELBAKポディウム チタン 530ml5302407×縦:224, 横:75, 厚:7522000
CAMELBAKポディウム ステンレス 530ml53030014×縦:224, 横:75, 厚:756600
CAMELBAKポディウム ステンレス 650ml65035418×縦:272, 横:75, 厚:757150
ELITEDEBOYO RACE5502622412縦:230, 横:74, 厚:745600
KiLEYDoric50032566縦:225, 横:72, 厚:725940
MYFOREST真空断熱サイクリングウォーターボトル700400不明不明縦:276, 横:73, 厚:733799
THERMOS真空断熱スポーツボトル FJP-600/6016002806×縦:230, 横:75, 厚:803960
THERMOS真空断熱ケータイマグ FJF-58058028066縦:230, 横:75, 厚:804950
THERMOS真空断熱ストローボトル FFQ-6006002806×縦:230, 横:75, 厚:753960
TNIステンレスボトル 魔法瓶タイプ450不明248縦:?, 横:?, 厚:?1650専用ボトルケージ・収納袋付き
Travel Kuppe自転車専用ステンレス保冷保温ボトル600340128縦:245, 横:74, 厚:744180
TRISPORTSステンレス製 真空保冷ボトル 500ml500240不明不明縦:200, 横:74, 厚:741650
TRISPORTSステンレス製 真空保冷ボトル 700ml700不明不明不明縦:250, 横:74, 厚:741760

野口商会扱いの「TAKEYA」のボトルの一部は自転車用にも使用可能なことは把握していますが、公式に対応を謳われていないので今回は掲載していません。

気になる製品

個人的に気になる真空断熱ボトルをピックアップしました。

ABLOC「ACIER ステンレス保冷ボトル」

ゼータトレーディングの扱うアメリカのサイクルボトルブランド「Abloc」が販売している保冷ボトル「ACIER」。周囲の自転車仲間で妙に評価が高い製品であり、ちょっと気になっています。

ゼータトレーディングサイトより引用

評価が高い理由は、流量の多い飲み口と、その飲み口が洗いやすいこと。簡単に分解できて洗いやすいフタの構造になっています。保冷専用ながら14時間と持続時間も長めに設定。

難点は、入手性があまり良くないのと、ステンレス系のボトルではかなり高価なこと(8800円)。気になりますが、まだ手を出せていません。

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ATLAS「キズ付きにくいサイクルボトル」

ステンレス製卓上品(ピッチャーやタンブラーなど)を販売しているATLASのサイクルボトル。

THERMOSと同じく、傷が目立ちにくいハンマートーン塗装を採用しています。スポーツ飲料にも対応。

ちょっと他社よりも直径が細い(73mm)のが気になりますが、価格が2480円とかなり安いので気になりました。厚みが86mmとなっているのは、恐らくフタのロック部分の厚みが入っているのでしょう。

CAMELBAK「ポディウム チタン」

2024年にリリースされ、22000円という価格で話題となったCAMELBAKの最高級サイクルボトル「ポディウムチタン」。

価格もさることながら、重量も真空断熱ボトルではもっとも軽い240gを実現しています。真空断熱ボトルは300-400g前後が相場なので、かなり軽く仕上がっています。そして自転車乗りが妙に惹かれる「チタン」という素材。気になることは確かなのですが……

実は保冷性能はステンレスより低く、保冷時間は半分になっています。ロマンと軽さを追う方向けの製品です。

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CAMELBAK「ポディウム ステンレス」

一つ前のポディウムチタンと一緒に発売されたステンレス製ボトル。多くの人にとってはこちらが本命でしょう。現在の私のメインもこれです。

530mlと650mlの2サイズあり、いずれも保冷専用。多くの真空断熱ボトルは「水筒メーカーが作ったサイクルボトル」ですが、こちらは「サイクルボトルメーカーが作った水筒」。ボトルケージとの相性が良く、カタカタ音も他社品より少なめです。

保冷性能も申し分なく、真夏の昼間をフルに走っても中の氷は残っていました。飲み口の流量も申し分ありません。

様子見で530mlだけ買ってみましたが、650ml版も買ってみようかと現在悩み中。

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THERMOS「真空断熱スポーツボトル FJP600」

水筒メーカーとしていち早く自転車業界に乗り込んだサーモス。自転車用には3モデルを販売していますが、一番最後(2022年)に発売されたのが「FJP600」です。

スペックや形状は前モデルの「FJF-580」に近いですが、容量が20ml増えて、飲み口が大きくなっていることが特徴。ただし、口が大きくなったことで火傷の可能性があるため、「保冷専用」となっています(FJF580は保冷/保温兼用)。

当初は2色での発売でしたが、別カラーが追加された「FJP-601」というバージョンも販売されています。

まとめ

国内販売されている真空断熱ボトルのまとめでした。

現在手に入るのは約20製品。主に水筒メーカーとサイクルボトルメーカーが販売しており、前者は保冷力が強く、後者はボトルケージとのフィット感が良い印象があります。変形しないハードボトルはボトルケージとの相性の差が大きいので、フィット感は大事。しかし、保冷力も大事ということで中々悩ましいですね。

私はポディウムステンレスをメインで使いつつ、機会があればAblocも試してみたいと思っています。

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著者情報

年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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