FUKAYA CYCLE FAIR 2026 参加レポート

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名古屋で開催された「FUKAYA CYCLE FAIR 2026」に参加してきました。日本最大級の自転車問屋であるフカヤ(旧・深谷産業)の開催する展示会です。

目次

FUKAYA CYCLE FAIR 2026

まずはイベントの説明から。

イベントについて

「FUKAYA CYCLE FAIR」は、日本最大級の自転車問屋であるフカヤが取り扱うブランドの展示会です。

その歴史は古く、2016年で50回目。サイクルモードよりずっと古くから行われています。

このイベントの対象は「小売店」。つまり自転車屋です。自転車屋の人たちが来て、新製品を確認し、自分の店で取り扱うかどうかを決めるイベントです。一般ユーザーは入ることが出来ません。

このイベントは2日間を通して行われますが、今年は1日目がユーザー向けの日になっていました。事前に応募し、当選した100人が入場出来るというものです。この試みは今年で二回目。昨年のレポートは以下です。

今年も、告知からすぐに応募。当選しました。

開催場所

フカヤは名古屋の会社です。今回のイベントも名古屋での開催でした。

会場は、名古屋市中小企業振興会館でした。通称・吹上ホールと呼ばれている場所だそうです。

参加ブランド

以下のブランドがブースを出していました。

参加ブランド

■国内ブランド
RxL / iRC Tire / anpower鼓月 / 和泉チエン / 井村屋 / WINZONE / KABUTO / OGK技研 / OSTRICH /CARBONDRYJAPAN / CATEYE / グリコPOWERPRODUCTION / GODFASTCLEANER /サンメリットBIKEFITスタジオ / SHIMANO / Sugino / Soyo TYRE / TANAX / TAMBERニッコー /東京ベル / NITTO / Panaracer / Pearlizumi / ハヤ商事 / Vesrah / Hozan / HoshiSpoke /Honjo / MAKARES / Maruni / MKS / MINOURA / REC-MOUNTS

■国外ブランド
ACEPAC / Airsmith / AMBROSIO / ASTRAL / BRYTON / CRATONI / DEDA / ECLIPSE / FIXPLUS /GOODYEAR / MICHELIN / NAROO / OTSO / PARKTOOL / QUOC / RACEFACE / RITCHEY /ROCKER PARTS / Scarab Cycles / SCRATCH LABS / SCUVVERS / selleITALIA / SENA / SMITH /SUPACAZ / TANNUS / VELOTOZE / WHEELS MFG / WhiteIndustries / WOLFTOOTH / XON

全てフカヤの取扱いブランド。昨年は50ブランドでしたが、今年は64ブランド。昨年よりもだいぶ増えました。

会場まで

当日は有給休暇を取りました。

昨年は往路を高速バスにしましたが、今年は往復新幹線です。

お昼はキャノボルートである国道1号線からほど近い「ほっこり食堂」で牛すじの土手煮。飛騨牛の牛すじは最高でした。

RIDE OASIS ショールーム

さて、食べ終わった時点で14時近く。サイクルフェアの開場は15時。ちょっと会場から遠い場所で昼食を食べたので、このまま行くと到着は開場ギリギリ。しかし、私は少し会場入りが遅れてでも行っておきたい場所がありました。それは……

「ライドオアシス・ショールーム」です!

こちらは、会場の吹上ホールから約2km離れた場所にあるフカヤのショールーム。フカヤの取扱製品の多くがここで見られます。

実は現在、こちらの責任者を務められているのがGE-110の設計者である牧さんなのです。営業カレンダーを見ると火曜日は定休日のはずですが、この日は営業。恐らく、牧さんはサイクルフェアには行かず、こちらに詰めているであろうと読んで立ち寄りました。読み通り、店内には牧さんがいらっしゃいました。

店内の様子。GE-110や、CATEYE・SMITHと言ったブランドの製品が置かれています。力を入れているのはミノウラのローラー台らしく、全種類が試乗可能とのこと。現在は一時休止中ですが、ペダリングセミナーも開催しているそうです。

QUOCのシューズも全種類展示。結局1時間くらい滞在してしまいました。その分だけサイクルフェアの滞在時間は減りましたが、きっと牧さんがいたらそのブースで1時間は話し込んでいたはずなので後悔はありません。自分の愛車の設計者と話す時間なんて普通は作ろうと思っても作れませんからね。

ブース紹介

かなりの数のブランドが展示されていたので全てを取り上げることは出来ませんが、私が行った中で興味を惹かれたブランド・商品について紹介していきます。

Juin-Tech

入口近くに置かれていたカラフルなパーツたち。近づいてみると、台湾「Juin-Tech」のパーツでした。

「フカヤさん、Juin-Techを扱ってたっけ?」と思ったのですが。一体どんな繋がりで置かれいたのかは気になりましたが、説明の方がいなかったので分からずじまいでした。

OSTRICH

言わずとしれた日本のバッグメーカー「オーストリッチ」。今回も伊美社長が自らブースに立っておられ、説明を聞くことが出来ました。

まず目に付いたのはオーストリッチのナップザック。フロントバッグの裏地に使っている生地が大量にあったので、「それを使って何か作れないか?」ということで作ってみた新商品だそうです。普通のナップザックではありますが、反射テープが2本と、テールライトを付けられるループが特徴。

もうひとつ話題を集めていたのが「ぬい活用ポーチ」。底にはぬいぐるみ用の座布団が入っているという念の入れよう。持参した私物のトビネズミの人形を入れてみましたが、残念ながら耳が収まらず。もう少し縦長サイズも作ってください!

こちらはOS-500のマチ付きバージョン。最近はハンドルの方向を変えられないフレームが増えたので、それに合わせてハンドル側だけマチ付きにしたバージョンを作ったそうです。余裕を持ってバッグに入れられそうでいいですね。

AKEEYO

ドライブレコーダーの専業メーカー「AKEEYO」。今回はTANAXブース内で展開されていました。

昨年のサイクルモードで紹介されていた「730PRO」がようやく動くものになったということで展示されていました。このサイズで、4時間録画可能。ドライブレコーダーなので数分単位で動画は分割されるようですが、アクションカメラ的な使い方もできそうです。

本来の使い方はこんな感じで後ろ向きに付けるようですが、自転車だと前側に付けたいですね。大きな衝撃があった場合には、それを検知してファイルを隔離するような仕組みがあるそうです。

OGK KABUTO

日本のヘルメットメーカー、OGK KABUTO。発表されたばかりの新作ミドルグレード「FALUX」が注目を集めていました。

上位モデル「FLEX-AIR」の技術を踏襲。AIR FLOW PADや、BOAダイヤルの採用など、装備はFLEX-AIRにかなり近い仕様です。被り心地も中々のものでした。

発売は4月予定とのことです。

FLEX-AIR。私も使ってます。

井村屋

和菓子メーカー「井村屋」。フカヤの取り扱いだとは知りませんでした。そして、今年一番長居したブースがこちらでした。

井村屋はスポーツ向けに食べやすい容器の和菓子を多数販売しています。代表的な商品が「スポーツようかん」。グローブをした状態でも片手で食べられ、それなりにカロリーも取れるありがたい存在。PBPにも沢山持っていきました。

そんなスポーツようかんに新味登場。コーヒー味です。

面白いのが、コーヒー由来のカフェインが40mgも入っていること。この1本40gというのが絶妙でいいですね。成人男性の場合、1日のカフェイン許容量は400mgと言われています。200mgほどカフェインが入ったジェルは存在するんですが、一回でそれだけ取ってしまうと、あとはコーヒー1杯(150mg程度)でほぼリミットに達してしまうわけです。かといってジェルは小分けで飲むことは難しい。

ある程度「刻める」という意味で、この40mgっていうのは良いですね。また、カフェインは利尿作用がありますが、羊羹には「トイレが遠くなる」性質があります。相殺しあって良い具合に使えそうな気がします。試していないので何ともですが。

そして、このスポーツようかんコーヒー味、普通に美味しい。カフェインの苦みがコーヒー味だと全く気にならず、むしろ目が覚める感じが強い。これは次のブルベに投入してみようと思いました。

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もうひとつ、ブースにいたスタッフの方のおすすめが、「もっちりぷるん わらび餅」の新味。これの黒糖味はPBPにも持っていきました。

きなこ餅味です。味はきなこ餅ですが、粉感はなくて食べやすい。カロリーが40kcal程度しかないのでカロリー源としては心もとないですが、海外での気分転換には大変良さそうだと思いました。

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Reve

最近はマカレスが話題のReve。バット用も出たそうで参考展示されていました。

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気になったのはインソールの方。以前「メルトインソール」は購入こそしたものの、重量を測ってみたら重すぎて(左右で100g超)施工すらせずに時が過ぎてしまいました。

そんなReveから「軽量版」が出たそうで。製品名は「ワットインソール」。

25%の軽量化を達成し、成型もしやすい補助シートが付いたそうです。これならちょっと試してみたくはなりますが、一応現状はFLRのインソールで満足しているので様子見。

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PEARL IZUMI

日本のウェアブランド「パールイズミ」。去年もレーパンのパッドについて聞きましたが、今年もパッドについて色々と質問。

近年、パールイズミのパッドはリニューアルされましたが、いまいちクラスが良く分からなかったので質問。一応トップグレードは「3D-X」と「3D-F3」。

3D-Xは「3D NEO PLUS」の後継。レースや中距離モデルで、底づきしにくい素材を使用。3D-F3は追従性を重視した薄型で、短距離向けだそうです。

そしてセカンドグレードの「3D-R」。こちらは割とオールマイティタイプ。過去にこれを乾燥機に入れたら内部のパッドが裏返ってしまった話をしたら「基本的に全てのパッドは乾燥機はご遠慮ください」とのことでした。普通に干すことにします。

次の冬に発売予定らしい「ウインドブレークウインターグローブ」。薄いのに5℃対応。なかなか良さそうでした。

こちらはパールご自慢の電熱グローブ。手首部分にバッテリーが内蔵されており、風の当たる指先が暖まる仕様。実際に付けてみましたが、確かにこれは冬に嬉しい。反面、手首の重さは気になりました。

White Industries

カラフルで異彩を放っていた、ホワイトインダストリーズ。スタッフの方はいなかったので、パーツを見るだけ。

やっぱり良い色してます。お値段も凄いけれど。

鼓月

京都の菓子メーカー「鼓月」。思いっきり井村屋と競合しそうですが、今回出展されていました。社長がトライアスロン趣味だそうで、スポーツ分野のお菓子も販売しています。

実はこちらも以前、試したことがありました。面白いのは「BCAA配合」という点です。これの他に「カフェイン入り」というものもあり、スポーツ特化で面白い。ちょっとカロリーは少なめなのですが。

そんなanpowerから新商品が出たそうで。

なんとバナナ味。お土産に1本頂きましたが、まだ試食していないのでどんな味なのかは未知数。ジェル状だそうで、それもまた未知数ですね。通常のanpowerは冬には固くなりがちだったので、ジェル状の羊羹はなかなか便利そうです。

SOYO

日本のタイヤメーカー「SOYO」。2日前のハンドメイドバイシクル展にも出展されていて、同じスタッフの方が詰めていました。「2日ぶりです」とご挨拶。

「縫い目のないチューブラー」であるシームレスタイヤを販売しているSOYO。どうやって作っているのかを聞いてみたら「糸をチューブに巻き付けて作る」とのことで。製法を知らなかったので驚きました。

話題の中心はラテックスチューブ。日本のオカモト製のラテックスを使い、仕上げられる究極にしなやかなラテックスチューブです。遮光パックに入れられ、専用の粉も付属。てっきり25Cまでしか存在しないと思っていたのですが、近年「28-32C」も発売したそうです。

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スタッフの方はTPUチューブにも興味がおありのようだったので、「是非SOYOでもTPUを!」と実に勝手なリクエストをしてきました。

ブチルチューブも、近年のタイヤサイズに合わせて薄さや幅をリニューアルしたそうです。

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日邦電機

電動ポンプを販売する日本のメーカー「日邦電機」。どこにあるのかと思ったら本社は中延なんですね。我が家から結構近い。

青い電動ポンプがあったので、「最近出たらしいミドルグレードの方かな?」と思ったら、ELXEED-BL01のマイナーチェンジ版だそうです。

模造品対策のためにケースの色を青に。ボタンが分かりにくいと言われたので、「△▽」から「+-」に。定期的に工場に故障例を報告して品質向上を要請しているとのことで、発売当初よりもかなり安定した性能になっているそうでした。そろそろ1個買ってみようかな?

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お隣にあったのが、ミドルグレードのELXEED-SIX。確かに筐体に厚みはあって少し重いですが、見た目の高級感はSIXのほうが上ですね。価格はSIXの方が安いんですが。音の印象としては、SIXのほうが低音でした。音量はBL01と変わらず。

GHISALLO

GHISALLOブース。牧さんはショールームにいるので当然不在。GHISALLOの話はショールームの方で聞けたので問題ありません。

展示されていた三船さんの実車の前に三船さん御本人がいたのでお話を聞きました。昨年のサイクルモードでもご挨拶させて頂いたので、顔は覚えてもらっていたようです。

話題の中心はこちらの「NW VOLT800 NEO」。真っ先にモードカスタムで点滅モードを外したそうで、やっぱりランドヌールが考えることは同じなのだなと思いました。「暗いモードから明るいモードにする時に点滅を通るので、ライトが消える瞬間があるのが嫌だった」とおっしゃってましたが、本当にその通り。

展示車からは外されていましたが、左のブラケットにはAMPP2200を付けているそうです。

NW VOLT800 NEOは6段階に明るさを設定できますが、三船さんは一番暗い「点灯1」のみにしているそうです。これでも120lmはあるはずなので真っ暗でなければ十分な光量なのですが。明るさが追加で欲しい時はAMPP2200の方を足すそうです。

Naroo Mask

韓国のマスク専業メーカー「Naroo Mask」。

一度普通の厚さのマスクを買ったことがあるんですが、正直私には「息苦しくてキツい」と感じられて使っていませんでした。

そんなNaroo Maskから、これまでで最薄の「A1s」というモデルが出たとのこと。花粉等のブロック率は従来品よりも下がるものの、息はかなりしやすいとのこと。どちらかというと「乾燥から喉を守る」という方が主眼のようです。

なかなか良さそうだったので帰りの新幹線で注文しました。

CATEYE

最後は日本のCATEYE。色々見て回ったら15分しか時間が残りませんでした。nano60人形が注目を集めていたと思います。

一番のトピックは、「NIDO」ベルのフレックスタイト対応。このベル、以前はママチャリかMTBの細いハンドルにしか取り付けられなかったのです。これでロードバイクにも取り付けが可能になりました。

新発売のNWライトについてもいくつか要望を進言しました。点灯/消灯の暗さのボーダーは3種類くらいから選びたいですね。

まとめ

フカヤの展示会レポートでした。

今回、展示会は4時間。私が滞在できたのは3時間あまり。やはり時間が足りませんでした。入場者がサイクルモードに比べると明らかに少ないので、皆さん熱心に説明してくださいますし、「おっ」と思う製品も多い。かなり充実した時間でした。

来年も開催されるなら是非参加したいと思います。

著者情報

年齢: 41歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。
# これまでに著者が乗ってきたスポーツ自転車の履歴はこちらの記事にまとめています。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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