PBP攻略のためのToDoリスト

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目次

非常に長い記事となりましたが、最後に重要な部分を強調して終わります。

まとめ

本当は「この3ポイントだけ守れば大丈夫!」みたいな記事にしようと思っていたんですが、気づけばポイント数が40を超えていました。それだけ注意すべき点が多いということですね。

これだけ書いても網羅できているかは分かりません。

気をつけるべき点を時期別に一言でまとめると以下のような感じになると思います。

  1. 大会前年まで
    ブルベをコンスタントに走って、経験を積む。トラブル対処の引き出しを増やす。
  2. 大会当年: 準備期(1~6月)
    SRを取得する中で、PBPで使うアイテムの吟味を進める。各種手配も進める。
  3. 大会当年: 直前期(7~8月)
    病気や怪我に注意しながら走力を維持する。プロの目で機材チェックをしてもらう。
  4. 大会当年: フランス入り後
    渡航疲れの回復と時差ボケの解消に努め、しっかり食べて良く寝る。スタート時に国内ブルベの8~9割の状態で立てるようにする。
  5. 大会当日(スタートまで)
    寝溜めをして、会場でウェルカムミールを食べる。
  6. 大会中
    全ての夜に1回ずつ長めの睡眠を取り、バランスの良い食事を心がける。集団には積極的に乗り、下りの勢いは利用する。負の磁場には注意。

PBPは言うなれば「科目数のめちゃくちゃ多いブルベ総合試験」と言った印象があります。海外ブルベの中では一番手厚い大会だとは思いますが、求められるスキルの数は膨大です。

そんな試験を突破するためには、出来る限り多くの経験を積んで自分の中の引き出しを増やしておくことが大事です。経験できない事柄は、情報を収集して知識で対処しましょう。

あと、忘れてはならないのは、「スタート地点に良い体調で立つ」努力です。どんなに走力とスキルがあっても、体調が悪いと本領を発揮することは出来ません。少なくとも直前期~フランス入り後は体調の維持に気を使って下さい。

まだ次のPBPまで、3年と8ヶ月あります。PBP参加を考えられている方に、少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。

著者情報

年齢: 39歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: BIANCHI OLTRE XR4(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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