買って良かった自転車プロダクト 2024

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本記事は、ロードバイク Advent Calendar 2024の25日目の記事となります。


2020年から始めた、「今年買って良かった自転車プロダクト」を紹介する記事、今年もやります。

今年も色々「買って良かったもの」はあるのですが、その中でも特に良かったものを厳選してご紹介します。

対象は「自費で購入したもの」のみで、レビュー依頼された提供品・レンタル品は対象外です。

目次

① CYCPLUS「AS2 PRO」

2024年3月に発売となった、CYCPLUSの携帯電動ポンプです。

2023年に発売されたCYCPLUS「CUBE(後にAS2に改名)」の兄弟機。液晶を備え、指定空気圧で自動停止するギミックが追加されています。

良かった点

やはり、空気圧を指定できて自動停止するという点が便利です。

空気圧を指定できる電動ポンプは従来から存在していましたが、大体重量が400g以上。サイズも大きかったのですが、本製品は実測119gでその機能を備えています。それでいて空気の充填も同サイズの他社品より早いので、実にバランスの取れた製品です。

ツール缶にも入るサイズであり、今年のブルベに持参していました。

飛行機輪行で抜いた空気を充填するのにも便利で、現在は手放せない製品となっています。

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② GHISALLO「GE-110」

2023年初めに発売となった、ブルベ向きのエンデュランスロードです。私にとって3台目のディスクロード。

発売当初から「コンセプトが良いな」とは思っていましたが、PBP前の時期に散在は出来ないので一旦静観。PBP終了後、何度かの試乗を経て購入を決めました。

良かった点

まずは立ち姿が気に入っています。

エンデュランスロードと言うと、一時期はやたらヘッドが長くて、スローピングも強いフレームばかりでした。GE-110は割と「普通のオールラウンドロード」と言った立ち姿なのが良いですね。前三角が大きいので、フレームバッグやボトルの大きいものが使えるのもありがたい点。

あとは、積載能力の高さ。ダウンチューブ下やトップチューブ上にアイレットが付属しており、バッグ類をスッキリ付けられるのがポイント。また、ボトルケージの穴周辺の積層を強化することによって、自転車を左右に振った時に荷物に「持っていかれる」感触が少ないのも特徴です。

世に「ブルベ向き」を謳う製品は割と多いのですが、「想像で”ブルベ向き”と言っている」製品も少なくありません。正直、そういう製品を見ると「舐められてるな」と感じます。

その点、GE-110は三船雅彦氏の厳しい監修を経て出来上がっています。現場の声が生かされており、真の意味での「ブルベ向き」製品です。こういった製品が商品化に至ることが実に素晴らしいですね。

今年のブルベは全てGE-110で走りました。

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③ THE BEAM「WHEEL FLASH 2.0」

フランスのブランド「THE BEAM」から発売されている、ホイールに貼る反射ステッカーです。

良かった点

リムを左右から挟むように貼るので、斜め後ろから照らされた際も目立つのが特徴。

昼間に見るとデカールのようでもあり、夜間は反射装置として実用的な活躍を見せてくれます。

リムハイトが40mm以上(リムブレーキなら更に+10mm)ないと貼り付けが厳しいですが、ディスクブレーキ用のホイールには非常におすすめできる製品です。

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④ Campagnolo「SHAMAL CARBON」

カンパニョーロのラインナップの中で唯一「エンデュランス向き」を謳うホイールです。

「エンデュランス向き」も「想像で言っている」製品が多いと感じますが、本製品は真にエンデュランス向きなホイールだと感じました。

良かった点

めちゃめちゃ「転がる」感じが強いです。ベアリングは普通のスチールベアリングなのに、どこまでも転がっていきそうな感触があります。恐らくはリムの真円度の高さと、リム重量が重めであることが効いているのでしょう。

乗り心地も非常に良く、チューブレス運用にしてみたら極上の乗り味でした。

年末に滑り込みで届きましたが、一気に気に入ってしまったホイールです。早くブルベで使ってみたい。

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まとめ

個人的に「今年買って良かった」製品の紹介でした。

去年はPBPイヤーだったので、PBPに投入した製品が中心でした。今年は打って変わって新機軸なものを導入してみました。ブルベ用フレームにエンデュランス向きホイールと、実に「ロングライド大好き!」みたいな構成となってしまいましたが、それは事実なので来年もこの路線を継続予定です。

今年の次点を上げるとすれば、COROS「DURA」でしょうか。正直細かい部分は色々と駄目なんですが、「充電なしで80時間動作する」という点は本当のようで。磨けば光るタイプだと思うので、バグや改善点の提案をサポートに実施中です。

さて、来年はどんな製品が出てくるでしょうか? ワクワクする新製品が出てきてくれることを願います。

著者情報

年齢: 40歳(執筆時)
身長: 176cm / 体重: 82kg
自転車歴: 2009年~
年間走行距離: 10000~15000km
ライドスタイル: ロングライド, ブルベ, ファストラン, 通勤
普段乗る自転車: GHISALLO GE-110(カーボン), QUARK ロードバイク(スチール)
私のベスト自転車: LAPIERRE XELIUS(カーボン)

# 乗り手の体格や用途によって同じパーツでも評価は変わると考えているため、参考情報として掲載しています。
# 掲載項目は、road.ccを参考にさせていただきました。

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この記事を書いた人

ロングライド系自転車乗り。昔はキャノンボール等のファストラン中心、最近は主にブルベを走っています。PBPには2015・2019・2023年の3回参加。R5000表彰・R10000表彰を受賞。

趣味は自転車屋巡り・東京大阪TTの歴史研究・携帯ポンプ収集。

【長距離ファストラン履歴】
・大阪→東京: 23時間02分 (548km)
・東京→大阪: 23時間18分 (551km)
・TOT: 67時間38分 (1075km)
・青森→東京: 36時間05分 (724km)

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